ぐり君は、歯医者に3か月ごとの定期健診で通っています。
通っている歯医者では、2回ワンセットです。
■1回目
歯科衛生士さんが歯の状態チェック。
親への歯磨き指導。
歯のクリーニング。
■2回目
歯科衛生士さんが歯の状態チェック。
歯のクリーニング。
歯医者さんが歯の状態チェック。
フッ素塗布。
今月は、担当の歯科衛生士さんが不在で、別の歯科衛生士さんが対応してくれました。
歯科衛生士さん:「何歳?」
ぐり君:「…(指で3歳)」
私:「りーちゃん、3歳じゃなく、この間4歳になったよ」
歯科衛生士さん:「新幹線の靴と靴下、カッコいいね! 電車好き?」
ぐり君:「…しゅき(はにかみ)」
話しかけてくれて少し打ち解けたところで、歯のチェックとクリーニングがはじまりました。
歯科衛生士さん:「上手に口開けてるね~。もう4歳になったら、次からは一人で(診察室に)来ようね」
私:「え、一人で、ですか!?」
歯科衛生士さん:「4歳ならもう大丈夫ですよ」
私:「りーちゃん、一人で大丈夫?」
(口をあけたままお母さんの方にすがるような目を向けるぐり君)
歯科衛生士さん:「大丈夫だよね。お母さんの方が心配そうですね~」
はい。…とっても心配!
歯医者さんは大好きで来るのを楽しみにしているけれど、本当に大丈夫!?
その後、歯科衛生士さんとぐり君とのやり取りの際、ぐり君が答えられなくても代わりに私が答えてしまわないよう、口を挟まぬよう、気をつけました。
私ははじめて「子離れ」を意識しました。
子離れ、4歳から始めないとだなんて…!
早すぎるよ~(涙)
歯科衛生士さん:「歯磨きのあと、お茶かなにか飲んでいますか?」
私:「あ、はい。寝る前に麦茶を飲んでいます」
歯科衛生士さん:「少し着色が見られるので、歯磨きした後はお水だけにしてくださいね。くるくるするよ~。お、白くなってきたね~。…歯磨きは、奥歯まできれいに磨けていますよ」
…なんと!
ここふた月ほど、お布団に入った後に
「おちゃください」とぐり君に言われるようになり、毎日麦茶をあげていました。
紅茶やコーヒーは着色原因と認識していましたが、麦茶もダメだったなんて!
歯のクリーニングが終わると、
歯科衛生士さん:「歯磨きはいつしていますか? 保育園に通っていますか?」
私:「はい。朝、保育園に行く前と、夜寝る前の2回しています」
歯科衛生士さん:「仕上げ磨きは?」
私:「本人が仕上げ磨きしないと満足しないので、毎回しています」
歯科衛生士さん:「では、もう朝の仕上げ磨きはしなくてもいいです。その代わり、大人がお子さんと向かい合って、一緒に歯磨きをしてください。歯磨きの仕方を子どもに教えながら磨いてください。大変だとは思いますが…」
…な、なんと!
なんというハードルの高さ!!!
普段の歯磨き、ぐり君は磨くというより、ほぼ歯ブラシを口に咥え、噛み噛みしてるだけなのに!
3歳になって歯医者に通い始めたのをきっかけに歯磨きを嫌がらなくなったぐり君。
その後、「しあげみがき、してくーだーしゃい!」と仕上げ磨きが日課として定着し、安心しきっていた母。
4歳になり、新たなステージに突入です。
「歯医者の診察室に一人で入る」
「朝は仕上げ磨きをしない。一人で磨く訓練を開始する」
2つの試練が与えられました。