片隅でひっそりと

~共働き家庭の 仕事・家事・育児~

仕事と老後と旦那さん

3月までぐり君の担任だった先生が、定年退職されました。

ベテラン先生でしたが、若々しかったので昨年度末で引退だなんて思っておらず…。

4月からのクラス割り&担任一覧に名前が載っていなかったので、確認したら定年退職と。…ショック…。

「しばらく休んだら、またスポットでお手伝いにくるかもしれません」との言葉を聞き、再会を心待ちにしてお別れをしました。

 

家で夕食を作りながら「次年度の名簿に●●先生の名前がなかった理由は、定年退職だって。寂しい~。…でも、定年退職は羨ましい~」と、旦那さんに話しました。

 

私が「65歳で定年…あと15年か~、長いな~。早く定年退職したい~。でも、あと15年で、家の購入費・教育資金・老後資金を貯めて万全に整えると考えると、あまり時間がないよね」というと、

「う~ん。でも、自分は65を過ぎても働くよ。むしろ、いつまで働けるか・職があるかの方が心配」と、旦那さん。

 

…旦那さんの会社は大企業なので、55歳で役職定年、60歳で子会社に転籍、65歳で退職(私の記憶は朧気)ですが、今後は退職年齢は上がるという話もあり、旦那さんは「定年後も、働ける限りは働き続けたい」と言っています。

私なんて、資産が十分溜まったら一刻も早く退職して自由を謳歌したい!仕事を辞めたら、あれもこれも保留になっていた色々なことをやりたい!と考えてしまうのに。

時々、二人で老後の話をするのですが、旦那さんは一貫して「働ける限りは働き続けたい」という姿勢です。

その言葉を聞くたびに、尊敬し、惚れ直します。

(私がそんなこと思っているとは、旦那さんは知らないだろうけど!)

 

期末の忙しい時期になると、日々のスケジュールの共有がてら仕事の話になることがあります。今どんなことをやっていて、どんな問題が発生していて、まだ原因の仮説にたどり着けないとか、今日は誰々の手伝いに入るから帰宅は不明とか、今日はこれこれの業務だから遅くなる…など。

仕事が楽しくて、やりがいがあって、誇りを持っていて、向上心と探求心があって、そういうのが旦那さんの話の端々から伝わってくるから、旦那さんの仕事の話を聞くのは楽しい。

旦那さんの仕事への姿勢は尊敬しています。

対して…私が旦那さんに聞いて欲しい仕事の話は、愚痴が多い(転職を機に格段に減ったけれど)…。反省…。

 

 

私は独身時代は「45歳アーリーリタイア」を目指していて、結婚後に目標を「50歳セミリタイア」に変更したけれど。

今「1年後にセミリタイアするか?」と問われたら、返答は「しない」です。

少なくとも、ぐり君が卒園するまではフルタイムで働くし、たぶんその後も、旦那さんが仕事をしている限り、私も何かしらの仕事を続けるんだろうな~。

私の勤労意欲が尽きないのは、ひとえに旦那さんが傍にいるおかげです。

ありがとう、旦那さん。尊敬しています。