片隅でひっそりと

~共働き家庭の 仕事・家事・育児~

鬼ごっこで、鬼になると泣いてしまう子ども(鬼役で泣かなくなった、うちの対処方法)

保育園のZoom個人面談で先生から指摘された内容

 

保育園の面談で、子どもの幼さを指摘される。グレーゾーン…の手前?? - 片隅でひっそりと

 

のうち、最初に取り組んだのは、「鬼ごっこで、鬼になると泣いてしまう」問題です。

 

先生からは、鬼になるとぐり君が泣いてしまいゲームが中断して、お友だちも泣いているぐり君に戸惑ってしまう…という内容でした。

 

泣いて意見を通そうとするのもダメだし、ぐり君のせいでみんなの楽しい遊び時間がおしゃかになるのも良くない。なにより、楽しい遊びの中に「泣くほど嫌」という時間があるのは、ぐり君も可哀そう。

 

保育園での遊びは全員参加ではないので、「鬼になるのが泣くほど嫌なら、鬼ごっこに参加しなければいいじゃない」とぐり君に言ったのですが、それはイヤだと。鬼ごっこには参加したいけれど、鬼になるのはイヤだといいました。

 

 

そこで、まずルールを守る大切さから話をしました。

 

①鬼ごっこのルールの確認

ごっこは、たっちされたら鬼が交代する。これは守らなければいけないルール。

たくさんのお友だちが参加している中で、鬼はたった1人だけ。

なのにぐり君が鬼をやらないといって泣いたら、遊びが中断してしまう。

ぐり君が鬼をやりたくないと思っているように、他の子もイヤだと思っているかもしれない。でも誰も泣いて嫌がったりしてないでしょう? みんなルールを守っているでしょう?

ぐり君が楽しく逃げている時に、鬼になった子が泣いて鬼ごっこが中断したらつまらないでしょう?

つまならない、と思ったなら、ぐり君も同じことしちゃダメ。

 

 

泣いて鬼役を拒否するのがダメな理由がぐり君にも伝わったので、次にぐり君がなぜ鬼が嫌なのかを聞き取り。

 

②子どもに「鬼役が嫌な理由」を聞く

こちらは、ぐり君が自ら説明できそうもなかったので、質問形式で聞き取り。

あとは過去に聞いていた話も含めています。

●鬼になった際に、お友だちを捕まえられない(いつまでも鬼役のまま)

●鬼になって10数える間に、みんな捕まえられないぐらい遠くに逃げてしまう

●みんなが自分を避けて逃げていくのが悲しい・寂しい

 

ぐり君は「悪い子のところには鬼さんが来る」と私たち両親に言われて育ってきているので、「鬼=怖いもの・嫌なもの」という認識が刷り込まれています。

その、皆に嫌われる存在の鬼役になりたくない、という気持ちも強いのかな…と。

 

 

③「鬼=嫌なもの」の認識を変える

ちょっと蛇足ですが、

保育園では、鬼役を決めるときにじゃんけんではなく、みんなで片足を出し合って「月火水木金土日」で、日になった人から抜けていき、最後まで残った人が鬼になります。

家族で鬼ごっこをやる時も、この方法で決めます。

で、ぐり君、2人でやる時も、3人でやる時も、自分の足から数え始めると自分が「日」になるのを知っているのです。

で、多分なのですが…大きいお兄さんたちも当然分かっているので、小さい子たち(年中さん)はいいように丸め込まれて鬼役になることが多いのではないかと推測しています。

 

 

本題。

ぐり君の「鬼役」への認識を変えられた重要ポイントが1つあります。

それは「ケイドロ(ドロケイ)」の、警察と泥棒にチームを分けての鬼ごっこでは、必ず追いかける方の「警察」になりたがるのです。

私たちと一緒に遊ぶ際、上記の「月火水木金土日」で法則を知っているぐり君は、自分の都合の良いように役を決められるので、鬼ごっこなら逃げる方、ケイドロなら警察になって追いかける方を選びます。

