片隅でひっそりと

~共働き家庭の 仕事・家事・育児~

ハッピーバースデイを3回歌う

先日、義母の誕生日でした。

翌日は、旦那さんと、私の母の誕生日。

ぐり君に3回(3人分)歌ってもらいました。

 

ぱぴばーすでーとぅゆー、ぱぴばーすでーでぃあばぁーば。

ぱぴばーすでーとぅゆー、ばあば、おめでとうー。

 

したったらずな言葉で、笑顔で歌ってくれました。

 

 

翌日、旦那さんのバースデイケーキを作りました。

旦那さんはベイクドチーズケーキが一番好きなので、初めてベイクドチーズケーキづくりに挑戦。

…できてすぐ、我慢できずにみんなで半分食べました…。

が、ベイクドチーズケーキって、冷やして食べたほうが美味しいんですね。

 

もしかして、パンのように焼きたてが一番美味しいんじゃ!?

と思ったのですが。

…なんか、温かいプリンみたいな感じでした…。

 

翌日、冷やしておいた半分を食べた途端「あ、こっちのほうが美味しい! 昨日我慢すればよかった!」と後悔。

来年は、誕生日の前日に作っておこうと思います。

 

 

しつけの成果は、まず保育園生活にあらわれる

子どものやわらかな感受性に、母はオロオロ - 片隅でひっそりと

このエピソードを保育園の先生に連絡帳で伝えたところ

そこにあった菊がなくなる。温かい気持ちのりーちゃんには切なかったのでしょうね。日々本当に優しい人だなと感じます。たまたま当たってしまい「イタ」と私が言うと、目を見て「ごめんね」と謝ってくれます。お父さんお母さんの優しさの中にりーちゃんがいることよくわかります。また花を見つけられるといいですね。

と、お返事をいただきました。

 

 先生に、ぐり君が「優しい人」だと言ってもらえたのがすごく嬉しかったです。

そうして、「目を見て謝る」は時々、家でぐり君に伝えていたことでした。

家では促さないとなかなか出来ないけれど、家の外ではちゃんと出来ていたんですね。

 

 

 

「家の中」と「保育園」では、子どもの様子は随分違います。

2歳の子どもにも「外面」って、あるんです。

保育園では自らお片付け出来るのに、家では言われてもまったくお片付けできないとか。

保育園では食事中はきちんと座って食べているに、家ではウロウロあるき回るとか。

保育園ではフォークとスプーンを使って食べているのに、家では手づかみが多いとか。

保育園では自らトイレに行っておしっこ出来るのに、家ではおむつを履きたがり、促さないとトイレに行かないとか。

出来る・出来ない、ではなく、やる・やらない。

 

保育園という「外部」がなく、家の中のぐり君しか知らなければ「なんで出来ないの!?」とイライラしていたかもしれません。

でも、ぐり君が保育園では出来るのを、知っています。

保育園ではぐり君が頑張っているのを、知っています。

 

 

最近上記のうちの、お片づけは、時々家でも出来るようになってきました。

数ヶ月前。お片づけに関しては、私よりも旦那さんの方が余裕なくて…。

何度促してもまったく片づけをしないぐり君にイラつき、「お片づけしないと、掃除機さんに吸い込まれちゃうよ」と、トミカが散らかる場所に掃除機のヘッドを突入させ、トミカをガチャガチャ言わせていました。

ぐり君は、「だめー!」の大泣き。しかし、泣いて止めるだけで「じゃあ、早く片付けなさい」といっても、片付けは拒否。

そのうち、「もう全部捨てちゃうよ」といって、ゴミ袋を持ち出したので、見かねてストップをかけました。

「そういったって、ゴミ袋に入れても実際に捨てるわけじゃない。パフォーマンスはだめだよ。まだ二歳なんだから “1つでも片付けられれば十分” らしいよ。保育園ではちゃんと帰る際にお片づけできているし」といって、落ち着かせました。

 

それからしばらくすると、「お片づけしなさい」と言うと「いっしょに」と、一緒に片付けて欲しいと言うようになりました。しかし当初は「ぐり君、“一緒に“ といったのに、お母さんしか片付けてないじゃない」という状態でした。しかし、以前のように片付け自体を拒否することはなくなりました。

 

保育園に迎えに行くと、にこっと笑顔になり、ぴゅーんっ!と飛んできます。

先生や私に「ぐり君、お片づけしてないよ」といわれれば、「そうだった!」とまた飛んで戻り、先ほどまで自分で遊んでいたおもちゃを全部片づけてきます。

 

