片隅でひっそりと

~共働き家庭の 仕事・家事・育児~

4歳児、数字の勉強の仕方(数字ゲーム)

数字や平仮名の読み書きは「こどもちゃれんじ」のキッズワーク頼みでしたが、一向にぐり君が覚えず、それにより徐々に苦手意識が芽生えてきている様子だったので、このままではダメだと、ひと月ほど前から本腰入れ始めました。

まずは、覚える数が少なくていい数字からと思い、お手製の数字カードでクイズをしたり、カードゲームをしています。

 

ある程度数字を覚えたら(記憶が怪しげな数字や、その時々で間違えることがあっても、大抵は分かる、という程度でOK)、ゲームをすると子どもは楽しく学べます。

 

【数字が学べるカードゲーム】

①参加者にカードを均等に配ります

②「いっせーの、せ!」の掛け声で、手持ちのカードを出します(手持ちカードは見ずに上から順に出す)

③場に出たカードの数字を子どもに聞き、分からなければ教える。

④そうして、どちらの数字が大きいか子どもに判断させます。

⑤一番大きい数字のカードを出した人が、場に出ていたカードをすべて貰えます。

⑥同じ数字だった場合、引き分けで、自分のカードのみ回収。

⑦最後に手持ちのカードを数え、多い方が勝ち。

 

これをよくやっています。

トランプだと1がAなので、それだけでもお手製のカードに差し替えた方がいいかもしれません。

うちでは、0~10と、20、30、40、50と、jokerのカードを作り、それを使用しています。

 

手持ちカードは、自分でも見ずに出します。

なので、勝ち負けは運です。

 

しかし、子どもは負けてしまうと悔しい!!

負けず嫌いの子など、ゲームで負けると泣いてしまう子もいますよね(うちの姪っこ)。

 

そういう「悔しい!」の気持ちを体験させたのち、ルールを少しアレンジします。

次のステップは、

 

【ステップ1】

②「いっせーの、せ!」の掛け声で場にカードを出すのは大人のみ。子どもは、大人が出したカードを見てから、手持ちカードの中から選んで出す。

 

このルール変更により、例えば「3より大きい数字はどれか?」と考えることになります。

また、もう少し知恵が働くようになると、大きい数字のカードを無駄に消費することなく最小値で勝つにはどの数字がいいか、と考える訓練にもなります。

 

【ステップ2】

①参加者にカードを配る際、子どもに多めにカードを配ります

②「いっせーの、せ!」の掛け声で、手持ちのカードを出します(手持ちカードは見ずに上から順に出す)

③子どもは、手持ちカードの中から、1枚だけ追加して出してよい。

 

このルール変更により、足し算の要素が追加されます。

ぐり君は、まだ、大人が5のカード:ぐり君が2のカードだった場合、「3より大きいカードを出すんだよ~」とアドバイスすると、手持ちのカードの中から8のカードを選んで出してきたりします。

「大きすぎる!もったいない!」といっても「?」という感じですが、徐々に理解していくと思います。

 

 

 

ひと月前には、0と1しか分からなかったぐり君…二進法だね!

最近では、10進法を覚え、「20」「30」「40」「50」のカードを出しても答えられるようになりました。

しかし、いまだに弱いのは、6と9。4。5。です。

6と9は、9を覚えたことで、9じゃない方として6を覚えつつあります。

4は、ウルトラマンスペシウム光線のポーズをして「よんよんよん~」と唱えたことで覚えてくれました。

答えに詰まった際に、「これは?(ポーズ)」をすると、即座に「よん!」と返ってきます。

2と3も最初は怪しかったのですが、今では間違えなくなりました。

問題は、5です。

これは毎回詰まります。目が泳いだ挙句…「に!」と。

「違うよ」というと、下手な鉄砲数うちゃ当たる作戦に出てきます。

「さん! ろく! なな!」

毎回、5を「に!」と答えるのです。

「じゃあ、これは?」と2のカードを見せると「に!」

「じゃあ、こっちは?」と5のカードを見せると「……。…に…?」

 

なんで毎回「2」と答えるのか?と不思議でしたが…。

そういや、5は、上下回転させると、2の鏡文字のような形状になるね…。

もしや、これが理由か?と、昨夜気づきました。

 

さらに、朝ぐり君と会話していて気づいたのですが。

ぐり君、数字をほぼ書いたことがありません。

平仮名は「こどもちゃれんじ」のキッズワークや、ひらがななぞりんで書いているのですが、数字の書きとりはありません。

視覚情報だけで覚えるのは厳しいですよね。

なかなか覚えられなかったのは、これも要因の1つかも。

良いドリルを見つけました。

こちらを試してみます。

 

あと、もう1つ。

さっきはちゃんと「きゅう!」と言えていたのに、他の数字カードを答えて一巡して来たら…今度は9を見せても「…ご…?」と、間違えるのは何故だろうと歯がゆく思っていました。

さっきは答えられたのに! 分かっていたのに! なぜ!? と。

でも、これ、覚えていないわけじゃないんですよね、きっと。

翌日にはまたちゃんと「きゅう!」と答えていたりするので。

なぜ答えられたり、答えられなかったり、まちまちなんだろう?と不思議に思っていたのですが。

脳にしまい込んだ記憶の蓋が開かず、ふとした時に思い出す…って大人でもありますよね。女優さんの名前や、歌のタイトルが出てきそうで出てこない!ってこと。

 

6や9はなかなか区別がつかず、覚えたのは最近だから、シナプスのつながりがまだ薄いのかも、と気付きました。

気付いた途端、子どもが間違えても忘れても、イライラしなくなりました。

前は、9を見せたときに「ご!」「違う」「ろく!」「違う」と否定して、子どもが正しく答えられるまで続けていましたが、間違った記憶で定着してしまうより、さっさと答えを教えてた方がいいのかも、と思うようになりました。

記憶のパイプを太くしたいなら、子どもの数うちゃ当たる作戦で偶然の正解を待つより、何度も何度も正しい答えを記憶に刷り込むことに作戦を変更しました。

夏休みが終わるまでには、スムーズに答えられるようになるかな?