夕方子どもがTVを見る時間帯には、頻繁にオモチャのCMが流れます。
その度に、子どもから「このおもちゃほしい!かって!かってほしいのー-!」といわれます。
「おもちゃはもうたくさんあるでしょ」と、つれなく拒否するとぐずられます。
個人的には、物欲があるのは素晴らしいことだと思います。
好奇心の現れだったり、その欲が何かをなす際の原動力になったりするから。
でも、毎日毎日「これほしい!かって!」を連発されると、いい加減こちらも疲れてしまいます。
受け流すために「はいはい、そのうちね」なーんて言おうものなら、子どもは良いように解釈し、承諾したと記憶されてしまう。
「このあいだ、いいよって、いったよ! ちゃんといった!」と。
なので、「そんなに欲しいなら、お誕生日プレゼントか、クリスマスにサンタさんにお願いするといいよ」といって躱しますが…。
その場では納得してくれても、CMを見るたびに
「ぱっぱ!みて!はやく!これ!これがほしーの!」と、料理中の私が振り向いてTVのCMを確認するまで騒ぎ立てます。
「かって!かって!」と事あるごとに騒がれ、だんだんと「子どもへの教育としてこのままでいいのか…」と不安になってしまいました。
騒げば買ってもらえる、言えば買ってもらえるはダメろうと。欲があるのは良いことだけど、その欲を自分でコントロールできるようになって欲しい。
そうはいっても、まだ4歳。欲のコントロールなんてまだ先の先。
「困ったなー。なんとかならないものか」と思っていた際、良いことを思いつきました。
いままで、欲しいといったおもちゃは、スマホのメモ帳にメモしていました。
お誕生日プレゼントやクリスマスプレゼントのリサーチとして。
これを、私だけが見られるスマホのメモ帳ではなく、子どもも見られるよう紙に書いて壁に張り出しました。
「書いておいたから、お誕生日(クリスマス)には、この中から一番欲しいものを選びなさい」と。
TVのCMを見て「これほしい!」と言われたら、即座に紙におもちゃの名前を書いておきます。親が書いている姿を見ると、これで忘れられてしまうことはないと安心するのかもうそれ以上は何も言いません。
二度目の場合は「この間も言ってたよ。もう紙に書いてあるよ」と言えば、「そうだった!」と、照れくさそうにするだけで、ぎゃあぎゃあ騒がれることはなくなりました。
物欲のコントロールなど先の先、と思っていたのに、あっさりと出来るようになりました。
とはいえ、制御できるようになったのはそこそこ値の張るおもちゃに限っての話で、「マックのハッピーセットのおもちゃがほしい!」とか、「ガシャポンやりたい!」といわうような、ちょっとしたおもちゃを強請られて愚図ることは多々ありますが。
お誕生日、クリスマス、と、プレゼントのオモチャが増えてきました。
時々、「このおもちゃ、だれにもらったんだっけ?」と聞かれ、
「それは、お母さんのお友だちの〇〇ちゃんからだよ。〇さいのお誕生日プレゼントだよ」と応えていますが、そろそろ記憶が怪しくなってきました。
ぐり君の5歳のお誕生日プレゼント。自分の備忘録を兼ねて。
私の友人からのプレゼント。ぐり君が一番欲しかった「たまごっちスマート」と、「レインボーフレンズ」をいただきました。
ぐり君はたまごっちが成人するとすぐに結婚させちゃうから、もうすでに5代目かな?
毎日遊んでいます。
叔父さん(私の弟)からのプレゼント。「ボトルマン アロサイダーDX」。
これのせいで、今うちではペットボトルのキャップが、ソファーの下やリビングボードの下など、あちこちに潜んでいる…。
叔母(私の妹)からのプレゼント。「セイバー 光るパジャマ(勇気のでるリング付)」。
おもちゃはもうたくさんあるから…と、母の希望でぐり君が欲しがっていた「ひかるふく」にしてもらいました。
「勇気のでるリングがあるから、これで夜のおトイレも一人で行けるね!」といってみたけど「でも、おといれは、いっしょにいってほしぃーの…」とよわよわしくお願いされました。
父と母からのプレゼント。チョイスは父。「レゴブロック」。
家にあるアンパンマンのブロックではもう物足りなくなっており、保育園では毎日ブロック遊びをしているのに家ではブロックで遊ばなくなっていたので、ぐり君が好きな車や飛行機が作れるレゴにしました。
父と母からのプレゼント。チョイスは母。「犬棒かるた」。
これは、私の祖父母の家にあったカルタで、小学生の頃に従妹や兄弟たちとよく遊んでいました。
デザインは当時のまま。昭和チック。変わっていた点は、ゐとゑの札がなくなっていました。あと、昔は、読み札に意味の解説はなかった気がするのだけれど…今度実家に帰ったら、当時のカルタを確認してみたい。
「さ」と「ち」が鏡像状態で子どもには見分けが難しい。
あと「そ」も、読み札と絵札で違うので、それもぐり君は混乱していたけれど、すぐに慣れました。