片隅でひっそりと

~共働き家庭の 仕事・家事・育児~

幼少期からの「掃除嫌い」を克服した

今日は、自分の恥ずかしい話を…。

 

子どもの頃から「掃除」が苦手でした。

自分の部屋はいつも散らかったまま。

ものすごーーく散らかって、これはまずいという状態になってから、ようやく重い腰を上げて掃除する…全然片付かないし、ものすごいストレス。

すごく大変な思いをして片付けたのに、ひと月もすれば元通り…。

成人して一人暮らしを始めると、さらに拍車がかかりました。

実家にいた頃は自分の部屋だけ管理していれば良かったけれど、一人暮らしになり、キッチン・お風呂・トイレといったスペースも加わり、料理した後の片付けも、洗濯も、掃除も、自分でやらない限り誰もやってくれないから…当たり前ですが。

仕事が最優先。その次は睡眠時間の確保。掃除なんてしなくても死なない…と考えていました。

部屋に帰りたくないと思うほどMAXまで散らかって、どうにかしないと!と追い詰められて着手するけれど、何日かけても終わりが見えない。

「汚部屋」化が進み、自分の力ではどうにも片付けられず、仲の良い友人に助けを求めたことも何度もありました。

 

友人が手伝ってくれると、驚くほどスピーディーに絶望的なほど散らかっていた部屋が片付いていく。私ひとりで何日も何日もかけてどうにもならなかったものが、友人を召還するとたったの半日でどうにかなってしまう。魔法のよう。

で、大抵、一緒に片付けていると「今やるべきは、そこじゃない!」と言われる。

言われて、友人の片付け方と自分の片付け方の違いに気づきました。

 

友人

→とりあえず部屋に散乱しているものを本・洋服、などグループに分けて分別してゆく。分別後に、それぞれを適宜しまう。

残ったもの(不要物)を、箒で集めて、まとめてゴミ袋に。

大雑把・ざっくりでいいから、全体を片付けようと動く。

 

→ペン1本、コップ1つ、と片付けやすそうなものを手に取り仕舞う。しかし往々にして、しまう場所の乱雑さや埃が気になり、引き出しの中の物を全部出して、拭き掃除して、綺麗に整頓して…と、1つ片付けるのにものすごく時間がかかる。

「これは捨ててもOK」と判断できる不用品やゴミを、1つ1つ手に取りゴミ袋に入れていく。

細部からチマチマ綺麗にしていく。100%綺麗にした場所をじわじわ広げようとする。

 

最初、友人の片付け方を目にした際には「そこに本のタワーを作る(散らばった本を集める)なら、その下を掃くからちょっと待って!」と、どうして掃き掃除していない箇所に物を置くのか理解できなかったのですが、今なら分ります。

友人は「片付け」をしていて、私は「清掃」をしていた。

 

「掃除」が全部嫌いかって自問自答してみると、決して「嫌い」一辺倒ではない。

鍋をピカピカにしたり、引き出しの中の物を綺麗に配置したりするのは大好き。

 

苦しい汚部屋ループから抜け出したくて、なぜ自分が「掃除」が苦手なのか、どうしたら克服できるのか、掃除系の記事などを色々読みました。

その中で、

「片付け」=使った物を元の位置に戻す

「整理」=不用品を捨てる

「整頓」=使い勝手・見栄えを考え、収納

「清掃」=ゴミ・汚れを排除。

それぞれは別物、という記事を見て、腑に落ちました。

 

今まで私は掃除が苦手・掃除が嫌いと思い込んでいたけれど、

「片付け」→嫌い・出来ない

「整理」→苦手

「整頓」→好き

「清掃」→好き

だったんだ…と!

すべてを「掃除」という言葉で括り、自分は嫌い・出来ない・苦手と思い込んでいたけれど、細分化してみると「嫌い」なものはほんの一部だけ。

むしろ、好きなことの方が多い。

 

 

私の母も、父に「掃除下手」と言われおり、実家の掃除の主な担い手は父でした。

父は大雑把だけど苦もなく片付けられるタイプ。

母は大掃除の最中に鍋磨きを始めてしまうような…私と同じタイプでした。

 

気付いてしまえば簡単なことでしたが、そこに至るまでに長い年月と大きなストレスにさらされ続けたなぁ~。もっと早く気づけていたら「私は掃除が嫌い・苦手」といった思い込みの暗示で、こんなに苦しまなくて済んだのに。

学校の家庭科の時間に教えて欲しかった~。

 

自分の好き嫌いを把握できてから、自分で対処の仕方を覚えました。

苦手な「整理」への対策

要不要のジャッジをするのはすごいストレス。なので、なるべく物を買わない。買う際はずっと使い続けたいと思う品を選ぶ。

苦手な「片付け」への対策

物をしまう場所は「動線」を意識して決める。それでも物を元の位置に戻せず散らかる場合は、物の量が多い・収納場所の整理が出来ておらず、しまう手間がかかって面倒に感じているので、該当箇所の「整理」と「整頓」をする。

 

自分の「整理」と「片付け」に対するキャパが小さいのが分かっているので、そのキャパを超えて散らからないように気を付けています。

今、多少苦手な部分もありつつ、総合的には「掃除」は好きになりました。

これも、私のヘルプ要請を受け一緒に片付けをしてくれた友人のおかげです。

ありがとう! Yちゃん!!

 

 

そして今現在。

今の家に引っ越してきて5年間、ずーっと私の部屋の片隅に置いてある段ボールが2箱。

1箱は、処分しようと思っているマンガ(でも読み返すと一度は捨てると決めたのに、捨てる気がうせてしまう)。1箱は、本棚からも押し入れ収納棚からもあぶれてしまった好きな小説。

さらに、年末の大掃除でリビングの押し入れに入れていた本の収納棚をぐり君のオモチャ収納として明け渡したため、そこにあった本が部屋の片隅で2つのタワーになって積まれている状態…。

私の中で、本は一番手放すのが難しい。どの本も捨てられない。

捨てる前にもう一度読んでから!と思うけれど、読む時間もなく、そのまま時が流れる…。

 

先日、Yちゃんに「お誕生日プレゼントのリクエストある?」と聞かれ、Yちゃん召還をリクエストしました。

やりたいこと・やらなくてはいけないことがたくさんあり、一人ではなかなか着手できないので、Yちゃんに雑談に付き合ってもらい(私がなまけないように監督してもらい)ながら、あの本の山をなんとかする…ぞ!!!