片隅でひっそりと

~共働き家庭の 仕事・家事・育児~

4歳8か月。子どもの歯医者選びと、家での歯磨きトレーニング(染め出し液を導入)

うちは、旦那さん、私、ぐり君と、3人とも通っている歯医者が違います。

旦那さん、私は、それぞれ、結婚前から通っている歯医者さんです。

私の場合は、電車と徒歩で片道45分ほどかかるので、面倒ではあるのですが…個人開業医なので、ずーっと同じ先生に一貫してみてもらえている安心感があり、変えるつもりはありません。

 

私は忙しさを理由に定期診断はサボってばかりで、「治療済みの場所の調子が悪い・痛みがある」など、問題が生じてから慌てて診察してもらいますが…本当は、虫歯は自分が気付いていない初期の段階で見つけてもらい治療してしまう方が時間的にも金額的にもコスパ的にも健康面でもいい。

理想は、悪くなってから行くのではなく、悪くならないよう定期的に歯をクリーニングし、メンテナンスしてもらうことなので、ぐり君の通う歯科医は、通うのが億劫にならないよう近所で選びました。

近所に何件も歯医者がある中で、今通っている歯科医院は

・明るく開放的な雰囲気

・診療科目に「小児歯科」を掲げている

・WEBにフッ素塗布についての説明がある

・託児所つき(待っている間に保育士さんとおもちゃで遊べる)

・ガチャガチャのご褒美付き

という点が気に入りました。

選んだ歯科医院は規模が大きく、歯医者さんも歯科衛生士さんも受付スタッフも、とにかくたくさんいて、名前どころか顔すら覚えられないのが難点ですが…歯科衛生士さんも担当制になっているので、いつも同じ方が診てくれるのは安心できます。

 

以前にも書きましたが、

ぐり君、一人で歯のクリーニングと歯磨き指導を受ける。母、癒しの時間を得る。 - 片隅でひっそりと

担当の歯科衛生士さんから「もう4歳になったなら、一人で来ようね」と言われ、それからは診療室へぐり君一人で入るようになりました。

受付を済ませたら、呼ばれるまでは託児スペースで遊び、担当の歯科衛生士さんに呼ばれたら、私が家で使用している歯ブラシを手渡し、ぐり君は歯科衛生士さんと共に診療室へ入室。

終わったら、歯科衛生士さんとロビーまで来て、ぐり君がガチャガチャをやっている間に、磨き残し位置や磨き方のポイントなどをアドバイスもらいます。

(ぐり君への指導は、診療室でしてくれています)

 

4歳になってから、歯科衛生士さんのアドバイスに従い、朝の仕上げ磨きはやめました。時々、朝も「しあげみがき、してくだしゃい!」と強く乞われて仕上げ磨きをしてあげる日もありますが、歯科医に行く日だけは絶対に断ります。

歯科衛生士さんに、ぐり君のブラッシングがどれだけちゃんとできているかを確認してもらうためです。

 

先日、診療が終わったあとに「手を早く動かしすぎるので、ゆっくり動かすよう声掛けしてあげてください。上の奥歯の頬側と、下の奥歯の内側は、頬や舌が邪魔なので磨き残しがあります。仕上げ磨きはこの場所からしてください」とアドバイスされました。

確かに。仕上げ磨き中は最初はおとなしいのですが、だんだん退屈になるのかくねくねし始めたり、おもちゃを弄り始めたりして後半はブラッシングに集中できずに適当になってしまうこともあるので、磨き残しが多い箇所から着手する方がベスト。

 

ぐり君は、毎回「みがいたよ!」と報告してくれるのですが、傍目から見ていると口に入れ歯ブラシを咥えたまま遊んでいる(ウロウロしたり、おもちゃを弄ったり、本を見ていたり)ように見えます。

