片隅でひっそりと

~共働き家庭の 仕事・家事・育児~

高齢夫婦の別居のデメリット

義父母が揉めて、義母が家を出てから早半年。

今も義母は義妹の家に居候状態。

最近の義父母は、少しずつお互い譲歩しているようにも見受けられるけれど、まだ義母は家に戻る気はないようです。

義妹は都心の好立地なエリアに住んでいるので、義母は気ままに近所を散歩したり買い物をしたり毎日忙しくて楽しいと話していました。

 

年末に帰省した際に、義実家の家の惨状を見て、

旦那さんと義妹が「関係修復するためにも、月に一度は掃除という名目で顔を合わせた方がいい」と進言していました。

ところが、2月に義実家へ掃除しに行く際、義母が「(義妹の住んでいる場所に)住所を移した」という話を夫にしました。

(この日、私とぐり君は二人で留守番)

話を聞いた当初は「家に戻るという話も出ている中なのに、住所を移したんだ…」と思っただけでしたが。

 

ある記事を見ていて、今の義母の状態では、義父が亡くなった際に遺族年金が出ないことを知りました。

●同居をしていない。しかも住民票も他の地に移している

●経済的な援助・扶養はされていない状態

 

DVでの別居は例外的に認められるようですが、そのハードルはかなり高い。

義母には当てはまりません。

 

義母のことだから、多分そこまで調べていないんだろうな…後で発覚したら

「私、そんなの知らなかった! 言ってくれたら住所変更なんてしなかったのに!」といいそう…。

私たちの力ではどうにもできない状態になってから頼られても困るので、先に進言して欲しいと旦那さんに依頼。

旦那さんは「もう少ししたら帰るかもしれないし、様子見しようと思う」と言っていたけれど、くどくどと「おかあさんは気楽な生活で楽しいかもしれないけれど。このままの状態でいて、義父に万一のことがあった場合一番困るのは義妹と旦那さんだよ」と伝え続けた結果、先週また義母と義妹と一緒に実家に戻った際に伝えてくれました。

(この日も、私とぐり君は二人で留守番)

 

案の定、義母は「知らなかった。私はどうしたらいいの?」と。

義母はその話を信じられずに役所まで出向いて聞いてみたけれど、窓口の人に「(この先義父が亡くなった場合)遺族年金は出ませんね」と一刀両断されたと報告がありました。

 

 

義父の面倒を見る必要もなく、義妹の家は小さな住まいなので家事も最低限すればいいだけ。

家の周囲はおしゃれなお店やおいしい料理屋がたくさん。

義母は、今の居候生活は最高で、義父のいる家に帰りたくないのだろうけれど。

どうするのかなー?

 

あとは義母次第。

デメリットを知った上でも「それでもあえて別居生活をする。自分の基礎年金だけで生活を成り立たせる」という判断をしたのであれば、尊重して横槍は入れないけれど。

…判断できず、行動もできず、時が過ぎてしまいそうな気がしています。