小学1年生になり、夕方のタスクに「宿題」が増えました。
それはそれは、大変…!
今はまだ、夕方帰宅後のタイムスケジュールが確立できていません。
ぐり君は、帰ってすぐに宿題をやる日もあれば、夕食もお風呂も終わったあとにやることもあり、その日その日で臨機応変に対応しています。
もう6月に突入していますが、ひと月半ほど前を振り返って書きます。
学校の宿題のこと
入学式が4/8で、はじめての宿題が出たのは4/22でした。
宿題が出るようになるのはもう少し後だと思っていたのですが、案外早かったです。
最初は、ひらがなプリントの「く」の表面の直しと、裏面を書いてくることが宿題として出されました。
先生からの学年だよりに「丸つけは担任が行います」と書かれていたので、
「字が汚いなぁ」と思いながらも、指摘せずにそのままで持っていかせました。
数日すると、学童で宿題をして帰ってくるようになりました。
親としては「ラッキー!」です。
が、プリントを見てみると、やっぱり字が汚い…。
でも、本人が頑張っているのだから、と、ガミガミいわずにいました。
この時はまだ「丸つけは先生がするのだし、余計な口は挟まない方がいいかな」と思っていたのです。
毎日、ぐり君は学童で宿題をしてきてくれました。
◆
しばらくすると、丸つけされた宿題プリントが返ってきました。
裏面は、びっしりと、赤が入っていました。
ぐり君曰く、「だめだったじは、けしごむでけして、せんせいのあかいもじをなぞって、もういちどもっていくの」と。
この時、「結構、先生はシビアに見てるな~。さすがに全部の字を×にはせずに比較的ましな字は目こぼししてくれているけれど…きっと子どものモチベーション下げないためだよね…」と感じました。
(いま改めて見てみると、先生の採点は全然シビアではない。なぞっていない文字のうち2文字だけ丸がついているけれど、よく丸をくれたなと思うぐらいひどすぎる…)
指摘された字は消して、赤文字をなぞって持たせました。
が、直しが入ったプリントは、本来の宿題に+αでやっていかなければいけません。
先生の都合で何枚かまとめて返ってきたりすると、直しだけで一苦労です。
この頃から「見本をよく見て、丁寧に書きなさい」とか「字のバランスが全然違う。やり直して」とか、文字の形に私が口を出すようになりました。
が、いくら言っても伝わらず…。
全部やり直すのは無理だと思い、「この中で一番ダメな文字3つだけやり直そう」と提案してみたのですが
「ぜんぶ、だいじょうぶ!」
「ぼく、がんばったもん!」
私は怒り口調になるし、ぐり君は涙目→ギャン泣きになるし、毎日宿題をやる時間は地獄絵図のようでした。
このままじゃ、ひらがなの書き取りも、宿題も、嫌いになってしまうのでは…?と不安を抱きながらも、改善の糸口が見つかりませんでした。
…そして、旦那さんはその場にいるのにスルー。ノータッチの状態でした。
◆
毎晩繰り返される騒動に私はげんなりしてしまい、ある日、宿題の面倒を見るのを旦那さんに丸投げしました。
その日の宿題は、「こ」の文字でした。
私がお風呂から上がると「ぐり君、宿題終わったよ。頑張ったよ」と旦那さんからの報告。
プリントを見ると…そこには乱れに乱れまくった「こ」の字たちが!!!
「え、これはダメだよ、ひど過ぎるよ。やり直した方がいいよ」といったのですが、
旦那さんは「書き順さえあっていればいいんだよ。そのうちキレイに書けるようになるよ」と。
ちなみに、普段の字は、私よりも旦那さんの字の方がきれいです。
「〇〇先生は、けっこう厳しいよ。多分全部赤が入るよ」とはいったのですが…毎日毎日子どもと言い合いになりながら宿題をしている現状に、私も心が折れていました。
どこまで家庭で指導すべきかもわからず、きれいに書けるまで何度もやり直しをさせるのが正解なのかもわからず、旦那さんの
「書き順さえあっていればいいんだよ」という言葉に、そうなのかも…と思い、直しはさせずに宿題を持って行かせました。
この頃は、「どこまで口出しすべきか?」と悩んでいたので、自分の指導も日によって甘かったり厳しかったりとブレブレでした。
◆
2日後ぐらいに、全部の字に訂正の赤が入った「こ」のプリントが返されました。
やっぱり…。
旦那さんに見せると「〇〇先生、厳しいね~。ととさんならこれは全部マルにするけどなぁ~」。
先生からの戻しを見て考えました。
やっぱり、汚い字で、ただ升目を埋めただけの状態はダメなんだ。
勉強の習慣づけをするための宿題ではないんだ。
旦那さんは「書き順さえあっていれば」といっていたけれど、先生は書き順があっているかは宿題プリントではわからないし、そうなると文字の形に対してしか指摘はできない。
先生だって、こんなに全部の升目にお手本の赤い文字を書くのは大変なはず。
それでも、安易にマルにせず、全部に文字を書いてくれている…つまり「きれいな文字」を目指すための宿題なんだ。
今のまま、親が監督しないまま子どもが汚い字で提出したプリントに、先生がお手本の赤文字を書いてくれる…それを子どもがなぞって提出する…果たして、それでぐり君が「きれいな文字」を習得できているか?
