片隅でひっそりと

~共働き家庭の 仕事・家事・育児~

愛猫、空へ旅立つ

実家の猫が癌になり、余命宣告を受けていたのだけれど、今朝早くに亡くなってしまった。

 

2018年の夏に父が亡くなり、2019年の秋に愛犬が亡くなり、そうして2021年の春に愛猫が亡くなりました。

母ひとりの暮らしとはいえ、母の傍に犬猫がいるのは心強く感じていたのに。

 

 

妹から来週までは持たないかもと連絡をもらっていたので、ちょうど昨夜に母と話したばかりだった。

「帰ってソラに会いたいけれど、でも弱っているところに負担になるといけないし…コロナの感染者数がまた増えているから、どうしようか悩んでいる…」と。

初代愛犬、初代愛猫、二代目愛犬と、今まですべてのペットの最後には、平日の夜であろうと仕事帰りに駆け付け、旅立ちを見送ってきていたけれど。

母と話した結果、帰省はあきらめた。

 

夜電話を終え、傍で「そらちゃんとあそびたいなぁ」とはいしゃいでいたぐり君に

「ソラちゃんはね。もうご飯も食べられなくてお水も飲めなくなっちゃったの。もうすぐ、お空にいっちゃうんだ」

と、死ぬという言葉は分からないだろうと、遠回しに伝えたところ

「やだー! そらちゃんに、あいたいのぉ。」と泣き出してしまった。

 

父が亡くなったときも、二代目愛犬が亡くなったときも、ぐり君はまだ理解できていなかったけれど。

あれから1年半ほどたち「二度と会えない」ということを理解できるようになっていたのか。

 

布団にうずくまり泣くぐり君を抱き寄せて話をし、LINEの伝言メモでぐり君が「そらちゃん、がんばって」と涙声で声援を送った。

「元気になってね」はもう無理だと思ったので「頑張って」という言葉を選択したのだけれど。

翌朝に、もう旅立ってしまった…。

 

 

早朝、母から電話があり、ごはん中だったぐり君は、電話しながら涙を流す私を不思議そうに見て、それから笑顔で私の膝の上ではいしゃいでいた。

昨夜の嘆く様子から、今猫が亡くなったことを伝えたら保育園に行けなくなるかも…と、母との電話の内容は伝えなかったけれど。

今夜、布団の中で伝えようと思う。

 

 

「見送るのは四匹目だけれど、いつも悲しい」と涙声で話す母に、

「悲しいのは、それだけ愛情をもって接していたからだよ。みんな幸せだったと思うよ」と声をかけた。

 

 

 

亡くなった父と、愛犬2匹と、愛猫2匹。

みんなで仲良く穏やかに過ごしている、そんな世界がどこかにあったらいいのに。

でも…愛犬2匹は、父の取り合いを繰り広げるだろうなぁ。