土曜日。相模原キャンパスの特別公開に行ってきました!
いつか子どもといってみたいなぁ~と思っていて、ようやく叶いました。
宇宙好きの大人も子どももたくさんいて、年配の方が解説員の方に熱心に質問したり、小さな子どもがロケットや衛星の模型の写真を撮りまくったりしていて、高揚感があって楽しかったです!!!
とはいえ…詳しい解説を聞いていると、まだ内容を理解できないぐり君に
「はやくいこうよ」と手をぐいぐい引かれてしまうので、じっくり話を伺うことは難しかったです。
月の極域の環境を模した実験棟。
全体の照明を消して、極域特有の真横からの太陽光入射の様子を見せていただきました。その瞬間「カッコイイ!!!」と叫んでしまいました(笑)
宇宙科学探査交流棟では、常設展示のペンシルロケットや人工衛星の模型など立体物がたくさんあったので、ぐり君も楽しんであちこち見て回っていました。
カッコイイね! もっと写真をたくさん撮ってくればよかった。
これは、MMXの模型。
こちらは射場の模型。可愛い!
今回見た中で、ぐり君が一番気に入ったのは、JAXAがタカラトミーなどの企業と共同開発した「SORA-Q」です。
実際にデモンストレーションをしてくれて、目の前で球体からの展開、砂地での移動を見せていただきました。
ちびっこたちは、ロボットへの食いつきすごいですね。小さな子たちが何人も最前列でかぶりついて見ていました。
写真を撮り忘れたけれど、これ↓
JAXAの方に「今後、玩具としても商品化されますよ」と教えていただきました。
まだ発売時期も価格も未定だそうです。
最後に、お昼時に見つけてしまって以降、何度も「がちゃがちゃ、やりたい!」とリクエストされていたので、「1回だけね。これだけね。他にはもう買わないよ」といって購買部の入り口に設置されていたガチャガチャに向かいました。
「宇宙航空」と「宇宙航空2」、その他には宇宙にいったロケットの部品が出てくる変わったガチャもありました。
「宇宙航空」と「宇宙航空2」のガチャは、300円。このクオリティで300円は安い気がする。
ぐり君は、「宇宙航空2」の「実験用ヘリコプター」狙いでした。
えぇ~…ロケット狙いじゃなく!?
私は、私的に外れの少ない「宇宙航空」にしました。
6種のうち、H-IIBも、Epsilonも、はやぶさ2もいい。
飛行機は私的には外れだけど、これが出たらぐり君は喜ぶだろうし、と思って。
で、結果。
ぐり君は、「宇宙ステーション補給機こうのとり(HTV)」が出て、私は「H-IIB」。
…ぐり君、号泣。
もう夕方で、お昼寝もしていなかったので、感情のコントロールが出来なくなっていました。
購買部で見た「ドーリー」のミニカー(1000円ほど)を欲しがって、さらに大号泣。
そうだよね…HTVじゃあね…。よくよく見ると細かな色分けとか、精度は素晴らしいけれど、形状的な華やかさがないしね…。
ちょっと可哀そうになり、心が動く私。
でも、1000円もするドーリーは許可出来ない。
(そして、私的には、ドーリーのクオリティはイマイチ。どうせ買うなら月面ローバーの方がいい!)
