昨日は、旦那さんが夕食を作ってくれました。
味噌ラーメン。
前日から、自家製ラーメンスープを作り、トッピングのもやしのナムルと味玉も用意していて、帰ったらすぐにごはんが食べられるように段取りよく準備してくれていました。
おかずは、冷凍餃子。
…前日も餃子だったのですが、ぐり君が「ぜんぶ、ひとりでたべる!」と宣言し、ほぼ1人で食べてしまいました。(交渉し、父と母は2つずつもらったけれど)
なので、「そんなに好きなら、明日も餃子にしてあげる」と旦那さんが前日から約束していたのです。
旦那さんがフライパンを洗っている最中、なんか焦げ臭いな~と思っていたら。
食卓に並んだ餃子の「はね」が見事に黒焦げでした。
「焦げちゃってるね」
「パッケージどおりに作ったんだよ。なのに焦げた!」
「火が強すぎたんじゃない?」
「でも“中火”と書いてあったよ。水が蒸発するまでとあったけれど、これはやばいと途中で辞めたんだよ。それでも焦げてたんだよ」
「うん…」
まあ、いいや。議論しても仕方ない。
「じゃあ、いただきます、しようか」
ぐり君と声を揃え、3人で「いただきまーす!」の挨拶。
私が、ラーメンを2口ほどすすったところで…
「こげてる!! これじゃない!」と、ぐり君が怒り出しました。
「そうね。黒いところは苦いもんね。でも、焦げてるはねをとっちゃえば大丈夫」
(実際には、はね以外も黒いけれど…)
「なおして!」
「いや、直せないから」
「なおしてくだしゃい!!」
…ギャン泣き。
「直せないけど、黒いところ全部とってあげようか」
ギャン泣きしながら、かすかにうなずくぐり君。
キッチンバサミで焦げている底の皮をすべて切り取ると…
さらにギャン泣き。
どうやら、皮を残して黒い部分だけとれると思っていたらしい。
旦那さんは爆笑。
ぐり君はギャン泣き。
…もう、笑っている場合じゃないよ!
旦那さん一人でラーメン食べ終えているし!
私のラーメン、2口しか食べていないのにもう麺のびてるよ!!
おさまりつかないので、膝の上に乗せて、よしよし、と慰めました。
「ぐり君、聞いて。お父さん一生懸命作ってくれたの」
私の胸に顔をうずめて号泣中。あぁ~鼻水が…。
「お父さん、一生懸命作ってくれたけれど、あんまりお料理上手じゃないんだよ」
旦那さん、私の言葉に打ちひしがれる。
「また今度、お母さんが餃子作ってあげるから」
「いまがいいのぉー!」
「今は無理。もうないから。…お母さん、ラーメン食べたいよ。もうのびちゃってるよ」
「ぐり君、こっちおいでー」
とうに食べ終えている旦那さんが呼んでくれましたが、ギャン泣きしていて聞く耳持たず。
「ダメかー。お父さんのせいだもんな…」
再び打ちひしがれる旦那さん。
色々話しかけてどうにかこうにか機嫌を直し、ようやくラーメンを食べるころには、もうすっかり温くなっていました…。
がっかり。
それでも、機嫌を直したぐり君は、ラーメンを完食しました。
私からもぐり君からも「おいしい」の言葉をかけてもらえず「もう作らない」とへそを曲げていた旦那さん。
だって、もう、麺がのびて温くなってたんだもの…。
私だって美味しいときに食べたかったよ!
旦那さんは泣いているぐり君を見て笑っているだけだったじゃない!
でも、今夜も旦那さんが夕食を作ってくれるそうです。
今晩はマーボ豆腐。
そして、3日連続の餃子…。
出勤する際に「マーボ豆腐とスープは自分が作るけど、餃子はお願い」と言われました。
これで今夜も焦がしたりしたら、また食卓が大惨事になるな…。