片隅でひっそりと

~共働き家庭の 仕事・家事・育児~

ある日、突然。人生の岐路に立つ(転職を決意)

ある日、突然。人生の岐路に立つ(転職の誘い) - 片隅でひっそりと

の、続きです。

 

6月下旬

転職の誘いをしてくれた知人の会社に、話を聞きに行きました。

朝、先に出社した旦那さんからlineに

「今日の面接頑張ってください」とメッセージ入っていたけれど…。

面接ではないんだよなぁ…。

会社の方針や現状・今後の展望についてを話してもらい、私からは希望の給料を提示する。その上で、転職するか否かのジャッジは私がする方なので…いわば逆面接?

「知人の会社に顔を出しにいく&久しぶりにお昼を一緒に食べに行く」という気楽さで出かけました。

暑いからジャケットも羽織らず、いたって普通の服装で。

 

知人の会社の業務内容や、取引先などはあらかじめ分かっており、他のメンバーもほぼ顔なじみ。

なので、会社が目指す姿・今後の展望についてと、会社の年間売上げ目標額(売上げを担うディレクターなのでこれが一番重要)と、過去の売上げ実績、入社後の私の立ち回りについてを確認しました。

 

給料については、フルタイムで働いていた時の明細と、時短勤務になってからの明細を持っていき、現状維持を希望と伝えました。

予想通り、フルタイム時期の明細を見て「貰ってるねー!ここまでは無理だわ」と。

時短勤務になってからの給料なら維持できそうというので、今と同じ9時~16時半の時短勤務にしてもらい、給料維持(+α)ということで話がまとまりました。

 

好きなジャンルの仕事で、メンバーは情熱をもって仕事をしているし、会社のルールはないに等しいほどフレキシブル。その上、給料維持できるのなら万々歳です。

 

2時間ほど話をした後、メンバー全員で(少人数の会社なので)一緒にランチを食べて解散。

 

 

あっけないほど簡単に転職が決まりました。

まあ、知人からのオファーによるヘッドハンティングってそんなもんですよね。

今の会社に入社したのも、知人からのオファーによるヘッドハンティングでした。

29歳でデザイナーからアシスタントディレクターに職種替えをしましたが、そのときからの仕事の縁が脈々と続いています。

まさか、あの時「そのジャンルの仕事面白そうだから、デザイナー兼アシスタントディレクターという条件でもいいか」と上司からのオーダーを気楽に引き受けたことが、その6年後に最初のヘッドハンティングに結びつき、さらに12年後に二度目のヘッドハンティングに結びつくとは。

 

 

「辿ってきた道に、何一つ無駄なものはない」と思っています。

一見回り道のようにみえても、その回り道で得たものは、後々すべてが自分の役に立つと。

まさに今回も。

20代で貪欲に吸収してきたことのおかげで、30代は仕事の幅が広がり。

30代に寝る間もなくがむしゃらにやってきたことで、40代は家事育児と仕事の両立が可能な環境・心の余裕を得ている。

今回の転職では、20代での経験が大きく活かせそうです。…ブランクがあるので勉強しなおしだけど。

 

 

6月下旬(上記の2日後)

役員に転職の意向を伝える。

 

 

7月上旬

役員複数人とのMTGで、転職を決意した理由など詳細を伝える。

 

今の会社は、とても働きやすいです。

フレックスタイム。時短勤務に期限(小3までとか)はない。有給はとりやすい。半休もOK。代休制度もちゃんとある。男女という性差での給料格差もない。このご時勢で会社側がリモートワーク推奨と明示している。リモートワークができる環境も会社が整えてくれている。育児への理解がある。個々人の状況により制度として整っていないこともフレキシブルに希望を叶えてくれる。

…環境・制度は、すさまじくいいと思います。

こんな環境で働けることを自ら放棄するなんてもったいないと思います。

でも…やめたい理由があるのです。

 

会社側には、希望する退職時期を伝えました。

クライアントへの影響や、社内メンバーの衝撃、今後の体制をどうするかなど色々課題があるので、会社側の希望は後日改めて聞くことになっています。

 

 

転職で叶えたいもの

先週あたり、TVで「2020年下半期のしいたけ占い」を取り上げていました。

普段、星座占いなんて気に留めないんです。

小学3年生の頃に星座占いの本を買ってもらいました。絵がすごく可愛かったので、お気に入りでした。

私は「みずがめ座」だと思い込んで「うんうん、あたっているかも!」と読んでいたのに、本当は「うお座」だったと気づき、うお座のページを見ても「うんうん、そうかも」と。どの星座を読んでも「この部分はあたっているかも」と思わせられる内容で…意味深に書いてある内容に対して、思い当たるものに自分がフォーカスして当てはめ「あたっている」と感じているだけだと悟ってしまいました。

それ以来「占い」というものとは距離を置いてました。

 

しかし、「2020年下半期のしいたけ占い」で、うお座は…

魚座のみなさんへ
2020年下半期、魚座
「楽しみだった夏休みを
取り戻すための戦いの始まり。
さぁ、やるよ!」

もう、この一言で、ずきゅん!ときました。

まさか、まさか、占いの言葉で泣きそうになるなんて!

 

仕事が最高に楽しかった数年間、私にとって会社は「文化祭前夜の学校の放課後」でした。

「職場」は陽気な同士が集う場所であり、「仕事」はお金を貰いながら刺激と学びを与えてくれるもので、趣味の延長上でした。

同僚たちとは昼も夜も一緒にご飯をたべ、時には共に徹夜をし、家族よりもずっと近しい存在でした。

 

もう、あんな無茶な仕事の仕方はできないし、したくない。

でも同時に、あの楽しかった日々には戻れない寂しさ。

 

過去となってしまった日々のきらめき。

 

取り戻せるのだろうか?

 

今のように、成果のみを追うような、ビジネスライクに割り切った仕事ではなく。

昔のように、私生活をすべて投げ打って仕事を最優先にすることで、引き換えに得られた充足ではなく。

 

今の私が目指したいのは、

家事・育児と両立させるために時短勤務を選択しながらも、趣味の土俵に仕事を置き「遊ぶように仕事をする」

こと。

 

「文化祭前夜の学校の放課後」「楽しみだった夏休み」そんな風に、再び仕事を楽しむ。

10年で社風ががらっとかわってしまった今の会社では、そんな希望も抱けず、あがくことすらできなかったけど。

今回の転職でそれが可能な場は用意されるので、あとは自分の努力と心の持ち方次第。

 

「さぁ、やるよ!」

 

しいたけ占いのこの言葉に鼓舞されました。

人生(道)は自分で切り開いて作っていくもの。

停滞していると感じ、倦んでいるなら、自分で動いて打開すべき。

やります。理想を胸に抱き、立ち上がります。

 

楽しみだった夏休みを

取り戻すための戦いの始まり。

さぁ、やるよ!

 

魚座にとっての激動の2020年下半期が始まりました。