片隅でひっそりと

~共働き家庭の 仕事・家事・育児~

4歳児、「もう二度と会えない」という切なさを知る

旦那さんの両親は健在ですが、私の両親は今は母一人です。

ぐり君が1歳になってすぐに、私の父は突然亡くなりました。

 

1歳になったばかりのぐり君は、ようやくよちよち歩きが出来るようになった頃。

ぐり君の中には、祖父の記憶はないと思います。

 

それでも、空がきれいな日や、夜寝るときに

「おそらのおじいちゃんは、いまなにしてるかな~?」と聞いてきます。

その度に、

「今ごろ●●ちゃんと●●ちゃんと●●ちゃんと●●ちゃんと(猫×2匹・犬×2匹)お昼寝をしていると思うよ」

「もうお布団でぬくぬくしていると思うよ」などと伝えてきました。

 

一昨日の夜も、お決まりの

「おそらのおじいちゃんは、いまなにしてるかな~?」と聞かれました。

「もう遅いから、寝てると思う。ぐり君も早く寝ないと」と答えました。

すると、

「おじいちゃんの、とまと、たべたかった…。おじいちゃんにあいたい…」と、何やら雲行きが怪しくなりました。

「おばあちゃんが代わりにトマトを作ってくれるよ。今度おばあちゃんのうちに行ったら、なむなむしておじいちゃんの写真に挨拶しようね」そう慰めると

突然、わんわんと泣き出し、

「もういっかい、おじいちゃんにあいたいよぅ~。おじいちゃんのつくったとまと、たべたいよ~っ」と訴えてきました。

何度訴えられても、こればかりは「分かった」といって叶えてはあげられない。

「…お母さんも、会いたい…」

2人でめそめそ泣きました。

 

会いたくてもどうしても会えない、そういう別れがあることをぐり君が理解した夜でした。