「本当にちゃんと磨いたの?」

「みがいたよ!」

「嘘、カシャカシャ音がしていなかった。咥えていただけでしょ」

「みがいたもんーー!(泣き)」

というやり取りが毎日繰り返されています。

歯磨き中に他に意識がいってしまうのは、洗面所で磨かずにリビングで磨いているせいでもあるのですが…洗面所で一緒に並んで磨くことが難しく(寒い&ぐり君は磨いている間ずっとひとところに立っていられない)、おまけに仕上げ磨きは寝転んでやるため、洗面所や廊下は冬は床が冷たくて…仕上げ磨きはリビングでやることになるので、今は私とぐり君はリビングのソファーに座って歯磨きするのが常態化しています。

(そして、ぐり君だけ歯ブラシ片手にソファーから離脱してしまう)

話が少し逸れましたが、常にお母さんの仕上げ磨き任せでは困るので、そこそこのところまでは自分で磨いて欲しいと思っています。

そういう気持ちがあった上での

「ちゃんと磨いていない」

「みがいた!」

の応酬になるのですが、

毎回頭ごなしに「磨いてないでしょ」と決めつけるのも良くないなーと思っていました。(たとえほぼ咥えているだけなのを見ていたとしても)

そこで、ぐり君のお口の匂いチェックで判断するようになりました。

ぐり君は「はー、ちぇっく、してくーだーしゃい!」と言ってきます。

ぐり君の前に身をかがめると、ぐり君は口をあけ、「は~っ」と私に息を吹きかけます。

大抵、自身があるときは大きく息を吐きだし、自分でもちゃんとできていないとわかっている時はほんの少しだけしか息を吐きだしません。

そこで「まだ、さきっき食べたご飯の匂いがするよ!もういちど磨いて」とか、「うん、まあまあ。あとは仕上げ磨きをしよう」と言って判断していました。

しかし、これも、「まだ、匂いがするよ」とダメ出しが続くと

「ちゃんと、みがいたのっ!」と怒るように。

まあ、1つの指針にはなるかもしれないけれど、匂い=磨き残しではないし…。

そこで、先週、

「丹平製薬 こどもハミガキ上手 いちご味」を購入してみました。

ぐり君だけブラッシングのダメ出しされるのは不公平だよな~と思ったのと、どんなものか確認せずに与えて「へんなあじする~…」といってだーーっと口から零されたりしたら大惨事になるので先にどんな味がするのか確認しておきたいという思いから、2人で歯磨き後にチャレンジしてみました。

 

結果は…やはり、歯科衛生さんに指摘された上の奥の歯の頬側は、ピンクに染まっていました。

仕上げ磨きする際も、「全部きれいに磨かないと!」と思わず、ピンクに染まった箇所を重点的に行えばいいので、とても気が楽。

ぐり君は、いちご味が気に入ったのと、口の中がピンクになるのが楽しかったらしく、「またやる?」「きょうもやる?」と、催促してきます。

洗面所に置いていたのですが、気になるらしく、何度も持ち出すので…取りあげて隠しました。万一蓋が外れて染め出し液が零れたら大変なことになるので…。

 

私の口の中は、「あ、日々のブラッシングでちゃんと汚れ落ちてるんだ」と一安心。

いつもフロスの際は、空を掴むような手ごたえのなさを感じているのですが、染め出し液の後におこなうと、糸がピンク色に染まり手ごたえが感じられて良かったです。

 

日曜の夜にやったので「どれぐらいの間、口の中が赤く染まったままなのだろう?」と心配でしたが、歯は、再度歯磨きをしっかりすれば色が落ち、ピンクにな染まった舌も翌朝には元通りになっていました。

 

染め出し液はぐり君も気に入ったようなので、週末ごとに定期チェックしてみようと思います。

 

でも、歯磨きの一番の課題は「磨き残し」よりも、「歯ブラシを噛む」「歯ブラシを口に入れたままウロウロする」の2点です!

こちらは、どう対策したら良いやら…。

はぁ~…。