否。
宿題にはがっつり関わらないといけないんだと心が定まると、自分の指導のまずさに目が行くようになりました。
◆
この頃に、国語のプリントに加え、算数プリントも宿題として出るようになりました。
すると、今まで学童で終わらせていた宿題を、終わらぬまま持ち帰るようになりました。
ぐり君が「おおすぎて、ぜんぶはむり」と。
私も旦那さんも「ちょっと増えただけじゃん!」と思っていましたが…幼馴染の女の子と話したときに、その子も「しゅくだいおおくてつかれちゃうから、がくどうではできない」と言っていたのを聞いて「あ、そうなの?」と。
ごめんよ。ぐり君。…お友だちの言葉の方が説得力あったんだよ…。
そこで、ぐり君に
「学童では、算数のプリントだけやってくればいいよ。国語のプリントは、家で一緒にやろう。だって頑張って学童でやったのに、お母さんにダメだしされて書き直しになったら、ぐり君悲しいでしょう?」
といって、学童では算数のプリントだけ終わらせてくるよう約束しました。
◆
ネットにあった過去のアドバイスを参考に、自分のやり方・心持を変えてみました。
●自分は「指導者」ではなく「応援団」の心持でいること。
●升目が4つに区切られていることに着目させる。
●「お手本通りじゃない」「形がゆがんでいる」といった、具体的ではない言葉は使わない。
●書き始めや、線が交わるポイントなどは、「1つめの部屋の真ん中から」とか「1つめと2つめの部屋の堺で」など、場所をより詳しく説明する。
●プリント内にお手本の字があっても、子どもは見ながら(目の移動をしながら)書くのは難しいので、子どもが書く文字と同じサイズ(升目や中心の破線も再現)した「お手本」の文字を用意し、常に左側において書かせる(目の移動を最小限に)。
●きれいに書けなかった字も、「最初の横棒はきれいだった。長さもよかった」「あと、ここがもう少しこうだったら良かったんだけど」と、悪い点のみではなく良い点も伝える。
●帰宅直後のおやつの時間は廃止し、1文字きれいに書けるごとに、小さなお菓子を1つ食べてよいルールに変更。おかあさんからOKがでなかった文字の場合は、お菓子はお預けで、書き直し。
(グミやラムネなどなるべく小さなもので、手が汚れないもの)
●すべての文字が上手にかけて宿題が終わったら「ねえ、見てみて!こんなに上手にかけたんだよ!すごいよね!」と、旦那さんに伝えるというていで、ぐり君を褒める。
●2日後あたりに帰ってきたプリントを必ず確認し、直しがなかったらほめちぎる。直しがあった場合は、悔しがり、「残念!この1文字だけダメだったかー!」と、一緒に悔しがる。
…これを実践したその日。
その日にすぐ手ごたえがありました。
これまでぐり君は泣きながら宿題をしていたのが、2人で笑顔で宿題を終えることができたのです。
2日、3日と続けるうちに、ぐり君への指示も通りやすくなりました。
宿題提出後にやり直しになる文字も少なくなり、花丸付きで返却されることが多くなりました。
1週間で、劇的変化でした。
ぐり君が宿題の書き取りが嫌いになってしまう前に軌道修正できてよかった!!
家庭学習のこと
宿題でいっぱいいっぱいだったので、チャレンジは、毎日2レッスンこなすだけで精一杯でした。
18時半に帰宅し、ごはん、お風呂、宿題、チャレンジ、歯みがき、明日の用意、これでもう21時半。
アニメを見る余裕もありません。
チャレンジパッドの方は、
4月号は、まだ余裕があったのですべて赤花丸になるまで解きなおしをしました。
5月号は、すべてのレッスンは一応終わらせましたが、ところどころ青花丸が残っている状態。
オプション講座の「考える力・プラス」の方は、
4月分はほぼ終わらせて赤ペンの提出もしましたが、5月は半分もできずに6月に入ってから赤ペンだけはかろうじて提出しました。
親子とも宿題・家庭学習に関しては「いっぱいいっぱい」な感じですが、学校も学童も楽しいらしく、友だちとの話題などをたくさん話してくれるので、学校生活は順調そうでほっとしています。