昨日の夕食時、窒息事故の一歩手前ということが起きました。
これまで、あんなに気をつけていたのに…ちょっとの油断がどれほど危険か、改めて心に刻みました。
子どもの事故などの情報は、辛い事例だけど目を通すようにしています。
事故を防ぐためには「こういう危険もある」と親が知っておくことが大事だから。
●子どもが湯船に入っている時は目を離さない。風呂上がり後の風呂桶の水は必ず抜いておく。
●ベランダの欄干や、腰高の窓には、足場になるような物は置かない。
●プチトマト・ブドウ・白玉・ナッツは窒息の危険があるので、必ず目の前で食べさせる&丸い形状のまま与えない。
●網戸には予備の錠をつける。扉で指を挟まないようストッパーで止めておく。
家庭内では、これらを意識して対策していました。
しかし、ぐり君が2歳の頃から、大好きなプチトマトを「まんまがいいのー!」と、半分に切るのを拒むようになりました。
喉に詰まると危険だということを説明し(理解できてはいないかもしれないけれど)、丸いまま食べるのであれば、
・口に入れたり出したりと、遊びながら食べない
・口に入れたらすぐに噛む
・ウロウロ歩きながら食べない
を言い聞かせてきました。
丸いままお皿に乗せて出した時は、隣に座り、口に入れたら「噛んでね。…噛んだ?」と、ぐり君が噛んだことを確認していました。
ぐり君が丸いプチトマトを食べるようになって半年ほどたち、油断しました。
昨日の夕食、用意をしながらテーブルに料理を並べ始めました。
すると、まだ食卓に並べている途中なのに、ぐり君が食べ始めてしまいました。
…我慢できず、先に食べ始めてしまうことは多々あり、「もう少し待って」と言いはするも待てるような年ではないので「食べるのなら、いただきますをしなさい」と、先に食べることを許可しています。
用意に気を取られ、プチトマトをきちんと食べたか確認することを怠りました。
気がつけば、ぐり君のお皿に置いた2つのプチトマトはすでになく。
食べたのだろう、と思っていました。
食事の後半、私が何かの用事で席を立ちシンクに向かっていました。
すると、食事への集中力が切れてフラフラと歩き回っていたぐり君が私のそばにやってきて…急に立ち止まり、「ごほっ!」と咳き込みました。
口の中に手を突っ込み、「げぇー」と吐き出そうとしています。
何か美味しくないと感じたものを吐き出そうとしているのかな? それにしては様子がおかしい!?と、しゃがみこんでぐり君の肩を掴んで顔を覗き込んだ瞬間…。
俯いていたぐり君が「がはっ!」と、手の中に何かを吐き出しました。
見ると、真っ赤なプチトマト!!!
すでに食べたのだと思った、プチトマト!!!!
え? どこにあったの? 床に落ちていたのを拾って食べたりしたの?
窒息しそうだったと分かり、青ざめました。
気づかないうちに事が起こり、何がなんだかわからないうちに事が終わっていました。
自分も動揺しながら、涙目のぐり君の背中をなで
「お母さん、いつも言ってるでしょう? トマトは口に入れたらすぐに噛むようにって。ウロウロしながら食べちゃダメだって」と、なるべく優しく声をかけると
ぐり君は、神妙な顔で「そうだった」と、一言。
(旦那さんは何が起きたのかも把握・理解できず、席に座ったままでした)
その後は、ぐり君はケロリとしていましたが…。
トマトを吐き出すことができたのは、本当に幸運でした。
もう三歳を目前にし、体つきもお兄ちゃんになったなぁ、何でも噛めるようになって大人と同じものが食べられるようになったなぁ…と、そういう子どもの成長を感じていた気持ちが、油断につながったのだと思います。
旦那さんとも話をし「まんまがいい、とぐり君に言われない限りは、プチトマトは半分にして与えよう」と、家庭内ルールを再確認しました。
特に、テーブルに食事の乗った皿を置いて目を離す際には、大人のお皿にもプチトマトは置かない。
丸いまま与える時は、必ず横に座り噛んだことを確かめる。
妊娠した際に役所からもらった様々な冊子。離乳食の冊子などはすでに捨ててしまいましたが、家庭内事故に関する冊子はとってあります。
ものを喉につまらせた場合の吐き出させ方、たしか子どもの年齢で体勢が違っていたはず。冊子を見て、実際にぐり君と予行練習をしてみようと思います。
万一が起きないように気をつけるのはもちろんだけど、万一が起きてしまった場合にすぐに最善の行動を取れるように。