悪いことをしたのに「ごめんなさい」を言おうとしないぐり君の態度に、さらに怒りを募らせてしまう自分に戸惑っていたのが、10月のはじめ。
達観して気持ちを切り替えたのが10月中旬。
そうして、10月下旬。
ぐり君、いつのまにか「めんしゃぃ」(ごめんんさい)が言えるようになりました。
10月初旬のぐるぐるしていた自分に教えてあげたい。
焦らなくても大丈夫!と。
10月中旬に気持ちを切り替えてからは、ぐり君に「ごめんなさい」の言葉を強要するような声がけはしていませんでした。
かわりに、絵本を活用しました。
友人が誕生部にプレゼントしてくれた「のらねこぐんだん パンこうじょう」の絵本。
ぐり君のお気に入りの絵本です。
私も何度も読み聞かせをしているので、絵本がなくても内容を語れるほど。
保育園の帰り道でお話を口ずさむのですが、ぐり君も私と一緒になって、時には私よりも先に台詞を口にしています。
暗記してしまうほどお気に入りのこの絵本。
後半に、のらねこぐんだんがワンワンちゃんに怒られるシーンがあります。
"あなたたちは よなかにしのびこんで こんなことをして いいとおもってるんですか"
"いいとおもってません ニャー"
"では、わるいことをしたとおもっていますか"
"おもいます ニャーニャー"
このやり取りの中に、私は
"ごめんなさい ニャーニャーニャ-"
という台詞を付け足して絵本の読み聞かせをしていました。
多分、この刷り込みのおかげだと思うのです。
ありがとう! のらねこぐんだん!
ありがとう! ワンアンちゃん!
ありがとう! 絵本をプレゼントしてくれた友よ!