片隅でひっそりと

~共働き家庭の 仕事・家事・育児~

往復7時間かけて、かき氷食べに行く

旦那さんは、天然かき氷を食べるために毎年秩父長瀞までドライブに行っています。

移動距離が長く渋滞や山道などでスムーズにいかないこともあってナビに表示される時間よりたいてい超過するので、下道で行くと片道3時間半ほど。

車が苦手な私の感覚からすると、とてもとても遠い…。

 

一度ぐり君を連れて行ったことがあるけれど、道中のぐずりに耐え切れず(3時間半も身動きできなかったら当然だと思う)、以後は旦那さん一人で行ってもらっていました。

今年もシーズンになり「天然氷のかき氷を食べに行きたい!」という旦那さんの強い要望が。

 

動物園に行きたがっていたぐり君に「途中で牧場に寄ろう! 牛や羊、ヤギ、ウサギもいるよ!」といってその気にさせ、週末に秩父までドライブに行くことにしました。

 

 

 

朝5時半に起きて朝食用の卵サンドを作り、予定より30分遅れて朝7時に出発。

 

行きに寝てくれたらいいな~と思っていたのですが、ぐり君はまーーったく寝てくれませんでした。

ぐり君から一緒に後部座席に座って欲しいとお願いされたので「りーちゃんが寝たら、ぱっぱは助手席に移動するね」といっていたけれど…ぐり君より先に私が寝ました…。

うとうとしていたら、ぐり君がチャイルドシートから一生懸命手を伸ばし、私の膝にひざ掛けをかけてくれました。

「わ~! なんて優しいの! たどたどしい手つきが愛おしい!」と思いながらも、そのまま爆睡。

優しい子に育ってくれて、母はとても嬉しい。

 

 

 

10時ちょっと過ぎに、牧場に到着。

最初に牧場に寄り、1時間ほど遊んだら長瀞に移動予定だったのですが…。

思いのほか楽しくて、2時間近く滞在しました。

ヤギと絶景のコンビネーション!!!

冷たいジェラードもおいしい!

 

体験コーナーでは、この日はバターづくりを行っていました。

参加してみたかったけれど、今回の一番の目的は長瀞のかき氷だったので、「やってみたら?」と勧めてくれた旦那さんに「バター持ち帰ったら溶けそうだし、次の機会に!」といって諦めました。

のどかですごく良い場所でした。

旦那さんと「良い場所を見つけたね。また来たいね」と話しながら後にしました。



 

 

途中で、蕎麦屋さんに寄ってお昼ご飯。

こじんまりした趣のある外観に惹かれて立ち寄ってみたのですが…コロナの影響か、なんと食事は庭でと案内されました!

ちょっと戸惑いましたが、しつらえてある席まで行くと、すぐ目の前には清流が。

山の中だからか、外でも暑さは感じず、木漏れ日の下で川を眺めながら蕎麦を食べました。

 

他のお客さんはいなかったので、なんだか田舎の親戚の家でお昼を食べているようなのほほんとした雰囲気。

 

川を見下ろすと、1匹だけ泳ぎがおかしな魚がいました。時々オレンジ色の腹が見えるような角度でくるくると回りながら泳ぎ、押し流されては頑張って泳ぎまた元の位置に戻り…を繰り返していました。

 

重り付きの釣り針でも飲み込んでいるのかな?と思うぐらい、くるくるくるくる円を描いて泳いでいて、それがずーーーっと気になって、「弱っているのかな? あ、流された…戻ってきた。でも、またくるくるしてる」と、旦那さんに魚の話ばかり振っていました。

魚の心配(90%)の合間にぐり君のお世話(10%)といった感じ。

 

食べ終わったころに他のお客さんが来たので、それを機に席をたって帰ろうとすると…店主の婦人が出てきて、「炊事場でお話を聞いていましたが、とても楽しそうに育児をされていて、良いお母さんですね~」と、褒めていただきました。

厨房のすぐ裏手の庭だったので、ずっと会話を聞かれていたらしい!

家族しかいないと思って話していたので、無防備な状態の会話を聞かれていたと知り、恥ずかしい~!!

私、ほぼ、川を泳いでいた魚の話しかしてないよ!

他に何を話していたっけ??? 旦那さんが「付け合わせは茎わかめ」と頓珍漢なことをいっていたので「おかひじきだよ」と教えたのと、ぐり君に「これは蕎麦湯。美味しいよ」と勧めたのと、ひとりでできるといって運んできたお茶をこぼしたときに「最後まで気を抜かない」と諭したのと、お手拭きを無駄に使おうとしたときにお店にコストがかかるといって止めたのと…あと何話してた!? どの点を褒められたの!?

と、嬉しいやら恥ずかしいやら、ぐり君とのやり取りを反芻したりして脳みそが大忙し。

でも、❝人の目をまったく意識しておらず取り繕ってもいない完全に素の状態での育児❞を褒められて、すっっごく嬉しかった!!!

 

 

 

そのあとに、本日のメインイベントのかき氷屋へ。

毎年シーズン中に2~3回通っている旦那さん。

観光地にあるお店からしたら決して多い来店数ではないと思うのだけれど、お店のおじさんもおばさんも「あら、いらっしゃい」と、常連さんとして覚えていてくれました。

ぐり君にも「大きくなったね~。何歳になった?」と話しかけてくれました。

それを見て、「遠いから…」と来店に難色を示していたことを少し後悔。

 

こちらの店も、入った時にはほかの客はおらず、のんびりかき氷を堪能していたけれど、そのあとにどんどんお客さんが入ってきて、トイレを借りて戻ってきたときには、旦那さんが「もうすぐ出ますから、どうぞ」と席を譲っているところでした。

居心地の良いお店なので、今度はハイシーズン過ぎに来てもっとゆっくりしたいな~。

 

かき氷屋さんを出たのが14時ちょっと前。

事前に立てていた予定では、帰宅する時間。

本当はかき氷を食べた後に長瀞の川でちょっと遊ぶ予定だったのだけれど、牧場で思いのほか時間を使ってしまったのと、ここまでで十分楽しんだので、今日は川にはいかなくてもいいか、と帰宅することに。

 

途中、少し渋滞があったりして、家に着いたのは17時半少し前。

夕食を作るのにちょうどよい時間!

川に行かずに帰って正解でした。

 

楽しい週末でした。

また行きたい。