 

最近では、家でも「夜寝る前にはお片づけだよ」というと、そこそこお片づけ出来るようになりました。基本的には、言わないとしないですが…。

また、視野が狭いせいか、部屋のあちこちにまだおもちゃが点在していることに気づかないため、お片づけしているぐり君の手の届く場所まで「これもあったよ」「これも片付けて」と持っていってます。じゃないと「できたー!」とぐり君が満足げな顔をしても、まだ出ているおもちゃがあり、私が「お片付け出来たね! がんばったね!」と褒める気持ちになれないので(笑)

 

 

先日、保育園にお迎えに行くと、教室内で先生と二人きりでした。

どうやら、おままごとをしていた様子。

「ぐり君、お迎えに来たよ」と声をかけると、部屋の奥からぴゅーんと飛んできて「おかたづけするから、まっててね」といって、また先生のもとにぴゅーんと飛んで帰りました。

先生に褒められ、先生と二人で仲良くお片づけをしていました。

 

 

保育園で出来ていることが家でも出来るようになるのは、数ヶ月遅れです。

もう少ししたら、家でも自ら片付けが出来るようになると思います。

最近は「別のおもちゃで遊ぶなら、さっきまで遊んでいたおもちゃは片付けなさい」といっています。しかし、これは、難易度が高いかな、と思い、あまりにも目に余るほどおもちゃを散らかさない限りはいいません。

トミカのミニカーの駐車場を、ブロックで作る」というように、複数のおもちゃを組み合わせて遊びたいこともあると思うので。

 

 

食事のマナーについては、家ではまったくダメです。

ちゃぶ台で食事しているため、立ったりウロウロとしやすいのがいけないのかな…とも思うのですが…。

うろついたり、お父さんやお母さんの膝の上に座ってご飯を食べたり。

これも、数ヵ月後には家でも大人しく座って食べられるようになるといいな。

 

「 “ごめんなさい” は、目を見て言いなさい」

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一昨日、ぐり君が、私の雑貨の金魚さんの左目を押し潰しました。

片付けのため玄関にいた私のもとに「あ、それぱっぱのだよ。ダメだよ! ぱっぱに言いなさい」という旦那さんの声。

何事かと思っていると、私の金魚さんを手に、ぐり君が廊下に出てきました。

ああ、いたずらしたんだな、と察し、

「どうしたの?」と聞くと、無言で金魚を見せるぐり君。

「あ! めっめが、凹んでる!!!」

「ぐり君がやったの? ダメでしょう。これは、ぱっぱのだよ。ごめんなさいは?」というと、下を向いたまま

「ごめんなしゃい」

 

「ぐり君、“ごめんなさい“ は、相手の目を見て言うの」と、怒った顔のままダメ出し。

私の顔を見上げ…身長差から、すでに上目遣いで可愛らしい…

「ごめんね?」

うおーーーーっ!かわいい!

 

「いいよ。もうお母さんのものをいたずらしないでね」

「ん。…だっち~」

怒られたので、愛情確認のためか抱っこを要求してきました。

 

その後、しばらくして…今度は、リビングで…振り返って見ると、私の鳥かごを分解してました!

「ぐり君! もう、どこから出してきたの(しまってあったのは押入れ)!」

分解の仕方は旦那さんが教えてました…余計なことを!!!

下手したら壊れちゃうよ!

 

「さっき、お母さんのものは勝手に触らないでと言って、ごめんなさいをしたばかりでしょう!」

と怒るお母さんに向かって、ぐり君も大きな声で一生懸命に主張します。

「ちやうの!! ちやうの!! めんこめんこ、したかっただけなの!!」

 

…めんこ、めんこ。

旦那さんが口にする方言です。

頭をなでて、いいこいいこ、と可愛がることを示しているようです。

 

一生懸命に言い募るぐり君が可愛くて…私の気持ちも落ち着きました。

ぐり君の前にしゃがみ込み

「そうか。めんこめんこ、したかったの。でも、お母さんのだからね。勝手に弄っちゃダメなの。触りたいときはお母さんに言ってね」

といい、鳥かごを外して、中の鳥を撫でられるように差し出しました。

 

「めんこ、めんこ」といいながら、中にあった鳥の飾りをなでなですると、クぐり君は気が済んだようです。

 

 

 

