3月は年度末で、私も旦那さんも仕事が佳境を迎え毎日バタバタしていましたが、そんな慌ただしく、毎日のタスクをこなすのが精一杯でやり過ごすような日々の中でも、子どもはゆっくりと確実に成長していました。
先々週、ある日唐突に、夜の歯磨きの時間に「がらがら、ぺっ」のうがいを披露してくれました!
「ぶくぶく、ぺっ」は歯医者に検診に通うようになってすぐにできるようになりましたが、上を向いてのうがいは難しく、水を口に入れて上を向くだけでした。
お母さんの真似をしてやりだがりましたが、うがいにはなっていないし、むせて口から水を吹き出してしまうこともあり、「まだ難しいから、やらなくていいよ」といってやらせていなかったのですが…。
練習なしで、完璧な「がらがら、ぺっ」を見せてくれました。
もしかして、保育園で練習していたのかな?
週末に歯医者さんの定期検診でフッ素を塗ってもらった際、担当の先生に披露して、たくさん褒めてもらい嬉しそうにしていました。
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それと同時期に、トイレに行った際に「おかあさんは、むこうにいってて。どあ、しめて」と言われるようになりました。
あぁ、トイレ姿を見せるのは恥ずかしいと思うようになったんだなぁ〜…と、感慨深いです。
しかし! 私が入っていると、ぐり君は時々突入してきます。
「お母さん、恥ずかしいからドア開けないで」とお願いすると、
「だって…さみしかったの…」と。
そんなにしょんぼりと悲しげな顔で言われると「じゃあ、仕方ないね」と…。母は可愛い子に弱いです。
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少し前にあった保育園の懇談会で、先生から「そろそろ名前呼びは卒業しましょう」というお話がありました。
ぐり君は、自分のことを「りーたん」「りーちゃん」といっていますが、保育園のお友だちの影響か「おれ」も時々出てきます。
(ヒーローごっこで「おれがやっつける!」とか「おれにまかせろ!」とか言ってます)
「オレ、じゃなく、ボクといって欲しいな〜」とお願いしていますが、板についていないので、難しいようです。
ある朝、「チェイスは俺だけど、マーシャルやロッキーは僕というでしょう? マーシャルやロッキーの真似をして欲しいの」とお願いしました。
数日後の夜。
布団に入る私のもとに絵本を持ってきたぐり君。
「もう今日は遅いよ。お母さんは眠たいよ」といって絵本を読むのを拒むと…。
「え~!! ワイにえほんよんでほしいのぉーっ!」と。
…ワイ…!!!!
その一人称は、チェイスでもマーシャルでもなく、ラブルだよ!
先生からは「お父さんもお母さんも、子どもに相対した際の一人称はパパやママではなく “私” にしてください」と言われました。
…しかし、これがなかなか難しい!!!
子どもが生まれたばかりの時は、自分のことを「お母さん」と称することに違和感があり、するっと言葉に出てこなかったのですが。
今では、気を付けようと思っていても「私」の言葉が出てこない。
旦那さんとの間では名前で呼び合っているので、一人称も「私」なのですが、話し相手がぐり君の時は、脳の中のスイッチが自動的に切り替わって「お母さん」になってしまう。
ぐり君が自分のことを「ぼく(おれ)」と言えるようになるのが早いか、母が「私」と言えるようになるのが早いか? 競争です!