知らない人から、物を貰ってきた。
しかも、食べ物を。
旦那さんが!
昨日の夕方。ぐり君のお迎えに向かう電車の中(帰宅ラッシュの時間より少し前)。
旦那さんが席に座ってスマホを見ていると、目の前におばあさんが立ち、
急に「これ、あげます」と、布製の買い物バッグを押し付けてきたらしい。
旦那さんはびっくりして「あ、はぁ……はい!?」と声を上げるも、
ちょうど駅に到着し、おばあさんはささっと降りてしまい、閉まった扉の向こうから手を振っていた、と。
布袋の中身は、
・むき甘栗 3袋
・乾麺の蕎麦 1袋
・かちわり黒糖 1袋
…中身は、全部旦那さんの好きなもの。
布袋もいい感じで、旦那さん好み。
う~ん…。
ストーカーじゃないとは思うけど…。
旦那さんがおばあさんの知り合いに似ていて、何かあげたくなったとか…?
旦那さんの予想は、
「つい出来心で万引きして、でも罪悪感から手放したくなったとか…」
旦那さんは布鞄をしばらく持ち歩き、またあのおばあさんに出合ったら布鞄を返して、物をくれた理由を聞いてみる、といってました。
ぐり君が「くり、たべたい!」というのですが…。
うー-ん。
賞味期限は大丈夫だけど…。
旦那さんが、「袋を押しつぶしてみて、空気が抜けなければ、異物混入してないってことで大丈夫じゃない?」といって押してみていました。
うー--ん…。
知らない人からもらったものは、心理的に抵抗感が。
でも、食べ物を捨てるのも、自分のポリシーに反するので葛藤が…。
「ぱっぱが毒見してみて、明日までなんともなければぐり君食べてもいいかな…」
「どくみって、なに?」
「毒は、食べたら死んじゃったりするの。ぱっぱが先に食べて、ぱっぱが死ななければ毒は入ってなかったってことで、ぐり君も食べてもいいよ。今夜ぱっぱが食べて大丈夫だったら、明日ぐり君も食べていいよ」
「だめ! ぱっぱは、だめ!」
むき栗の袋を取り上げられ、旦那さんの方に向かうぐり君。
「ととさん、たべて!」
旦那さんにむき栗の袋を差し出すぐり君。
「え、ぱっぱが食べるよ?」
「ぱっぱは、だめ!」
「ぐり君! ととさんはいいの!? ととさんは死んじゃってもいいってこと~!?」
…ぐり君、旦那さんに無情…。
…おばあさん、なんで知り合いでもない旦那さんにくれたんだろう?
しかも、奇しくも、旦那さんの好きなものを。
…謎………。
ちなみに、まだ怖くて私はむき栗を食べていません。
旦那さんは、昨日、かちわり黒糖を食べてました…。