ぐり君の「ちやうの! ちやうの!」の口癖は、少し気になります。

子どもなりの考え、理由があるのに、私が理由を先に聞かず「こら!」と先に叱ってしまうからかな…。

でも、「ちやうの! ちやうの!」って言っても、違わないときもあるし(笑)

牛乳を零して、さらに塗り拡げたきとかね。そういうときは、「違わない」と返しますが。

 

 

 

そういえば、最近気づいたことがあります。

2歳2ヶ月の頃、ぐり君が「ごめんなさい」を言わないことに、かなり悩んでいた時期がありました。

頑なに言おうとしなかったり、攻撃的になり噛み付いてきたり、もしくはヘラヘラ笑って全く聞いていない素振りだったり。

しかし、このうち「ヘラヘラ笑って全く聞いていない」については、あれは言葉が未熟な子どもなりの処世術だったのでは、と思い至りました。

 

少し前、もう随分言葉も達者になり、謝ることも出来るようになっていた頃。

その日、何を叱ったか忘れましたが…ぐり君の前にしゃがみ込み、顔を見ながら両手を握り、怖い顔をしてぐり君に言い聞かせていました。

しかし、ぐり君は、ヘラヘラ笑って私から顔を背け、視線を合わせようとしません。

あれ…?

これは、ヘラヘラ笑っている=堪えていない、ではなく、怒るお母さんを見たくないのかも? お母さんに笑って欲しいのかも? 自分が笑えばお母さんも笑う…そういう自己防衛から反射的に笑っているのかも?

そう思い、一旦叱るのをやめ、

「お母さんに怒って欲しくないでしょう? 笑って欲しいでしょう?」と問いかけると

「うん」と。

「じゃあ、ごめんなさいは? ごめんなさいをしたら、お母さんはもう怒らないよ」というと

私の首に腕を回して抱きついてきて

「ごめんなさい」と素直に謝ってくれました。

 

お母さんが怒っている、怖いお母さんより笑っているお母さんがいい、お母さんに笑って欲しい、でもどうしていいかわからない、その結果が「顔を背けて、おちゃらけてヘラヘラ笑う」の状態だったみたいです。

 

 

「 “ごめんなさい” は、目を見て言いなさい」

「 “ばいばい をするときは、後手でしないでちゃんと顔を見て」

相手にきちんと気持ちが伝わるよう、目を合わせること、顔を見ることを教えています。

しかし…自分はできているかと言うと…。

自分が口にしている「ごめんなさい」は、ぐり君ほどの重みがないかな…。

日常の中では、本気で誰かに謝らないといけないほどの致命的なミスは怒らないし、自分でリカバリーできないほどの事態もほぼない。

だから、つい軽い感じで「あ、ごめんね」といってるので、毎回相手の目を見て謝っているかと問われると、自信がない。

例えば、冷蔵庫を開けた時、傍にいたぐり君の頭に扉が当たってしまったときなど…すぐに「ごめんね」と言っていましたが、立ったままではどうしてもぐり君の頭にしか視線が行かない。ぐり君が私を見上げてくれない限り目は合わず、私はぐり君の頭を見ながら謝っている。

ぐり君に謝るときは謝罪の言葉を反射的に口にせず、しゃがんで子どもと視線を合わせてから「ごめんね」と言うようにしよう…と、この記事を書いているうちに、反省しました。

 

子どものやわらかな感受性に、母はオロオロ

「感受性豊か」という言葉がありますが、まだまだ無垢な3歳児の感受性は「豊かというより、やわらかだなぁ」と感じたことがありました。

 

 

毎日登園する際に通る道。川沿いの遊休地の草刈りが行われました。

朝、草刈りがちょうど始まった頃に通りかかり「草刈りしているよ。草のいい匂いがするね」とぐり君に話しかけながら通りました。

 

帰り道。すっかり草刈りも終わり、こざっぱりしたのを横目に

「草刈り、終わっているね。あ、お花もなくなっちゃたね。残念」と言いながら通り過ぎました。

 

川で釣りをしている人を見ながら橋を渡っていると…橋の真ん中で、突然ぐり君が大きな声で号泣しました。

 

「うわ~~ん!!! ★✗◯※・◎※✗△!!!」

「え? 何? どうしたの??」

 

戸惑いながらも、橋の途中でベビーカーを止めては通行の邪魔になるので、橋を渡りきってからぐり君の前に回り込み、顔を見ながら話しかけました。

 

「泣きながら話すと、何を言ってるかわからないよ。落ち着いて、泣かないで話してごらん?」

 

背中をなで、抱きしめ、落ち着かせようとしますが、泣き止むことができないようです。

 

「お◯▲✗※◎・■✗△※!◯✗なの!」

 

お、と最後の、なの しかわからない…。

「もう一回言って」と、何度尋ねても、聞き取れない…。

「お」と「なの」から推測して、質問をしてみる。

魚釣りを見て、自分もしたくなったのかな? この間夕方の川遊びはダメと言われたから、したいけれどダメだろうと思って悲しくなったのかな?