もう1回ガチャやっていいよって言ってしまおうかな~と思っていたのですが、普段は私よりも甘い旦那さんが、
「ちゃんと事前に約束したよね。ガチャをやりたがっていたのはぐり君だよ。希望していたものが出なかったからと言って、買ったあとに"やっぱり違うのにする"というのはダメだ」
と、駄々をこねて足をばたつかせるぐり君に蹴られても抱っこした手を放さず、毅然とした態度でぐり君に伝えていました。
なので、私も口をつぐんでいました。
車に乗り、少ししたら落ち着いたぐり君。
時々鼻をすすりながらも、面白かった、SORA-Qが一番気に入ったと感想を言っていました。
SORA-Qがそのうち発売されるという情報はぐり君も聞いていましたが
「なんでもかうのはだめだよね。じぶんでつくるほうがいいよね。かえったら、いっしょにつくろう?」と…。
…その台詞、ひと月ほど前に、100均一で買った双眼鏡が壊れ(ぐり君が破壊)、「かって!!!」と泣いてぐずった時に私がいった台詞。
「100円の物だけど…値段の問題じゃない。壊れたらまた買えばいいと思って粗末に扱うのは良くないと思う。なんでも買って済ますのではなく、創意工夫して自分で作ることが大切だと思う」と言い聞かせたことがありました。
そうして、トイレットペーパーの芯に青と黒の折り紙を貼って作った双眼鏡と、ホイルの芯に茶色と黒の折り紙を貼って作った望遠鏡を気に入り、JAXAの特別公開にも持っていっていたのでした。(出番なく、ずっと私の鞄の中に入っていました)
「かしゃって、おおきくなって、りもこんでうごかしたいの」
「そうだね~。ぐり君がもっと勉強して、たくさん知識を得たら、そのうち自分でも作れるようになると思うよ」
「きょうがいいの。かえったら、つくりたいの」
「う~ん…リモコンは無理だよ…動くだけなら…なんとかなるかな…」
…自分で蒔いた種です。
ぐり君の中に撒き、そうしてその種から出た芽は貴重なもの。
ここで蒔いた本人である私が摘み取るわけにはいかない。
ぐり君は、家に着くとネットで作り方を探そうとせがんできます。
いやいや。ネットには作り方は出てないよ~!
「りもこん、どうやってつくる?」
「リモコンはハードルが高い! まずは出来そうなところからスタートし、少しずつステップアップして作っていくんだよ!」
とりあえず、デモを見た際にいただいていたコンセプトシートを見ます。
糸巻き戦車なら出来る。小さい頃に作った。
でも記憶がおぼろだったので、携帯で動画を探して見ながら作りました。
よし!できた!
動かしてみて、ぐり君と喜びを分かち合いました。
これでミッション終了!と思いきや…。
「かしゃってなる、まるいのつけてほしいの」
…う、うん。
こんなに小型のロボットが砂地でも走れるのは、クロール走行だからだと言ってたもんね。このロボットの要の技術だもんね。
ガチャガチャ、2回やっておいてよかった!!
ちょうどよいサイズ感!!!!
しかも最初から空いている4つの穴をいかせば、中心からずれるので、バタフライ走行っぽくなるんじゃない!?
割り箸で輪ゴムを巻く際に邪魔にならないよう、割り箸にキリで穴をあけて半球のタイヤを装着しました。
よし!できた!
「すりー、つー、わん、ぜろ!」
ぐり君の掛け声で手を離します。
動きも、クロール走行ぽく、左右の球がばたばたとしながら進んでいる!
(ブログでは動画ファイルが貼れないのが残念)
今度こそ、ミッション終了!
「このしっぽ、みじかくして、なかにしまいたいの」
「いやいや、これ短いとバランス取れないから! ダメダメ! これで完成!!! お母さんは、お風呂に入ります!!!」
お風呂から出ると、旦那さんにせがんだようで、割り箸が二段式で伸びるになっていました。
が。
のびた状態でも短すぎて、走行不能に…。だんなさーん!!!!!
お風呂から出たお母さんにぐり君が
「かお、どうやってつくろうか?」
顔!!!
「いや、ぐり君。カメラは搭載出来ないよ」(SORA-Qは前後に計2個小型カメラを搭載)
「しってる! かめらはなくてもいいの」
う、う~ん。
バタフライ走行まで実装するのは難しい…。
いや、起き上がりこぼし的に、下に重心があるものをつけたらいいのかな?
「…今度、紙粘土買ってきて実験しよう。今日はもう遅いからおしまい! 寝ます!!!」
改良は今後も続く…かも?