片隅でひっそりと

~共働き家庭の 仕事・家事・育児~

2歳児のスマホへの興味を断つために、寝かしつけ時のスマホ閲覧を止めた

2歳児の学習能力は恐ろしいですね。

ぐり君は、スマホの「スワイプ」「タップ」はとうに学習済み。

「けーたい」「きゅうきゅうしゃ」の2つの単語で見たいものを親に伝え、検索した途端に機体を奪い取り、自分で検索結果一覧に出てきた動画をスワイプしながら眺め、気になるものはタップして動画をスタートさせます。

1度見始めると止まりません。「もっかい」といいながらずーーーっと、見てる。

 

先日の入院時、採血や点滴で泣いて暴れ、馴れない病院での一泊で「こぁぃー」と泣いて寝ないぐり君をなだめるため、スマホYou Tubeの動画を見せて気をそらしました。その後、少しでもスマホの姿が見えると「けーたい、けーたい」と大騒ぎするようになってしまいました。

TV番組も、DVDもダメ。「けーたい」の方が遥かに魅力的なようです。

そりゃそうだよね。TVはぐり君の好きなクルマの番組がやっていることはほぼない。

DVDは何度も見ており新鮮さがない。

スマホは操作するのも楽しいし、You Tubeには実物のクルマ映像から、オモチャ解説動画までコンテンツはたくさんある。

 

「けーたい、けーたい」といい続け、泣き続ける姿を見て、夫婦で危機感を覚えました。

小さい子どもなので、語彙力も少なく、自分の要求を通すには泣いて訴えるしかないのでしょうが。泣き叫んで求めるその姿は、さながら携帯依存症のよう。

 

普段の生活で二人とも家の中でもスマホを持ち歩き、TVを見ながらスマホも見る生活でしたが、改めました。

家に帰ってレシピを検索したり、旦那さんと連絡を取り合ったりするので、完全にスマホに触らないということは出来ませんが、スマホを触るのはぐり君の興味が他にある際に、しかも背を向けて何をしてるか分からないようにして見るようにしました。

今までは寝かしつけの際に、子どもと一緒にゴロンと横になり、「ひとときの休憩」とスマホでニュース記事などをだら見していましたが、それも止めました。

寝かしつけの際、ぐり君は私の腕枕を必ず所望してきます。

なので、こっそり見るというわけにも行かず、寝かしつけの際はスマホを寝室に持ち込むのを止めました。…手元にあると、ついつい見たくなってしまうので。

旦那さんは寝室に持ち込んでいますが、ぐり君から見えないように背を向けて見たり、掛け布団の山を築いてその向こうでひっそりと見ていたりします。

 

…話がそれますが、こういう時、「ちっ!」と思います。

男性は「夫婦で一緒に寝かしつけ」をしているつもりなんでしょうが。

母親はなんとか子どもを寝かせようと本を読んだり歌を歌ったり、スキンシップしながらお話をしたりしているのに、父親は一人でのんびりスマホを見てる。

さらに、眠いけどねたくないとぐずる子に手を焼いている最中に、父親はあっという間に寝落ちしていびきをかいている。

挙句の果てに、子どもが寝たころにようやく母親はウトウトしはじめた一番眠たいときに「起きて。(子どもが)寝たよ。」と起こされ、眠すぎて起きれずうだうだしていると「俺はすっきり起きたのに」アピールをされる。

…「だって、そっちは子どもがぐずり泣くのにも気づかずに一人だけ1時間ばかりぐうぐう寝てたからじゃん!そりゃすっきり起きられるよ!」と、怒りが沸いてきます。

閑話休題

 

親がスマホを見ている姿を見せなくなったからか、ぐり君の「けーたい」コールも少し落ち着きました。

スマホを見て「けーたい」と言われても、何のこと?ととぼけて隠してしまえば、その時は少し泣いたりぐずったりしますが、すぐに他に気を削ぐことが出来るようになりました。

以前は、朝起きるなり、枕元に置いてあぅたスマホから充電コードをひっぺがし、寝ぼけまなこの私に向かって「けーたい、ぶっぶー」と差し出してきたほどでしたが、それもなくなりました。

 

先週木曜の夜に旦那さんがスマホを弄っているのを見つかってしまった際、ぐり君にせがまれて「1本だけね」と約束してYou Tubeを見せていました。

私が気付いたときにはもう遅く。

「なんで見せているの?」「見つかっちゃったから、1本だけと約束して」と。

…まあ、約束どおり1本で満足するはずがありません。

その後、「まだー」「もっかい」「けーたい、けーたい」とぐり君は大号泣。

お母さん抱っこでも泣き止まないほどの事態に、私から冷たい視線をくらった旦那さん。

気分転換は簡単には出来そうもなかったので、3人で夜の散歩にくりだし、コンビニで30円のたべっ子どうぶつを買って帰ってきました。

 

「親がスマホを使っている姿を見せないこと」の他には、使用しながらの対策として「電話をする時はスピーカーホンにする」「写真を撮っている際に奪われそうになったら、子どもの写真を撮って見せてあげる」も効果的です。

電話をする際に耳元にスマホを当てて話をしていると、子どもも真似してみたくて耳からスマホを引っ剥がそうとしてきます。なので、親族との電話はスピーカーホンにしてやりを聞かせてあげ、最後に少しだけ電話越しにやり取りする時間をあげます。話せるのは「ばーば」「じーじ」「りーちゃん」「はぁい」「ばいばい」ぐらいですが。この「ばいばい」で満足してくれます。

 

 スマホの使用を控えるようになり、たった1つだけ困ったことがあります。

それは「寝落ち率の上昇」です。

先週から、ほぼ100%の確率で寝落ちしています。

そのため、もう10月も半ばだというのに、まだ9月の家計簿の締めが出来ていません…。

今夜こそは…。