片隅でひっそりと

~共働き家庭の 仕事・家事・育児~

高齢出産の病院選び

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「もしかして」と思い、判定薬を使ったら陽性。土曜を待って、自宅から歩いて5分の場所にあるクリニックで診察してもらいました。

 

そこで、5週目で胎嚢確認。まだ心拍は確認できていないのに、クリニックの先生から

「次週の診察までに母子手帳をもらってきて」

「あと、産むのは何処で? 里帰り出産するか、都内で産むか、すぐに決めて。都内で産むなら紹介状を書くので」

「里帰り出産するなら、受け入れ先の病院は自分で探して。そちらの病院にバトンタッチするまでの妊婦検診はうちで見るから」

と。

…え? え? そういうのは心拍確認してからじゃないの?

流産の80%は心拍確認前の化学流産なんでしょ?

母子手帳もらってきて、もしダメだったら…ショック大きいじゃない…。

っていうか、もう里帰り出産するかしないか決定しないとダメなの!?

と、色々思いはしたもののまだ自分が妊娠しているというのも実感できていない状態。戸惑いが大きくて、聞きたいことも聞けずに、出産病院の件は次週に返事をしますと告げて帰宅。

 

なんであんなに急かされたのかと、モヤモヤしたけれど、

①自分が44歳での初産であるために小さなクリニックでの出産は受け入れてもらえないこと。

②今は産婦人科が少なく、早く予約しないと大きな病院も満床で断られることがあること。

これらのせいか?と思い、聞けなかったモヤモヤは自己完結。すぐに旦那さんと「どこで産むか?」の相談をしました。

 

里帰り出産の方が出産前後に母を頼れるので安心と思ったし、旦那さんもそれを勧めましたが、数年前(もう10年ぐらい前?)の事故が頭を過ぎりました。

救急搬送された妊婦さんが、満床を理由に複数の病院から受け入れを拒否されて亡くなってしまった事故です。

 

里帰り出産を選んだ場合は、出産する病院は高齢出産も受けている大きな病院になるけれど、妊娠後期になって里帰りする直前までは小さなクリニックで妊婦検診を受けることになる。

万一、妊娠中期までの期間で不測の事態が起きた場合、小さなクリニックでは対応できないかもしれない。

大きな病院に救急搬送が必要となっても、高齢出産では年若い妊婦さんより受け入れ先はさらに少ないだろう。

だったら、都内で産むことにして、高齢出産も対応できるような病院をかかりつけ医にした方が、万一の時に受け入れ先がないなどという危険がなくなり安心では。

里帰りは、出産して退院したその足で新生児と2人で実家に帰ればいいし。

…と、いうことで、都内で産むことに決め、6週目に再びクリニックに行った際に紹介状を書いてもらいました。

 

紹介先の病院は、自宅から徒歩20分程にある大きな病院でしたが、NICUはありませんでした。

NICUがある病院は他の病院から新生児の受け入れをしているため、自分が通う病院にあっても満床であれば結局は他の空きがある病院に搬送されると知り、NICUの有無は気にしなくていいか、と。

 

…結果的に、都内で産むと判断したのは正解でした。

この後、32週でさらに転院する事態になります…その話はまたいつか。

 

今、子供は元気に育っているので、妊娠初期から出産までの間に関わった4つの病院の先生たちの、知識と判断とサポートに感謝しています。