片隅でひっそりと

~共働き家庭の 仕事・家事・育児~

病院での発達検査のレポート(新版K式発達検査)

先月1歳半検診で発達状態の検査をしたばかりですが、今度は病院で発達検査を行ってきました。

といっても、先月の結果に問題があっての再検査ではなく、予定日より早く生まれてしまった子に対して病院が行なっている退院後のフォローアップの一環です。

 

役所の検診は主に事前アンケートを見ての判断でしたが、病院では「新版K式発達検査」でした。

子どもの目の前にオモチャを置き、その様子を観察しながら進められました。

先生から、始める前に「発達段階がどの辺りかを見る検査なので、今の時点で全部できてないといけないと言うわけではありません」と説明がありましたが、そうはいっても、出来ていれば安心、出来ていないと保育園任せで家庭でのフォローが足りていなかったか…と、気にはなってしまいます。

 

1、積み木

最初に出てきたのは、小さな正方形の積み木。

…初っ端から「やばい」と思いました。うち、積み木がないので、ぐり君は積み木遊びをしたことがありません…。

しかし、先生が積み木を積み上げたのを見て、ぐり君も小さな手に積み木を握りしめ、積み上げてはバランスが崩れて倒壊し、また積み上げ…と、何度も遊んでいました。

ほっと一息。

 

2、型はめ

次は、丸、三角、四角の型はめ。三角は方向を合わせないとはまらないことに気づいておらず、ちょっと機嫌が傾きつつも、なんとか成功。

ひっくり返してボードの天地を逆さにしても成功。

 

3、立体的な型はめ

3つ異なる形状の型はめで、1つ目は簡単な棒状で成功。2つ目は縦長の四角で握った木のピースの向きを揃えられず、グイグイ押し付けても入りません。がんばれ〜と応援していると、先生がピースを取り上げ、再度見本を見せてくれました。

しかし、この時、ぐり君の視線は、型はめの木のボックスの天板についてある金属の持ち手に釘付け!

あぁ!ぐり君の好きなものに意識が行ってしまった!

ぐり君は箱を持ちたがり、型はめは出来ず。

この検査は、途中で終了。

 

4、ミニカーで遊ぶ

大好きなミニカー。ご機嫌でタイヤをクルクル。上から握り、机の上を走らせてご満悦。欲しがって泣くんじゃないかとヒヤヒヤしましたが、最後はちゃんと先生に返せました。

 

5、示された絵を見つける

お人形、車、犬、魚、ハサミ、お茶碗の絵が描かれたものを見せ、「わんわんはどれかな?」と聞き、子どもが指先出来るかをチェックしていました。

「ぶっぶー」と「わんわん」は、すぐにクリア。しかし次の質問が「まんまはどれかな?」

あ…。

先生、うち、お茶碗でご飯食べてないんです…白ご飯はお皿だし…。

しかし、「まんま」への嗅覚は人一倍すぐれているぐり君。普段なら、食べたことないものでも、写真や映像を見て「まんま!」と、言い当てられます。

(今朝もハンバーガーの写真を見て、「ぱん!」と指差ししてました)

しかし、先生! このイラストのお茶碗には、肝心の白米が盛り付けられていません…! 描かれているのは茶碗の器のみです…!

ぐり君は、当然空っぽのお茶碗はまんまとは思わず、魚の絵を示しました。

先生は「まあ、それもまんまではあるけど」と、笑っていました。

ハサミは、普段危ないから子どもの視界に入れないようにしており、これも問われてもわからず。

 

6、カップでいないないばあ

赤と青のカップのうち、片方に置物をいれ、どちらに入っているか当てる遊び。

赤と青の2色のカップのときは、先生が毎回同じ色の方に入れるのもあって、全部正解していたぐり君。

しかし、青のカップ3つにしたとたん、正解率はがた落ちに…。どこに入っているかわからないためか、両手に1つずつカップを掴み、2ついっぺんにオープン!!

先生に「カップを開ける瞬間、左手を握って押さえてください」と先生に言われましたが、今度は、右手で端から順に1つずつオープン!

…ぐり君、ルールを理解していません(笑)

 

7、形状探し

形はめと同じようなものですが、こちらはボードにプリントしてあるだけなので、「ぱちり」とはまった感覚はなし。

なので、子どもが「これは同じ形」ときちんと認識できていないと、ボード上の同じ形のプリントの上にカードを置くことができません。

これは、ぐり君はまったく出来ず…。1歳半には難しい。

 

上記の遊びのあと、少し先生に言葉と運動面の質問をされて終了。

 

結果は、

「姿勢・運動」が、1歳5ヶ月相当。

「認知・適応」が、1歳7ヶ月相当。

「言語・社会」が、1歳8ヶ月相当。

でした。

 

早く生まれてしまった子は、3歳ぐらいまでは生まれた月と修正月齢と双方の軸で見ていくそうですが、ぐり君は生まれ月相当ということで今回は問題なし。

「また3歳になったらやりましょう」といわれて、この日はおしまいでした。

 

その後、身長と体重も量り、簡単な問診。

私がぐり君の身長が小さめなのを気にしているので、次は半年後にまた成長具合を見てくれることになりました。

 

病院のフォローアップは、シナジスの注射があったので生後から半年は毎月1回。その後も2~3ヶ月ごとに診ていただいて、すごく心強かったです。

今回で最後かと思っていましたが、あと2回。2歳と3歳でまた診てもらえます。

…33週で、予定よりひと月半も早く生まれてしまった時には本当に心配で心配で仕方なかったですが、それにより、ここまで手厚くフォローしてもらえて心強い。先生方には本当に感謝。

 

夕方、旦那さんのお迎えを兼ね、本屋さんへ。

ぐり君、「わんわん」と「にゃーにゃー」の区別は多少つくようになってきましたが、それ以外は何を見ても動物はすべて「わんわん」です。

先週末に3人で博物館に行った際も、ぐり君はごまアザラシの剥製を見て「わんわん」といってました。

ここ3日ほどの出来事で「家庭で、子どもを情報に触れさせていない・与えていない」というのを痛感したので、子供用の小さな図鑑を2冊買ってきました。

 

ぐり君、果物のページを見て「まんま!」。野菜のページを見て「まんま!」。料理のページを見て「まんま!」…得意そうに大きな声で言ってました。先は長いです(笑)