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~共働き家庭の 仕事・家事・育児~

子どもの身長を伸ばす①《情報のまとめ》

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子どもの話題の際に、「うちの子」とか「1歳児」などと書いていましたが、まどろっこしい感じなので、以後ブログでは「ぐり君」と呼ぶことにします。

 

「週数相当より小さい」「胎内の環境が良くないなど、赤ちゃんがしんどい状態の可能性がある」と妊婦検診の際に先生から話があり、予定日より1ヶ月半も前の33週の時に帝王切開でぐり君は生まれました。

 

生まれた際の身長は、39.5cm。

1歳半の現在は、76.5cm。

ぐんと大きくなりましたが、身長はまだ-2SDのラインあたりを遷移しています。

 

低身長のチェック

https://ghw.pfizer.co.jp/c_sheet/

 

上記のサイトでチェックすると、現在のぐり君の身長SDは「-1.4SD」でした。

女の子なら身長の心配なんてしなかったのでしょうが…男の子はやっぱり気になります。

うちは、旦那さんの身長が低いので、「そのうち伸びるでしょ」と楽観視も出来ません。

旦那さんは、私の身長が女性の平均よりは高いので「お母さんの身長が高ければ、子どもも伸びるんじゃない?」と、のほほんとしていますが…。

 

将来の身長予測

https://www.suku-noppo.jp/data/hw_calc.html

 

これによると、うちの子の将来の予測身長は169cm。

生活習慣や栄養バランスによる影響で想定される誤差は、160.5cm〜177.5cm。

いやいや、旦那さん、「なんとかなるさ」なんてのんきに構えていてはダメでしょ。環境によっては、160.5cmという可能性もあるんだから…!!

 

少しでも子どもの将来の憂いを減らしたい。

何も行動せずに成長期が過ぎてしまい、「思ったように伸びなかった」と、後で後悔したくない!

色々調べました…!

自分の備忘録もかねてまとめます。

 

子どもの成長期は、3つのフェーズがあるそうです。

1、乳幼児期

2、小児期

3、思春期

で、この3つのフェーズ、身長が伸びる理由が異なるらしいです。

幼児期は「栄養」、小児期は「成長ホルモン」、思春期は「性ホルモン」。

 

思春期は「背が急激に伸びる」という印象がありますが、この思春期での伸びしろは「男の子の場合は約25cm(20~30cmの範囲)」と、すでに決まっているため、思春期に入った時点で最終身長も、もうほぼ決まってしまっています…。

たとえば、身長140cmで思春期に突入すれば最終身長は165cmになるし、身長150cmで思春期に突入すれば最終身長は175cmに。

ってことは、思春期に入る前の

「生物的な上限値がない 乳幼児・小児期 の時点でできるだけ伸ばしておく」ことが一番重要。

 

 わかりやすいように表組みにしました。

時期 年齢 成長要素 伸びしろ 男女差 個人差
乳幼児期 0~4歳 栄養

生まれた際の身長は50cm。

1歳までに+25cmで75cm。

3,4歳で1年間12cmずつで100cm。

あまりない ある
小児期

男:4~11歳

女:4~10歳

成長ホルモン 1年間約6cm×7年で142cm。 あまりない ある
思春期

男:11~16歳

女:10~14歳

性ホルモン

トータル約25cm。

これにより、最終身長167cmほど。

ある あまりない

 

 

重ねて書きますが、思春期の個人差が「あまりない」ということは、人間の生物学的な上限値なので、この段階で努力してもほぼ報われない。

男の子の声変わりが始まり異性の視線を気にし始め、「身長のばしたい!」と、思春期に入ってから牛乳を毎日1リットル飲んだりしても、ほぼ無駄ってことですね…。

 

乳幼児期

乳幼児期・小児期の個人差が「ある」時期に伸ばしておくのが重要。しかも、小児期の成長要素が「成長ホルモン」なのに対し、乳幼児の成長要素は「栄養」ですよ!!!

「成長ホルモン」なんて親が制御できないものより、「栄養」の方が対策がとりやすい! しかも、この年頃の子どもの「栄養」なんて、むしろ親しか配慮できない。

…ということで、ぐり君の朝ごはんのメニューを見直しました!

この話は、またいずれ。

 

小児期

次の重要な点は、小児期を長引かせて、思春期がくるのをできるだけ遅くすること。

1年でも遅くできれば、それだけで+6cmになります。

 

思春期が来るのを遅らせることは難しくても、早めてしまうことを防ぐことは、親の努力で出来ます。第二次性徴が早く起こってしまう理由の1つとして、体脂肪が多い事が関連しているとありました。子どもの太りすぎには要注意です!

 

小児期は、「骨端線」という軟骨部分に、成長ホルモンによって産生が促されるソマトメジンCという物質が働きかけて骨を伸ばすそうです。

しかし、思春期に入って分泌される「性ホルモン」は、大人のように骨を硬くしていくため、身長を伸ばす働きと同時に、骨端線の軟骨がなくなっていき骨の成長を止めてしまう。

それなら、成長と停止が表裏一体の「性ホルモン」に期待するよりも、小児期の「成長ホルモン」に存分に仕事をしていただきたい。

成長ホルモンは、眠り始めから3時間くらいの間に訪れる「ノンレム睡眠」の際に多く分泌されるそうです。

 小児期の成長ホルモンに存分に仕事をしてもらうポイントは、

・夕食は睡眠の3時間前には済ませておく

・深い睡眠が取れるよう、寝室の環境を整える(電気は消す、TVつけっぱなしで居間で寝るようなことは避ける)

ですかね。

 

思春期

骨端線の消失を先送りに出来るように、最大限骨を生産してもらえるよう、良質な睡眠と栄養をきちんととること。

 

 

最後に、全時期を通し「毎年の身長の伸びが平均的な数字になっているかどうか」と気にかけてあげるのも大事だとありました。-2SDを切った場合は治療の対象外になるので、早めに医師に相談しましょう。

 

 

 ▼参考サイト

遺伝だけではない!子どもの身長を伸ばす方法とは? : タニタ運営[からだカルテ]

どうすればもっと身長を伸ばすことが出来るのか?:ぬかたクリニック

どうしたら身長が伸びるの?の疑問(執筆者:管理栄養士・体育学修士 河谷彰子氏) – 生活の知恵をもとめて

子どもの身長が伸びないのは、勉強・ゲーム・テレビが原因!? “早まる思春期”の危険とは(ウレぴあ総研) - goo ニュース

ソマトメジンC(IGF-1)

睡眠と成長|子供の成長のための3大要素とは?|高光製薬