片隅でひっそりと

~共働き家庭の 仕事・家事・育児~

のぼりが多すぎのジェットコースター

f:id:donguri_1:20180710143622j:plain

このブログの副題は「共働き家庭の仕事・家事・育児」なのに、全然仕事の話は出ずに育児話題ばかりになってます…。

仕事に関することは、記事にするのは難しいですね。

もはや、仕事に関する記事の需要なんてない気もしますが、今回は仕事のことを。

 

 

ここ数年は、自分はメインクライアントの仕事だけで売上げ目標達成していたため、プレゼンが必要な案件の話が来ても他のメンバーに受けてもらっていました。

しかし、5月の復帰直後が山場で、その1ヵ月をすぎてしまったらメインクライアントの仕事が凪に。暇すぎたので久々に新規の提案案件を引き受けました。

1年ぶり?いや、3年ぶり?っていうぐらい、久しぶりに脳が活性化した(笑)
 
私、アイデアはブレイクタイムに降りてくるのです。急に、ガーッ、と降りてくる。
頭の中にゴチャゴチャに入っていた情報や考え方のピースが、急にパチリと嵌る。1本のストーリーまたは1つの核の元に整然と並びだす。あの瞬間が最高に気持ちいい!!
しかし、このブレイクタイムに降臨する神さま、お茶休憩よりトイレ休憩中に来ることが多い(笑)
毎回「来た。来たよ、来た。アイデアの神さま降臨した!」と、トイレから急ぎ足で机に戻ってきます(笑)
 
しかし、時短勤務だと、思考の深層に入って集中して考えるだけのまとまった時間が取れないです。自分の中に一旦すべての情報を取り込み、その上で熟考して、はじめて閃きが生まれるのに、その熟考の時間が細切れで…。電話やメールなどがある日中は意識が散漫になって進まず、そうこうするうちにあっという間にお迎えの時間。
今回は今までにない焦りを感じました…。「ヤバい、骨子が全然定まらない! やっぱり時短では出来る範囲に制限出ちゃうの?今までと同じことをやるのは無理があるの?」と、かなり弱気に。
 
案件メンバーでやるブレストって、各々の視点で多様な意見が出るからとても重要なんだけど、そこで方向性が定まることはほぼない。
ミーティングで出た意見を元に「今回の提案の核は何か」「どうアプローチするか」、それが一番のキモ。
みんなの意見・考えを取捨選択して提案のストーリーを作り、それを足場にしてコンテンツ企画やページ構成に落とし込んで行く…。
うちの会社は「全員がプランナー」というスタンスだけど…結局、ブレストに参加してあーだこーだと意見は言えるけど、この「取捨選択」「集約」「ストーリー化」まで出来るメンバーはほんの一握り。
なので、今回も提案メンバーとしては複数人参加していたけれど、骨子を決め、構成に落とし込み、提案書としてまとめるのは私一人で担当。
 
 
職種はディレクターだけど、提案案件ではプランナー。
今まで、私が社内イチの勝率で、大規模案件もたくさん獲ってました。
同僚に「どうしたら勝てる提案書が作れるの?」と聞かれたことがあるけれど、「どうしたらといわれても…自分が勝てる、と思える納得できる企画書が作れれば、8割・9割の確立で取れるよ」としか、いえなかった…。
 
「この案件はやばいな炎上するな」とか「ここはちゃんとクライアントの合意をとっておかないと後で揉めそう」とか、そういう危険察知の感覚って、もう口では説明できない。動物的な本能?
それらと同じように「勝てる企画書か、そうではないか」というのも分かる。
私的には「提案書の中に魂がこもっているか否か」なんだけど…他人からするとこの言い方も分けわかんないですよね。
 
今回、提案メンバーにちゃら絵のワイヤー見せながら考えたコンセプトを説明していたら、社長が「仕事とは関係ない話だけど…。うち(会社)の良さは、ロジックとかではなくて熱い魂だよね…それがうちの特色だよね…」と、感動していた(笑)
 
そりゃ、プレ案件で「うちの会社の良さ」である特色を作ってきたのは、私と、昨年退職したAさんだもの。
社長は最近のうちの提案に物足りなさを感じている様子(実際に勝率も悪い)。
「うち(会社)がする企画提案の特色」「うち(会社)の勝てる王道パターン」と社長は言うけど、それは勘違い。それらは会社に文化として定着したものではなく「私の」ものであり、属人的な特徴でしかない。
もう、過去に3回ぐらい似たようなことを社長に言われているのだけど、いつになったら「うち(会社)の特徴」ではなく「私個人の資質による特徴」がもたらしているものだと、社長は気付いてくれるのかなぁ…?
 
なんだか途中で自慢話になっちゃったけど。
とにかく、社長にもほめられ、仕事も獲得でき、途中でプレ案件の担当は時短勤務では無理なんじゃと弱気にもなったけどチャレンジしてみて良かった。プレの連勝記録も+1になったし。
 
…そうして、提案が通ったとほぼ同時に、メインクライアントさんから始動開始のメールが…(笑)
同僚から溢れた仕事も引き取っちゃったし…。
仕事が山盛りあった方が楽しいって、ちょっとマゾっぽくていやなんだけど。
忙しいぐらいがちょうどいい。
のぼりが多すぎのジェットコースターみたいな仕事と生活を楽しんでいます。