「お魚が、欲しかったの?」

「✗※◎・■※✗※△、ちやう”」

 

違うのか?

じゃあ、100メートルほど前に、ぐり君に「あいすたべよっか」と言われ「バナナが痛みそうだから、アイスじゃなくバナナを食べて」と返したから? アイスが食べたかったの?

「おやつ、バナナじゃなくアイスが食べたかったの?」

「※◯◎・■✗△※※、ちやう”」

 

ええー…じゃあ、何?

酒屋さんでお菓子を買いたかった? 違うルートを通って帰ったから?

(たまに、それが原因でわざわざ引き返す羽目になる)

「お菓子? 酒屋さんでお菓子を買いたかったの?」

「ちやう”の! ※✗●△※」

 

ううーーーん、全然わからない…。

お。お、頭に「お」が付く言葉…。

「もしかして、お花?」

「ん”、◯・※■◎、おはなが※✗●△※、。」

「お花が、なくなっちゃったのが悲しかったの?」

「ん”」

 

そうか~。遊休地には、ピンクのクローバーの花や、オレンジのキク科の花が咲いていて、時々、道から手を伸ばして花を摘んでいました。

いつも見ていた花が、草刈りで刈り取られてしまったのが悲しかったそうです。

 

ぐり君が泣き始めたのは、遊休地を過ぎて50メートル程の距離。その間、ベビーカーを押している私は気づきませんでしたが、その間に悲しさがこみ上げ我慢しきれなくなったのでしょう。

 

「今度、他のお花を探しに行こうか」

「あ”のおばなが、よがっだの」

涙声で濁点交じりの言葉。まだグズグズ泣いていますが、何の話かわかったので、ぐり君の言葉が聞き取れるようになりました。

 

「黄色い色のお花が好きだったの?」

「ん”」

「そうか、そうか~」

困ったな。あの花は、他で雑草として生えているのを見たことないな。

 

「ぐり君、聞いて。お花は咲くと、冬には枯れちゃうの。お花が咲いたら、種になるの。そのあとお花は枯れちゃうけれど、また春になると種から芽が出て、お花が咲くんだよ。また来年には咲くよ。そうしたら、またお花を摘もう」

「いまがいいのぉー!」

でた。最近のお気に入りのフレーズ「いまがいいの」。

 

「困ったな~」といいながら、ベビーカーを押しました。

「黄色いお花、他には咲いてないんだよ」

何やら、まだグズグズいってます。

「あ、でも、ベランダに紫のお花が咲いていたよ」

ちょうどホテイアオイの花が咲いたのを思い出し、教えました。

「紫のお花、きれいだったよ。帰って見る?」

と聞くと、

今までのぐずりは何だったんだ、と思うほど、ころっと機嫌が直りました。

 

 

ぐり君が、泣いてしまうほど好きだった花。

来年の初夏、またあの場所に花が咲いてくれるといいな。

ひとりランチは、欲望のままに(トースト編2)

前回の(トースト編) 

 

最近、期末で忙しく、旦那さんはほぼ出勤しています。

先週のリモートワークは1日だったかな? 今週は5日間すべて出勤です。

そんなこんなで、平日のお昼は、最近手抜きです。

手がかからず美味しくて、かつ、冷蔵庫の余り物を消費出来るもの…。

おのずと、ハイカロリーに……。

 

■自家製タルタルソースのせ

冷蔵庫の残りものシリーズ1。

バターを点々とのせてトースト(なので、パンが水玉模様)し、焼いたパンにお手製のタルタルソースを乗っけてみました。

市販のものとは違い、玉ねぎたっぷりの具だくさんソースだったので、ソースというより「玉ねぎと玉子のサラダ」という感じで、玉ねぎがシャクシャクしていてとても美味しかった。

