少し前から、驚くほど単語が増えました。
ぐり君は男の子の割には言葉の発達は遅くないとは思いつつも、保育園のお喋り上手な女の子や、生まれ月が数ヶ月しか違わないのに口が達者な男の子たちを見ていたので、心配というほどではないけれど、単語数が少ないのが少し気にはかかっていました。
しかし、ここ2週間ほどで急に「そんな言葉知っていたの!?」と驚くような単語を口にすることもしばしば。
でも、相変わらずパトロールカーは「きゅうきゅうしゃ」と言ってます。
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今朝、ニュースを見ていると、鹿がおじぎしながら横断歩道を渡る映像が流れていました。じっと見ていたぐり君、「しかしゃん、あるいてりゅ」と教えてくれました。
朝食後にヨーグルトを出してあげると、一人で食べ始めました。しばらくすると、「じぇりーの、ばん」というので、器を確認すると綺麗に食べ終えていました。「ヨーグルト食べ終わったの。じゃあ、次はゼリーの番だね」と、ゼリーを1つだけあげました。
いつの間にか、二語文が自らスムーズに話せるようになったなぁと、しみじみ。
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数日前から、「(お)はよ(う)」の挨拶が出来るようなったぐり君。
昨日の朝は、キッチンで夕食の下ごしらえをしていると、もう私が隣に寝ていないことに気づき、少し泣きべそをかきながら起きてきました。
ソファーに後ろ向きに座り、私の方を向いていました。
小さな手と目元から上のみ見えています。
ソファーに歩み寄り、おでこをくっつけると、2人の影で表情が薄っすらとしか見えません。
「おはよう」と声をかけると、ぐり君の目元が笑った気がしました。
顔を離して、もう一度「おはよう」というと、嬉しそうに笑いながら「はよ」と返してくれたぐり君。
あぁ…可愛すぎる…。
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一昨々日の朝は、ぐり君の方が先に目覚めました。
私が目覚めた後もぐり君とお布団の中でお話をしたり、ぎゅーっと抱きしめたりして、ダラダラしていると
「ぱっぱ、おきぅょ(おきるよ)、おきぅょ」と、言われました。
少し前までは、起きてほしい時は、私の人差し指を1本だけギュッと握って引っ張って連れて行こうとしていたのに…。言葉で催促できるように!!!!
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朝の登園時、工事現場の横を通ると、ショベルカーと手押しのロードロラーが置いてありました。
前日、別の工事現場で、人が乗るタイプの大きなロードローラーを見ていたぐり君。
ロードローラーを指差し、「ちっちゃいろーろろーらぁ」。
おお! ロードローラーを言えるようになったんだね!!
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階段の上り下りと、お風呂に浸かっている時は数を数えています。
階段は、普通に、1、2、3、4(よん)、5、6、7(なな)と数え、10になったらまた1から。これは、なぜかぐり君、数を口にするときに「にーさん、よん!ごーろく」と、必ず1を抜かすから…。
お風呂場では、節をつけて歌うように数えます。「い~ちい、に。さ~んん、し。ごぉ~おお、ろ~く、しーちいぃ…」こちらは、10を過ぎてもそのまま数を増やして続けます。
4と7の複数の言い方、10を超えたときの変化。
覚えるのは後々でもいいから、今のうちに耳が数字に親しむように、と。
先日、階段を登っている際に、急に、「なな、はちぃ、きゅー、じゅぅ。じゅーいち、じゅーに、じゅーさん、じゅーし」と、7から14までカウントしはじめました。
おお! 10以上も、ちゃんと覚え始めている!
最近は、お菓子を上げる際に「1つでいいの? 2つ? 3つ?」と聞きます。
するとぐり君、「ごーろく、なな、はちきゅーごのごにょごにょ」と、選択しにない大きな数で返事してきます。
「3つじゃなく、たくさんがいいの?」と笑って聞き返しています。
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大人にお伺いを建てる際、「いい?」と聞くようになりました。
エレベーターのボタンを押す前、ここで間違いないか、押していいかを、ボタンに指をおいた状態で「いい?」と確認します。
大好きなミカンを2つ食べたいときも、「みかんちょーだい。いい?」と聞いてくれることがあります。
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「あとで」も覚えました。
夕食の支度をしている私のスカートにまとわりついて「ぜりーちょうだぃ」の催促。
「さっき1つ食べたでしょう? それにもうすぐご飯だよ」というと、自ら「あとで?」と聞いてきます。
駄目という前にこう聞かれちゃうと「そうね。ご飯のあとならいいよ」と返事せざるを得ません。
くりくりした可愛い瞳で、期待を込めて「あとで?」と聞いてくる子に、NOはいえない…。
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先日、保育園仲間のお母さんに「ぐり君の走り方、いいですよね!」と言われました。数日前にも同じことを言われていたので「なんか、ドタドタして危なっかしい走りで…」と返事をすると、「あの、一瞬宙を浮くような、宙をかけているようなあの走り! うちの子も少し前まであんな風に走っていたのに、もう今は違っていて…ムービーに撮りそこねたんです。惜しいことしました」と。
確かに。なんだか連続で跳躍しているような走りです。
見ている方は「右足に左足を引っ掛けて転びそう!」とヒヤヒヤしていましたが、この走りも上手になってしまったら見られなくなるのか。
本当にたくさんの言葉を覚え、たどたどしくも話せるようになってきました。
舌っ足らずな可愛い言葉、私を目指して一目散に走ってくる姿…可愛すぎる…。
「魔の2歳児」の魔を感じたのは、10月頃の一瞬だけだったなぁ。
昨日帰宅後、夕食を作る合間に玄関のクリスマスの飾りを仕舞い、お正月飾りにかえました。
玄関扉にしめ縄も飾ったので、あとは本物の鏡餅を買ってくるだけ。
いよいよ、今年もあと数日でお終いです。