片隅でひっそりと

~共働き家庭の 仕事・家事・育児~

「けんか しないで」

先日、3人でスーパーに行ったときのこと。

旦那さんと、私と、それぞれエコバッグを取り出して買った品物を袋に移していました。

その際、旦那さんに「これ(玉ねぎ)、そっちに入れて」と言われました。

私のエコバッグにはパンを入れていたので、重量のある物を一緒に入れてしまうとパンが潰れてしまうと思い、拒否しました。

すると、二人のやり取りを見ていたぐり君が「けんか しないで」と言いました。

 

夫婦の間では、何気ないやり取りだったのですが…。

ぐり君には喧嘩しているように見えたようです。

「大丈夫だよ。喧嘩してないよ」とぐり君の頭をなでたのですが…。

うーん?確かに、二人とも言葉を省いて短い言葉だけでやり取りしていたので、ぶっきらぼうな感じで、言葉尻が尖って聞こえたのかも?

 

 

 

夜、旦那さん、ぐり君、私、と川の字に横になりました。

部屋を暗くすると、ぐり君が私の腕を引っ張ってきました。

いつも私に腕枕をして欲しがり、腕を引っ張るのですが、この日は手を引っ張るので「何をしてほしいのかな?」と、ぐり君が引っ張るまま手を預け様子を見ると…ぐり君のお腹の上に着地しました。

何やら妙に温かいと思ったら、私の手のひらの下には、旦那さんの手が。

ぐり君が、自分のお腹の上で、お父さんとお母さんが手をつなぐように仕向けたのでした。

私がぐり君の手も取り、

旦那さんの手・ぐり君の手・私の手・ぐり君の手・私の手、と重ねると、ニコニコしていたんですが、すぐに暑くなったのか、ぐり君に振り払われてしまいました。

 

残念。

 

しばらくすると、また手を引っ張られました。

今度は、うつ伏せで寝るぐり君の頭上。

また、ぐり君が導くまま手を預けると…今度は、布団の上に投げ出された旦那さんの手のひらに重ねられました。

お父さんとお母さんが仲良くしている姿を見たいのかな~?と思っていると…ぐり君が、私と旦那さんの手の間に、自分の手をそっと差し入れてきました。

ぐり君を見ると、はにかむような笑みを浮かべていました。

 

…か、可愛い!!!!!

 

お父さんとお母さんに仲良くして欲しい、でも自分もそこに加わりたい。

そんな気持ちを察することが出来ました。

 

 

 

ひと月ほど前、少し家庭内の雰囲気が悪い日が3日程ありました。

ちょっとした一言で、双方が機嫌を損ねて普段の会話が少なかったのですが…。

その時も、夜布団に横になったあと、ぐり君が私の体をグイグイと押し、旦那さんの方に転がすようにして押しやった日がありました。

あの時も、ぐり君は雰囲気の悪さを察していて「仲良くして欲しい」と思っていたんだろうなぁ。

 

 

 

ぐり君を大事に思うなら、旦那さんとの関係を一番大切にしないといけませんね。

今回は的外れではありましたが、「けんか しないで」の台詞をぐり君が口にしなくて済むように、夫婦間の不満をうまく共有するすべを身に着けたい。