潮干狩りに行ってきました。
小さい頃は毎年のように家族で行っていた潮干狩り。
父の会社仲間たちと誘い合わせて車で行く、というのが楽しかった。
それぞれの自家用車で出発し、途中で合流しながら何台もの車で行くので、迷子になったりはぐれたりしないよう、皆で車のアンテナに同色のリボンを結んでいました。
子どもたちは、後部座席から「あ!後ろ、間に違う車が入って見えなくなっちゃったよ!」とか、前の車が見えなくなったら、妹と一緒に目を凝らして探したり。
潮干狩りの後は、台所で一晩砂抜き。
母に「貝が弱るから触っちゃダメ!」と言われていても、夜にトイレに起きたついでに台所に寄って、潮を吹いているのを観察したり、水管を指でちょんちょんと突いて遊んだり…。
翌日は、母がアサリのバター蒸しを作ってくれました。大皿に何杯も何杯も。アサリだけでおなか一杯になっていたな…。
そんな風に、小さなころの楽しく幸せな記憶になっている潮干狩り。
何十年ぶりかで、旦那さん・ぐり君と私の3人で行ってきました。
旦那さんは貝は絶対に食べない(蜆の味噌汁など、ダシとしてはOK)し、私もアサリを食べる際の「砂ジャリ」の恐怖で苦手になってしまったので、夫婦2人だったら行こうと思いもしなかっただろうけれど…ぐり君は貝が大好き!ということで、ぐり君のために潮干狩りに行きました。
日頃、砂場で遊びたがっても「靴や服が砂まみれになる」「蚊が群がってくる」という理由で、なかなか快諾できないというのもあり、潮干狩りなら砂遊びも水遊びもできる!と、砂場遊び用のオモチャも持参しました。
…まあ、ありがちですが、子どもより親の方が夢中になってました…。
日焼け対策、水濡れ対策、トイレ対策、迷子対策はバッチリだったのですが、防寒対策をもう少しした方が良かった。海の家にお弁当や着替えなど一式置いてきてしまったのですが、一度砂浜に入ったら引き上げる時まで出られないルールになっており…。
途中でぐり君が「しゃむい…」と言い出したものの、着替えが手元になく、バスタオルを巻いて凌ぎました。濡れてしまった水着とパーカーを、砂浜でも着替えられるようにしておくべきだった。
アサリだけ選んで取り、2キロ持ち帰ったのですが…砂抜き、大変でした!
あの、食べていて「砂ジャリ!」となるのを絶対に避けたかったので、砂抜きは慎重に&神経質にやりました。
貝が重ならないように広げて塩水につけ…としたのですが、ザルやボウル・バッドなどの容器が足りなくて…!!!!
来年への課題です。
アサリ600gをバター蒸しにしたのですが、ぐり君は一人でぺろりと食べきりました!
食べている最中に「やっぱり、かいは、さいこーだね!」と呟いていました。
数日後。
再度、冷凍しておいたアサリ600gをバター蒸しにしたのですが、再び一人で完食。
この日も食べている最中に「やっぱり、かいは、さいこーだね!」と呟いていました。
お母さん、砂抜きを頑張った甲斐があるよ!!!
貝を普段買わないので、貝を使った料理はハードルが高いと感じていたのですが…アサリのバター蒸し、簡単でした。
こんなに簡単だったのなら、冷凍庫のアサリがなくなってしまっても、スーパーで買ってまた作ろう、と思うほど。
貝は苦手でも、貝のダシは好きな大人2人。
ぐり君に、アサリをみんな食べてもらい、その残り汁(こっちが本命!)を使い、ボンゴレビアンコ(貝なし)を作りました!
お・い・し・いーーー!!!
今まで、美味しいのはしっていても上に乗っている貝がイヤで、お店で注文できなかったボンゴレビアンコ!
貝が乗っていない、私たち夫婦にとってベストなボンゴレビアンコ! 最高だよ!
また来年も行こうね。