「警察」という役目なら、決して追いかけるのはイヤじゃないんです。

ここに着目しました。

ケイドロではなく鬼ごっこも一緒だと。鬼になったとしても、自分は警察官役だと思ってみんなを追いかければ良いのだと。

ぐり君もそのアイディアを受け入れてくれたので、「鬼さんは、鬼強い、鬼警察」を合言葉にしました。

朝の登園中に

「今日、鬼ごっこで鬼さんになったら、どうするんだっけ?なにになったつもりになるんだっけ…?」と問いかけると、はにかんで「おにけいさつ!」と。

土日月火と4日間、思い出したときに合言葉を言いあってぐり君の鬼役へのイメージを変えました。

 

また、ネットで検索して見つけたコメント「うちの子とその友達は、みんな鬼役をやりたがる。なので、じゃんけんで勝った人が鬼をやる」というエピソードも聞かせました。その話を聞いた際に目を丸くしていたので、これも印象を変える一助になったと思います。

 

 

④鬼ごっこでの必勝法を伝授する

先日の親子マラソンでも1キロをまあまあの速度でほぼ歩かずに走り切りました。なので旦那さんの感想としては「ぐり君の足が遅いせいでみんなを捕まえられない・鬼になってしまう、というわけではないと思う」と。

そこでぐり君に、「鬼になった時、ぽつんと一人でいる子と、たくさん固まっている複数の子、どちらの方に行く?」と聞くと、

ぐり君から「ひとりでいるほう…?」と答えが返ってきました。

ちがーう!

大抵、鬼ごっこの際に一人でいる子は逃げ足が速くて、どう攻められてもいいように逃げ道を確保しているような上級者。

 

そこで、鬼になった際のポイントを伝えました

●みんなが団子になって集まっている方を狙うこと。

●散り散りに逃げる際に逃げ遅れる子が出るから、それを狙うこと。

●庭をぐるぐる回って逃げている子に対して、素直に真後ろを追わない。逃げる方向を予測して最短距離になるようコース取りすること。

●タッチされて鬼になったら、追いかける前に数えなくてはいけない1~10の数字を早口で数えきること。

 

また、鬼から逃げる場合のポイントもあわせて伝えました

●逃げる時には、人がたくさんいる方に逃げること。

●鬼に追いかけられたら、お友だちの方に逃げて、お友だちを追い抜かすこと。(鬼のターゲットが変わる)

 

この、逃げる時も追いかける時も、「大勢の方に」というのは、登園中に集団で飛んでいたヒヨドリを例にあげて念入りに説明しました。

 

 

 

金曜日に先生から話を聞き、月曜までに上記の4点をぐり君とやり取り。

 

月曜日の帰りに「今日は鬼ごっこやった? 鬼になった?」と聞くと、「おにになった。けど、なかなかった」と。

「誰か捕まえられた?」

「つかまえられなかった…」

泣かなかったという報告でしたが、捕まえられなかったとなると長いこと鬼役やっていたんだろうな~と推察。

「そうか~。泣かなかったといってたけど…本当はちょっと泣いちゃった?」ときくと、私の脚に抱き着いてきて「ちょっと、ないちゃった」と。

 

鬼になった際、年少さんを追いかけてタッチすれば?と言ったのですが。

どうやら、年少さんは「おまめさん」役で、一緒に鬼ごっこを楽しんで追いかけても、タッチして鬼にするのはダメらしいです。

そうか。だから、年少さんの時には「鬼役になって泣いてしまう」というトラブルが発現しなかったんだな。

 

 

火曜日には、鬼になっても泣かなかった、との報告。

 

水曜日には、鬼になったけど、ぱっぱのやり方でお友だちを捕まえることが出来た、との報告!

 

まだ3日なのでもう少しの間保育園での様子の確認を続けますが、鬼ごっこの鬼役を受け入れられたようです。

良かった。

 

以上、うちの場合でした。

先生から指摘されたその他の問題にも、ちょこちょこ取り組んでいこうと思います。

 

 

にほんブログ村 子育てブログへ にほんブログ村 子育てブログ 高齢ママ育児へ にほんブログ村 子育てブログ ワーキングマザー育児へ