片隅でひっそりと

~共働き家庭の 仕事・家事・育児~

「きょう、ほいくえん?」

今朝、まだ布団の中で微睡んでいると、隣からボソボソ声が聞こえてきました。

「ぐり君? なんていってるの?」

「◎■※▼」

「ん? 何?」

聞き取れずに何度か聞き返すと、

涙声で「きょう、ほいくえん?」と。

 

「今日は保育園だよ。でも今日頑張れば、明日と明後日はお休みだよ」と返事しましたが、

「きょう、ほいくえんじゃないほうがよかったのー」と泣かれました。

布団の中で抱き寄せて、おなかの上に乗せぎゅぅと抱きしめ、話をしました。

 

「お母さんと離れるのが寂しくなっちゃったの?」

「うん」

「でも、今日はパウ・パトロールの日だよ。」

「昨日は、保育園が楽しみで “えんちょうがいいな” といってたじゃない。保育園、いつも楽しいでしょう?」

少し落ち着き泣きやんだので、

 

「今日の朝ご飯は何にする? おにぎり? カレーパン作ってあげようか?」

「かれーぱん、にしゅる…」

「分かった。作ってくるね」

「おとなのからいのじゃない、かれーぱんね」

 

朝食の用意をしていると、またシクシク聞こえてきました。

あ、また泣いている?

と思っていると、だんだん声が大きくなり

「さみしぃーよぅー!」

 

本格的に泣き出してしまう前にびゅーんと飛んでいき、また布団の上からぎゅぅー。

 

ここふた月ほど、ほぼ毎日、夜寝るときか朝起きたときに

「きょう、ほいくえん?」の確認が入ります。

「今日は保育園だよ」と答えるとめそめそと泣き、「今日はお休みだよ」と答えると「やったぁー!」と笑顔。

 

「ほいくえんじゃないほうがよかったのー」といって泣かれると辛い…。

仕事を続ける意思が、すこしぐらつきます。

けれど、起きて用意がほぼ整うころには、「はやく、いこうよぅ」と催促されます。

夕・朝、お布団の中にいるときだけ、お母さんと離れたくなくて悲しい気分になるようです。