ぐり君は、未だに歯磨きが大嫌い。
そろそろ寝かせようかなと思って「歯磨き、しようか」と声をかけると、ぴゅーんっと、寝室に行き、寝転がります。
「寝てしまえば磨かれずに済む」と思っているのかもしれませんが…本当に寝てはいないので免除はしません(笑)
いつもは、朝は私一人でぐり君の歯磨きをし、夜は旦那さんと二人がかりでやっています。
二人のときは、一人が腕を押さえつけて磨く係。一人が足を抑えながらぐり君の気を紛らわすためにくすぐる係。
くすぐる係は大抵は私ですが、油断をすると容赦なく顔面に蹴りが入ります…。
さて。
最近は旦那さんもずっと家にいるので、朝の歯磨きも二人体勢です。
今朝は、毎回のごとく抵抗するぐりくんに、
「大きく口を開けられたら、いいものあげちゃおうかな~♪」といってみました。
すると、大きくあーーーん!
おお! と喜んだのもつかの間、旦那さんが少し歯ブラシでゴシゴシしたら、すぐに閉じてしまいました。
言葉の選択を間違えた!
口を閉じるだけならまだしも、歯ブラシさせないように、歯ブラシをカンでしまうんですよね…あっという間に歯ブラシが傷んでしまう。
「大きく口をあけて、最後までいい子で歯磨きできたら、とってもいいものあげちゃおうかな~♪ 何にしようかな~♪」
というと、多少の抵抗はありましたが、最後までちゃんと大きく口をあけて頑張りました!
とってもいいものあげちゃおうかな~♪といっている時に私の頭に思い浮かんでいたのは、おっとっとの恐竜のお菓子。
最近、ぐり君のお気に入りです。
しかし、歯を磨いたあとにお菓子をあげるわけにはいかない。「あとでね」といっても「いま!いま!いまたべたいのー!」と、言われることは予想がつく。
おやつの時間にあげるとしても、今は言わずにこの場を他のご褒美でごまかすしかない!
最後にお水を飲み、お父さんに褒められ頭を撫でてもらったぐり君。
鼻歌を歌うように「いいもの、いいもの~」とつぶやきながら、満面の笑みで私に近づいてきます。
さあ、どうしよう!?
目の前にやってきたぐりくんに、「いいもの、あげる!」といって、ぎゅーーーー!と包容。
ほっぺを両手で包み、左右にちゅ、ちゅ! 前髪をかきあげ、おでこにも、ちゅ!
それをみた旦那さん、「いいもの…?」と、苦笑。
私も、ぐり君からクレームが出ると思っていました。
ところが。
ぐり君、小さな声で、「やったぁー」と、小さなガッツポーズ。
え? ちゃんと、ご褒美として認定されたの?
その後、再度リクエストされました(笑)
しばらくした後。「とーたん、いいものくれない」とつぶやくぐり君でした。
バニラエッセンスを使い切ったので、蓋とラベルを取りました。
小さく、口も細く、一輪挿しにちょうどよいサイズ。