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■キュウリとカニカマ、チーズ

冷蔵庫にあったものシリーズ2。

パンにマヨネーズを塗り、キュウリ(冷やし中華の残り)を並べ、マヨネーズをかけ、カニカマとチーズを乗せてトースト。

以前、マヨネーズなしで作ったら味が淡白でイマイチだったので、再チャレンジしました。

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■キャベツとチーズとトマト

冷蔵庫にあったものシリーズ3。

キャベツが野菜室でしなしなになり始めていたので、食卓には出せないな~と、昼食で消費。

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■ カレーパン

冷蔵庫にあったものシリーズ4。

3日目になった残りカレーをパンにのせ、粉チーズをふってトースト。

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クリームチーズとはちみつ

惡魔の食べもの。手軽に作れて、甘じょっぱくて美味しい。そしてカロリーもやばい。

お代わりしたくなる気持ちをいつも抑えます(実際にお代わりしたら、胸焼けすると思う…)

クリームチーズをのせ、トーストし、焼けたらはちみつをトロ~リと回しかける。それだけ。クリームチーズがトロンと柔らかくなり、お・い・し・い!

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鬼さんから「ぱっぱを、まもるの」

うちには、毎日のように「鬼さん」が来ます。

 

以前に「鬼さん」問題について旦那さんと話し合いをしました。

 

●子どもが怖がる様子が可愛いからと、鬼さんで脅かすのはダメ

●鬼さん(怖い存在)は、お父さんとお母さんの味方として使ってはダメ

●鬼さんは、一家の共通の「驚異」である存在

 

我が家では、21時を過ぎても起きている(寝る気配がない)と鬼さんの出番です

「ぐり君! もう21時過ぎてる! 鬼さん怖いから、ぱっぱは先に寝るよ! ぐり君も早く寝よう!」とか、

雷がピカピカ光るのを利用して

「今、お空が光った! 鬼さんだ! 怖い~。どうしよう! おうちに来る前に早く寝よう!」と、

毎日のように鬼さんの来訪の脅威にさらされています。

 

あまりにも「鬼さん」効果が有りすぎて、怖がったときは

「大丈夫、鬼さんが来ても、ぱっぱが守ってあげるから!」と、抱きしめて落ち着かせます。

 

 

先日、親戚から誕生日プレゼントが届き、興奮してなかなか眠らなかった日のこと。

旦那さんがウトウトしながら「早くこないと、鬼さんが来ちゃうょ~」と言いました。

するとぐり君、お気に入りの「ふわふわのおふとん」を牛若丸の被衣のように頭上にかざし、そのまま私の上に覆いかぶさりました。

胸の上に覆いかぶさるぐり君に「どうしたの?」と聞くと

「ぱっぱを、まもるの」と小さな声で返事をしてくれました。

(しかし残念ながら、ぱっぱの顔は布団の外(笑))

 

10ヶ月前は、同じ行動をしていても、まだまだ赤ちゃんぽかったぐり君。

一旦入ったら今度はなかなか上がってくれず、なんだかんだとお布団に入ったのが22時半ごろ。

真っ暗な部屋でゴロンゴロンして、そろそろ寝るかなぁ?という頃に旦那さんが帰宅。

起こさぬようそっと鍵を回して入ってくる音を聞き「誰か来た!怖いやつかな!?鬼さん?おばけ?早く寝たふりをしないと!」と、耳元で囁くと、慌てて布団に潜るぐり君。

掛け布団の上から守るように抱きしめていると、布団から顔を出し「ぱっぱも!」と、掛け布団を持ち上げて私の頭にも被せようとしてくれました。

か、かわいい…!

まだ2歳なのに、ぱっぱのこと守ってくれるのか!

旦那さんがいない金曜。子どもと二人でのんびり過ごし、成長を実感。 - 片隅でひっそりと

 

このときの記事を読むと、言葉の成長スピードにびっくりします。

10ヶ月前は、こんなに片言の会話だったのか!!!

「ぴーにゃん、いらにゃい」って…可愛すぎる! 自分の過去記事に悶てしまう。

子どもの成長は、1年で劇的ですね。

 

私は、1年で何が成長したかな~? 滔々と流れる日々に、ただ流されているだけな気がするな…。

 

 

ぐり君が語る、本日の予定

金曜の夜、小学校2年生のいとこが泊まりに来ました。

2泊3日、一人で我が家にお泊まりです。

金曜の21時過ぎにやってきました。旦那さんは寝かしつけで寝落ちしていましたが、ぐり君はまだ起きていて…待ち望んでいた従兄弟の登場に大喜び。

何度注意しても促しても、まったく寝てくれず…寝付いたのは23時過ぎでした…。

 

