片隅でひっそりと

~共働き家庭の 仕事・家事・育児~

叱っていたはずが、ヒートアップして怒りにすり替わってしまうときは

子どもを叱っても、どこ吹く風。

こちらを見もしないこともあります。

 

最初は「叱っている」状態でも、そんな態度をとられると「ちゃんと聞いているの!?」と次第に感情的になり、いつの間にか「怒り」に変わってしまいます。

 

自分の気持ちがヒートアップして子どもに感情的な言葉をぶつけても、それで子どもが言うことを聞いてくれることなんて、ほぼありません。

 

なのに、

「叱っているのに子どもが言うことを聞き入れないのは、こちらの気持ちが伝わっていないからでは」と思って、「伝える」ために徐々に声が大きくなり、言葉もキツクなり…その自分のイライラした声や言葉に、さらに自分自身の感情が煽られてしまう。怒っていることをアピールするために「ポーズ」で声を張り上げていたはずなのに、いつの間にか本当に怒ってしまっている。

 

 

ある時、子ども相手にギャアギャア言ってる最中に、ふと「なんで私はこんなに怒っているんだろう? こんなに強く怒るような事柄じゃなかったのに」と、我に返りました。

 

自分の怒る声に自分の感情が煽られていたと気付いてからは、大きな声を出したりキツイ言葉を投げて「怒っている」ことをアピールするのではなく、「怒っています」と直球の言葉で伝えるようにしました。

怒っている演技は、顔を顰めてトーンを下げゆっくり「りーちゃん、お母さんは怒っていますよ」と言います。

 向かい合って手を握り、目をあわせて「怒っています」と伝え、ごめんなさいの言葉はお母さんの顔を見て言うように促しています。

子どもは拗ねていると素直にごめんなさいが言えない時もありますが、「怒っている怖いお母さんと、優しいニコニコのお母さん、どっちがいいの?」「お母さんだって、本当は怒りたくありません。ニコニコのお母さんでいたいの」とここまで話せば、大抵は「ごめんんなさい」が言えます。

どーーしてもダメな場合は、必殺「今日はお母さんは一人で寝ます! りーちゃんはお父さんと寝てください!」を発動。

これで、ぐり君は泣きながら即落ちします。

この言葉は強力すぎるので、噛んだのを叱ったのに、ぐり君が言うことを聞かずに怒ってさらに重ねて噛んだ時ぐらいしか発動しませんが…。

 

 

最近は、ぐり君も言葉が達者になり反論が出来るようになってきたので「噛みつく」「叩く」「物を投げる」などの行動で反抗することはほぼなくなったので、強く叱ることは少なくなりました。代わりに、私の小言が多くなっている気がします。

特に朝は、ひっきりなしに指示・注意をし続けている状態。

言っている私が疲労困憊しているのだから、言われているぐり君も負担なのではないか?

自覚したので、そのうち改善策を講じたいです。