家の購入に関して愚痴を書いたあと
戸建ての購入…旦那さんの横やりで白けたのでやめて、人生設計（仮）を変更 - 片隅でひっそりと
その週末の土曜日の朝に旦那さんが、
「気になった物件、見に行こうか？」と声をかけてきました。
「え？ 興味なかったんじゃないの？ 反応薄かったじゃない」と、私がやや機嫌悪く返事をすると
「見に行かなかったら、後で後悔しそうな気がする」というので、こんなに急に連絡しても内見できないんじゃない？と思いながら不動産屋さんに電話しました。
すると、「売主さんが居住中なのですが、明日1件内見の予定が入っているので、その後なら大丈夫かもしれません」との返事。
不動産屋さんが手配してくれ、日曜に物件を見に行きました。
中古住宅でしたが、間取りは理想的…！というか、私たち夫婦の理想の上を行ってました。
私だけでなく、旦那さんも家はすごーーーく気に入って、急に乗り気に。
しかし、築年数が古い、立地が少し難あり…の状態。
でも、その難を飲んでもいいんじゃないかと思えるほど、本当に素敵な家でした。
不動産屋さんに、気になる点・リフォームしたい点を伝え、リフォームの概算見積もりをお願いしました。
その見積もりが出てくるのを待ちつつ、不動産購入代＋諸経費リフォーム代の予想金額をだし、自己資金をいくら用意し、いくらローンを組むかのシミュレーション。
内見をした1週間後には、旦那さんと有休をとり、金融機関に住宅ローンの相談＆仮審査のお願いに行きました。
購入が現実的になってきたその日から、夫婦二人で色々思い悩みました。
家はとても理想的で素敵なのだけれど、
1. 駅から徒歩15分が思った以上にきつかったこと
2. 今の住まいに比べ空の抜け感がないこと
3. 目の前の道路の交通量がそこそこあり、ぐり君が門を飛び出して事故にあわないか心配なこと
…旦那さんは1と2が主に気になり、私は2と3が主に気になり…という感じで「買うぞ！」と決心が出来ず。
二人でグダグダ悩み、他に顔を出していた地元の不動産屋さんにも意見を求めてみたり…。
「あの土地で本当にいいの？」「でも家の間取りは理想的だった！」と、二人とも気持ちが行ったり来たりしました。
ローンの仮審査が通り、不動産屋さんからリフォーム費用の見積もりも届き、あとは自分たちの決断だけ！という状況になり、なんとなく追い込まれた気分になりました…。
グダグダ悩みながら、
路線価を調べ、近隣の実勢価格を調べてみました。
売り出しの値段と比べ…うーん、ちょっと強気の値段設定だな…。
実勢価格の予測金額を算出して比べてみても、やや高い。
不動産屋さんに少し相談してみましたが、1割減を目指して交渉するのがせいぜいだろうという話。
割安と思えれば踏ん切りがついたのかもしれないけれど、「絶対に欲しい」というほど強い気持ちが持てないのに、さらに割高と感じてしまったら、余計に尻込みしてしまいます。
他の物件も回りながら、旦那さんと気持ちのすり合わせを続けていきました。
あるとき、旦那さんが
「あの家はすごく理想的なのだけど…それに釣られて買おうとしている自分たちは、おまけにつられて食べたくもないお菓子を買う子どもと同じじゃない？」といいました。
…たしかに。
「家を買うときは、“その家の周りの環境を買う”ともいうもんね。家や間取りは建て替えやリフォームすることで自分たちで変えることは出来るけれど、土地の環境は変えようがない…」
「住めば都」とはいうけれど、選択肢はたくさんあるのに、あえて気持ち的に引っ掛かりがあるものを選択する必要はないんじゃないか。
今回は、「これが理想的な間取り」と思える家を実際に目で見ることが出来ただけで大きな収穫だったと前向きにとらえ、家の購入は見送りました。
土地を買って、あの理想の間取りを再現すればいい。
そう、思ったんですけど…。
近所の不動産屋さんと話をしていても、この近辺で40坪の土地はなかなか出ない。ましてや50坪となると…という返事。
この辺の新築相場4000万～5000万に収めるためにも、40～50坪ぐらいの売地が出ると、大手住宅会社が買って2棟建てにして売ってしまうらしいです。
確かに、売りに出されているのは30坪前後の新築。
大手が買う前に買えないものか…と言ってみましたが、素人がプロと同じ土俵で戦うのは厳しい、と。
まあ、そうですよね…。
50坪の土地がたまーに売りに出されていても、この近辺だと6000万ほど。
古屋付きなら可能性はあるけれど、面倒を避けるために更地渡しが条件になっているので…6000万で土地買ってしまったら、家を2～3000万で建てても、諸経費入れたら1憶近く！！！！
いや、それは無理。そこまで家の購入に資産をつぎ込めない。
旦那さんも私も、ごくごく普通のサラリーマンだから。
やっぱり、ぐり君が小・中学校の間は今の賃貸のままでいいかも。
田舎の土地を相続して、退職後に理想の家を建てるのがいいんじゃないかな。
小学校・中学校で、万一ぐり君が友人関係で問題が生じて不登校になったとしても、賃貸なら気楽に引っ越せるし！！
家はだらだら探すといつまでたっても購入できないとはいうけれど、焦る必要はないので、理想を追い求めてだらだら探します。