土日は楽しく過ごし、今年はコロナウィルスで夏休みが消えてしまった旦那さんも私も、短い「夏休み」気分を満喫しました。

年上の子がいると、2人で遊んでくれるのでとても楽…。

面倒をみなくてはいけない人数は増えるものの、従兄弟もぐり君の面倒を見てくれるので、負担は減っているような気がします。

 

従兄弟のおかげで「こわい、やらない」といって遊ぼうとしなかった公園遊具にも果敢にチャレンジして遊ぶことができたし、普段は「むし、こわい」といって触ろうともしない蝉の抜け殻(従兄弟が公園でたくさん集めた)にも触りたくて手を出して、従兄弟に止められる始末。

年上の子が与えてくれる刺激は、得難いものです。

 

 

さて、そんな楽しく濃密な週末を過ごしたので、

日曜日の夜寝る前に「明日は、お父さんは会社でお仕事。ぐり君は保育園ね」と告げておきました。

心構えが出来るように、と思って。

 

朝、6時半に起きると、予想通り「とーたんは?」の質問。

「お父さんは、今日は会社だよ。ぐり君も、今日は保育園だよ」と告げると、泣き始めました。

「とうたんにあいたかったぁー」

「大丈夫。夜には帰ってくるよ。今日は少し遅くなるといっていたから、夕ご飯食べてる間に帰ってくるよ」

「ほいくえん、いかないのぉー。ぱっぱに、あえなくなっちゃうからぁーっ」

「そうか。行きたくないのか」

「いかなぃーーっ。おやすみするのーーっ」

「お家にいるの? でも、お母さんはお家でお仕事だよ? どうするの?」と、

ゴロゴロしながら抱きしめて聞くと

「おうちにいるの。ごはんたべて、ばうぱとろーるみて、あそんで、おひるねして、おやつたべて」

おぉ…意外にも、ちゃんとした応えが返って来た!

順番も、いつもの保育園のタイムスケジュールに則ってる!

 

「お休みしてもいいけれど、お母さんはお仕事だから、一緒にお外で遊んだりできないよ?」

「ぱうぱとろーる、いっしょにみたいのぉーっ」

「パウパトロールぐらいなら、お仕事しながらでいいなら一緒に見られるよ。それでいい?」

「ん」

 

二人で起き出し、パウパトロールを見ながら朝ごはんを食べました。

どうしても行きたくないなら休ませよう。週末の疲れが出ているのかもしれないし、と思いながら「保育園」という言葉は出さないようにして、朝の準備を進めました。

 

1時間分もパウパトロールを見て、朝ごはんを食べ終え、「手と顔を洗いに行こう」と手をつないで洗面所に向かおうとすると…冷蔵庫の前で

「きのう、とーたんが、いってた」と私に告げました。

あ、そうだった、昨日の夕食後に出したデザートのブドウ、旦那さんは食べずに残し「明日ぐり君がちゃんとご飯を食べたら、お父さんのブドウを食べていいよ」といってた。

 

ブドウを冷蔵庫から取り出し、再びTV前に。

「ぐり君。ブドウはご飯をちゃんと食べるお兄ちゃんにあげると約束したよね。お兄ちゃんは保育園に行くの。…ぐり君は、保育園に行ける?」

「うん」

 

あっさり、解決です。

その後は、登園を渋ることなく、準備が済みました。

歯磨きをし、洋服を着替えさせると

「きょうも、なかないの」と呟いていました。

ちゃんと「も」といってました。

「そうか。偉いね。じゃあ、教室では走らな~いっす!も約束しようか」といってグータッチしました。

 

保育園の準備室で分かれる際も、再度「教室では走らな~いっす!」のグータッチ。

何故か、ぐり君は、めちゃくちゃはにかんでいました。

約束しているのを先生に見られたのが恥ずかしかったのかな?

 

 

保育園では、子どもの生活リズムを整えるため、個々の子の様子や体調を見て調整しながらも、基本的には毎日同じ生活リズムを心がけてくれています。

そのため、3歳の子どもでも「これをして」「つぎにこれをして」「そのつぎはこれ」と、順を追って予定を口にできたのだと思います。

今日も保育園で、ぐり君の語った予定通りの順番で過ごしていることでしょう。

 

土日は遊びの予定や買い物の用事などで、タイムスケジュールなど組まずいきあたりばったりな過ごし方をしていますが、「毎日タイムスケジュールどおりに過ごす」ことの大切さを垣間見た気がします。