月曜日、ぐり君は前日に夜ふかし(22時過ぎに寝た)&早起き(5時45分に起床)したせいで、睡眠不足だったようで…。
家にいるときは元気いっぱいで遊んでいたのに、ベビーカーで保育園に行って準備室に入ったとたん「ねむいの」と。
私の胸元を手でトンと叩き、「ここで、ねんねしたい」。
「眠いの? そうか。とりあえず、トイレしちゃおう!」と、体の力が抜けてぐにゃぐにゃのぐり君を立ち上がらせ、なんとか子ども用便座に座らせ、おしっこさせました。
その後、まだぐにゃぐにゃのぐり君を鼓舞し、「教室に、ロボットで入ろう!」と、私の足の上に足を重ねて立たせ、「どしーん、どしーん」。
「さあ、教室だよ。行っておいで!」と、お尻をポンと叩いて送り出しましたが…。
「おうちがいいのーっ。おうちでねんねしたいのぉー。ぱっぱ~!!!!」と、ギャン泣き。
先生に抱っこされても、泣きっぱなし。
準備室で急いで棚の中にストックを入れて立ち上がると、部屋の億で先生に抱っこされて泣いているぐり君と目があってしまいました。
やばい!と思い身を翻して準備室を出ましたが、ぐり君の泣き声は激しくなりました。
とはいえ、先生方からは「お別れの儀式とかは余計に悲しくなるだけなので、泣いていても気にせず行ってください。親御さんがいるといつまでも気持ちが切り替えられないので」と言われています。
ぐり君の泣き声を聞きながら、ささっと保育園を出ました。
連休明けなどは寂しさが大きくなるようで、泣かれることがあります。
そういうときも、しばらくすると気持ちを切り替えられて、楽しく遊んでいるのですが。
この日は、午前中に行われる大好きな水遊びもボイコット。
泣き続け、泣きつかれてお昼前に早々に昼寝してしまったようです。(いつもは、昼食後にみんなで昼寝)
11時ごろに保育園から連絡があり状況を報告していただき「今、熱を計ったら37.1度でした、この後も熱が上がらないか様子を見てみますが…もしかしたら体調が悪くて、それで気持ちが制御できずに泣いているのかもしれません」と先生が心配していました。
「お昼寝後に調子が悪いようなら、迎えに行くので連絡ください」といって電話を終えました。
結局は、お昼寝後にお昼ごはんをきちんと食べ、そこで気持ちがリセットされたようで、午後は楽しく遊べたようです。
お昼ごはんがちゃんと食べられた時点で、先生から報告の連絡をいただき、早々のお迎えは不要ということになりました。
そんな事があった次の日。
この日も、ベビーカーで登園しました。
角を曲がり、保育園前の一本道に差し掛かった瞬間、ぐり君が小さく呟きました
「きょうは、ほいくえんで、なかないの」
ささやくような声で、私に話しかけたと言うより、自分自身の決意証明が口をついて出た、という感じでした。
準備室から教室には、泣かずに入れました。
お迎え時に、先生にその話をして実際はどうだったか聞いてみると
「お昼寝時に、寝ながら少しクスンクスンとしていて泣きそうでしたが、とんとんしたら落ち着きましたよ」と。
ちゃんと、泣かずに過ごせたようです。
前日にギャン泣きだったことを誰も責めたわけではなかったし、くどくど言ったわけでもなかったけれど。
ぐり君は「昨日ずっと泣いていたのは、よろしくなかった」と、自分自身で感じていたのでしょう。
1日たって、「昨日のようにならない、今日は頑張る」の気持ちが
「きょうは、ほいくえんで、なかないの」という言葉になったのだと思います。
昨日の自分の状態を客観視し、今日の自分を鼓舞する。
生まれてから、たったの3年なのに…。
本当に、もう「一丁前」だと思います。
あぁ…。
少しずつ自立していく姿が嬉しく、頼もしい。でも少し寂しいなぁ。