ぐり君は、3歳になってもなかなか色の名前を覚えられませんでした。
赤、青は、まあまあの確率で答えられるのですが(時々、逆になる)、その他の黄色・オレンジ・緑・紫などは全然ダメ。
絵本を見て教えたり、散歩の途中で見かけたもので色名を尋ねたり…色々しましたが、「色の名を覚える」ことに、あまり興味がないようでした。
義実家から車で帰宅する際のこと。
移動中にぐり君が寝てくれず、ぐずり始めました。
困ったな~と、鞄の中をゴソゴソ探すと、マーブルチョコが!!!
5つずつ個包装されたものが、5つほど入っていました。
助かった!と、ぐり君に与えたのですが、食べるペースが早い早い!!
このままではあっという間になくなり、またぐずり始める!!!
そこで、遊びを混ぜ、食べるスピードを遅らせることにしました。
マーブルチョコ(もどき?)は、1つのパッケージに5粒入っていますが、同じ色もあります。
最初に「これは、緑。これは黄色。これは赤。これはオレンジ。これはピンク」と、色の名を教えます。
その後、1粒ずつ見せて「これは、何色でしょう?」と聞き、間違ったら「ブッブー! 残念!!!!」といい、また違うものを見せる。合っていたら「ピンポーン!正解です!」といって渡してあげる。
普段「これは黄色。これはオレンジ…ミカンの色ね。これは緑…カエルの色」と教えても、たいして興味がなさそうだったぐり君。
お菓子がかかってくると、真剣度が違いました。
黄色と黄緑。黄色とオレンジ。子どもには見分けが難しいと思うので、「そのうち覚えるだろう」と思っていたのですが、お菓子の引き延ばし作戦で、図らずも1日で覚えました。
先日、ひと箱に4袋入っていたお菓子を、3人で食べました。
あらかじめ1袋は戸棚にしまっておき、3人で1袋ずつ食べたのですが…。
旦那さんが「あ~美味しかった! お代り!!」と。
もー! 4袋しかないのを知っているのに!!!
ぐり君も、旦那さんの真似をして「おかわりぃー!」。
ほら、真似しちゃったじゃない。
二人に、「お代りはありません。4つしかなかったから」と返事をしました。
すると、旦那さんが
「ぐり君!聞いた!? 4つだって!」
「うん!」
旦那さんが指を4本たて、「ぱっぱが1つ。お父さんが1つ。ぐり君が1つ…あと何個?」
「みっつ!!!!!」
「ちがう…(笑) ぐり君、指を見て。いくつ?」
「ひとつ!!!!!」
「そうだね! じゃあ、まだ1つあるんだよ! ぱっぱに聞いてごらん」
ニコニコ顔で私に近づいてくるぐり君。
「どこにある~?」
私も左手の指を4本たてました。
「お母さんが1つ」左手の指を1本、右手で折ります。
「お父さんが1つ」左手の指を1本、右手で折ります。
「ぐり君が1つ」左手の指を1本、右手で折ります。
「さあ、残りは?」
するとぐり君、私の残された小指を掴んで
ニコニコの笑顔で「りーたん、たべたぁーい!」と言って、私の指を折りました(笑)
ちがう…そうじゃない…(笑)
算数のお勉強は、失敗に終わりました。
可愛かったから、いいか、とお菓子のお代りをあげました。