1
夜、添い寝しながらぐり君のおしゃべりを聞いていました。
私の腕を枕にし、暗闇の中でも目を見て話しかけてくるぐり君。
「りーたんが大きくなったら、ぱっぱをらくにしてあげるね」
え、何々?
それって、ぐり君が年取ったお母さんを養ってくれるとか、お母さんのために大きなおうちを買ってくれるとか、そういうこと?
別の布団に寝ている旦那さんが、“川の字” の遠く(ぐり君の布団の向こう)から
「お父さんは!?」と、突っ込みます。
「〇〇(旦那)さんは、ぐり君側だよ。頑張る方でしょ」と返し、
「りーちゃん、ありがと~」とぎゅうっと抱きしめました。
旦那さんとぐり君の二馬力で、私を楽させて~!と思っていたら。
「りーたんは、とんとんして、おとーさんはぐつぐつするの」
ん???
とんとん、ぐつぐつ?
「りーちゃん、それは、りーちゃんとお父さんがぱっぱにご飯を作ってくれるってこと?」
「そだよ」
そうか、そうか~。大きくなったら、お母さんにご飯を作ってくれるのか~!
お母さん、主婦湿疹で万年右手が赤切れ状態で、痛い痛いといってるからかな。
優しいなぁ。
2
ここ最近、ロボットが大好きになったぐり君。
シンカリオン、サクガン、境界戦機を見ています。
他にも、パトレイバーや、攻殻機動隊も(タチコマ活躍回しか興味なし)好き。
ガンダムやエヴァンゲリオンは、機体は好きだけれど、まだ話の内容は難しくて理解できず&残酷なシーンもあるので親も積極的には見せていません。
少し前にシンカリオンにエヴァンゲリオンが出てきて、その一度で「残酷な天使のテーゼ」を覚えたぐり君。
歌詞を知りたがるので、寝るときに熱唱して教えました。
ぐり君も2日ほどで覚え、今ではサクガンのオープニング曲と共に毎日のように口ずさんでいますが…。
「だけぇーど、いつぅーか、きづーくでしょぉ、そのぉーせなか、にはぁ~、ぱたぱたぁ」
「はるぅーか、みらぁーい、めざーすためぇの、はねぇーがあるーことぉ~、ぱたぱたぁ」
…いつの間にか、羽ばたく音が追加されてました。
真面目な顔して歌っています。可愛い…。
旦那さんが調子に乗って、「ぱたぱたぁ」の合いの手を頻繁に入れていたら
「いわないで! ぱたぱたぁは、よんかいもいわないんだよ!!!」と怒っていました。
「ぱたぱたぁ」の合いの手を入れていい箇所は、上記の2か所だけらしいです。
3
ベランダで咲いたガーベラを摘み取り、花瓶にさして…いつもなら部屋に飾るのですが、何の気なしにぐり君にあげました。
「はい。お花あげる」と。
すると
「わぁ~! はじめてもらったぁ~!」と大喜び。
そういえば、そうだね。
いつも保育園の園庭で摘んだ花を私にくれるし、一度ぐり君が私にお花屋さんで切り花を買ってくれたこともあった。
でも、私からあげたことはなかった(散歩中に野の花を摘んであげることはしてるけど)。
花瓶の花を眺め、「おはな、きれー」とキラキラした笑顔を見せてくれました。
4
先週の水曜日、ぐり君とインフルエンザの予防接種に行ってきました。
以前に勤めていた会社は、会社がまとめて予約してくれていたのですが、今勤めている会社は個々に接種に行き後清算。なので、今年はぐり君と二人で家の近所の病院に予約を入れて一緒に予防接種してきました。
いつもいつも「ぐり君のみ注射されて、お母さんは付き添い」という形でしたが、たまには「お母さんも一緒に頑張る」姿を見せた方がいいかなぁと思って。
前の日に「べろべろばぁ~をしていたら、あっと言う間に終わるよ! お母さんが注射するときはぐり君がべろべろばぁしてね。ぐり君が注射するときは、お母さんがべろべろばぁをしてあげるから!」と、二人で約束しました。
病院で順番となり、二人で診察室に。
少し緊張気味のぐり君に「どっちが先にする? お母さん? ぐり君?」と聞くと、固い表情で「おかーさん」と答えました。
「分かった。ぐり君、べろべろばぁしてね!」とお願いすると、お母さんのために渾身のべろべろばぁ(変顔)を披露してくれました。
5
インフルエンザの予防接種をした翌日。
頭痛&吐き気で、私がダウン。
会社を休み、ぐり君の登園・降園も、夕食の支度も旦那さんにお願いして1日中寝ていました。
夕方、部屋が暗くなった頃に玄関のチャイムが鳴りました。
ぴんぽ~ん。
「はーい。どなたですか? 名前を教えてください」と玄関ドアの向こう側に声をかけると
「ぐり(ぐり君の本名)と、〇〇たろう、でしゅ!」
「え!? うちには〇〇たろうという人はいませんよ!?」
旦那さんが、玄関ドアの向こうで大爆笑。
旦那さんの名前を間違って覚えていたぐり君。
ちょっと似てるけど、ちょっと違う。
後半、たろう、じゃないんだよ~。
訂正したら、恥ずかしそうに照れ笑いしていました。
旦那さんは
「いいよ! 〇〇たろうで、いいよ! お父さんだって、りーちゃんのこと、ぐり吉と呼んでいるし。同じだよ!」
旦那さんは、むしろ喜んでいました。
でも、次の日、ぐり君に「お父さんのお名前は?」と聞くと、正しく答えていました。
もう二度と「〇〇たろう、でしゅ!」が聞けないと思うと、ちょっと残念。
6
5の続き。
おうちに入ったぐり君から、鉢植えのお花を貰いました。
お父さんがお迎えに来て二人で保育園から帰る際に、お母さんの具合悪いと聞いたぐり君。
お母さんにお見舞いのお花を買いたい、腐らないお花(枯れてしまう切り花でなく鉢植え)を買いたいと、旦那さんに頼んだそうです。
一生懸命選んで、小さなシクラメンの鉢植えをプレゼントしてくれました。
お母さん、実は、シクラメンの花はそんなに好きじゃなかったんだよね…。
なのに、何故だろう。小さな鉢植えのシクラメンがむちゃくちゃ可愛く見える。
植物を育てるのが下手だけど、枯らさないよう頑張ります。