片隅でひっそりと

~共働き家庭の 仕事・家事・育児~

見知らぬ居候…あと1週間弱の辛抱

うちの周囲は環境が良いのか、住宅街なのに野鳥がたくさんいます。

雀、烏、鳩、ヒヨドリ、尾長、カルガモ、鷺(数種)、川鵜、メジロカワセミ

視認しているだけでもこれだけいるので、実際にはもっとたくさんの種類がいると思います。

 

その中でも、一番身近なのは雀。

ちょこちょこ、ちょこちょこと、うちのベランダにやってきます。

植木鉢で砂(土)浴びをしたり、メダカが泳ぐ水鉢で水を飲んだり、菊の葉っぱをちぎりに来たり…。その挙句に落とし物(糞)をしていくので、とても迷惑!

以前に2度ほど、ベランダの壁に取り付けている室外機の後ろに巣を作られそうになりました。

リビング側のベランダには植木を置いているので人の出入りが多いのですが、旦那さんの部屋の前はベランダの幅が少し狭くなっており、私はそちら側にはほとんど行きません。

しかも、そちら側の室外機は壁に取り付けてあり、ちょうどよい塩梅に壁との間に隙間があります。

目をつけられているようで、毎年「内見に来ました~!」と雀たちが来ます。

卵を産まれてしまったら、巣立ちまでエアコンが使えなくなってしまうので。これまでは巣作りの段階で対処していました。

巣づくりの際はベランダに枯草が落ちているので、ちょこちょこベランダに出ていればすぐに気づけます。

 

春先にベランダの掃除をした際に、使っていないプランターや植木鉢を一か所にまとめました。

例の、雀たちに人気物件のエアコンの真下に置きました。

 

 

春先から5月ぐらいまでは、枯草が落ちていないか確認していたのですが、暑くなってきたのでもう産卵期は過ぎただろうと油断していました。

先週の中頃、朝ベランダで植木の手入れをしていた際、「ぴぃーぴぃー…」というか細い声が聞こえてきました。

声の聞こえるほうに行き、壁付けの室外機の裏を見ましたが、巣はありませんでした。

鳥好きの旦那さんに「雀の雛の声がするんだけど、どこにいるか分からない。天井側から聞こえる気がするんだけど…」と話して一緒にベランダに出てみましたが、旦那さんは静かに行動するという配慮に欠けているので、一緒に見に行くとピタリと雛の声は止んでしまいます。

「屋上には巣を作るような物陰はないと思うんだけど…でも、お隣さんのベランダではなさそうなんだよね。うちのベランダのあたりから聞こえるの」と旦那さんに話したものの、鳴き声が微かすぎてどこにいるのかはわからずじまい。

 

そうして、先週の土曜日。

「ぴー!ぴー!」と餌を待つ元気な雛の声が聞こえたので、再びどこから聞こえるのか探りに行きました。

相変わらず、エアコンの後ろには巣はなし。

ベランダにも枯草は落ちていません。

でも、すっごく近くから声がする!!!!

ん??? なんか、下から聞こえてきていない??

と、積んであったプランターをのぞき込むと…

バサバサバサ!!!と、慌てたように飛び出してきた何か。

その瞬間、あんなに賑やかだった雛たちの声がぴたりと止みました。

 

え、え~!?

 

どうやら、壁とプランターの隙間に、巣を作ってしまったようです。

室外機の裏に巣を作ろうとしているときは、派手に枯草が落ちているので気づけたのですが、今回のプランターの後ろの巣づくりでは草が落ちていることがなかったので気づけなかった!!

巣を作るなら、上の方だと思っていたよ! 足元だなんて想定外!

 

 

今は、植木の水やり・メダカの餌やりにベランダに出るのも気を使います。

地味にストレス…。

しかし、親雀を驚かし過ぎてしまって巣を放棄されたら困る。

ミイラになった雛の姿など見たくない。

無事に巣立ちをしてもらってから、巣を撤去したい!!

 

どれぐらいで巣立つのか検索してみると、

6週間~8週間とあり、

巣作りで、1週間

産卵で、1週間

抱卵で、2週間

生まれてから巣立ちまで、2週間

その後に親と過ごす期間が、1週間

とありました。

 

うちはもう生まれているので、あと1週間弱ぐらいの辛抱。

 

生まれてから親元を去るまで、たったの3週間なのか…。

なんだか、しんみりしてしまう。

 

 

巣立ちの期間を調べる際に、こんな素敵な自由研究を見つけました。

www.shizecon.net

 

巣立ちの確立のみならず、巣の素材となる草や羽の種類まで調べていて、すばらしい。

草や羽の種類はどうやって特定したんだろう。気になる。

そして、ここで、長年の私の疑問が解けました!!

うちの菊の葉が、5月ごろに頻繁に食いちぎられるのは、そういうことだったのか!

食べていたわけでも、いたずらしていたわけでもなく、巣の材料として好まれていたのね!!!