片隅でひっそりと

~共働き家庭の 仕事・家事・育児~

初めての食物アレルギー反応に右往左往

もう数週間前の話。保育園のお迎えの際に「左足の小指の節部分が切れていますね」そう先生に指摘されて足の裏を見てみると肌がぱっくり割れていました。血も出ておらず本人も痛い素振りを見せなかったので、そのうち治るだろうと思って放置していました。

 

日曜の朝、ぐり君の足の指の傷が白っぽく膨らんでいるのにしているのに気づきました。触っても、本人はくすぐったいと笑うだけで緊急性はなさそうだったので、月曜日に早退して病院に連れて行こうと思っていました。

外出してたくさん遊び、帰りの車中で熟睡。家に付いて目覚めたとたん「あっしー、いたぃーー」と急に大泣き。

靴と靴下を脱がせてみると、白い範囲が広がっており化膿している様子。腫れも大きくなって熱を持っています。夜間診療の時間になっていたので迷ったのですが病院へ連れていきました。

 

まだ研修中らしき若い先生が、患部を容赦なくグイグイ押します。その度にぐり君は「いたぃのぉー」と泣きます。「痛そうだね」といいつつ何度もグイグイ押す先生…他のベテランと思わしき先生に「痛いといってるでしょ、可哀想に」と止められてバツの悪そうな顔をしていました。

ぐり君は災難でしたが、ちょっと笑えました。

その後、かなり待たされたあとに小児科の先生にバトンタッチされ、「蜂窩織炎ではなさそう。様子見で大丈夫だと思うけれど、念の為」と、採血してくれました。

採血で、ぐり君はさらにギャン泣き。

検査結果が出るのに時間がかかると言われたので、待つ間に夕食代わりのおにぎりとご褒美のりんごジュースを買ってきました。が、おにぎりは食べるのを拒否。りんごジュースはパック1本飲み干しました。

 

その直後から、なんだか様子がおかしくなりました。

病院の待合室で抱っこしていると時々体がぶるぶるっと震えます。最初はしゃっくりかと思ったのですが、しゃっくりのようなリズムがない。おしっこの際の震えにしては回数が多すぎる。

隣でウトウトしている旦那さんにを起こし、「何度もぶるって体が震える。普段こんなに震えないよね? 自分が抱っこしていると上から見下ろす形になるので顔が見えない。様子が見たいから抱っこしてあげて」と、抱っこをかわってもらい子どもの様子を見守ると、吐きたいけれど吐けない、そんな感じがしました。

自分で抱っこし直し、洋服をめくったり、あちこち確認。

…肌の色が、明らかにおかしい。採血して血が少なくなったからかもしれないけれど、腕が紫がかって見えるし、指で押した時に真っ白になって血の気が戻るのが遅い。腕や足に、丸や帯状で肌の色がかわっている箇所がある。背中にも発疹ができ始める。

「なんだか、おかしい。検査結果が出て呼ばれたら、先生に聞いてみよう」と旦那さんと話し、ぐり君が安心できるよう向かい合わせで抱っこし直しました。

すると、突然ぐり君が嘔吐。

私の洋服はびしゃびしゃ…。出したものはほぼりんごジュースのみ。

持っていたハンドタオル程度では拭き取れず、びっくりして泣いてすがりつこうとするぐり君を抱いてあげたくても、ちょっとこの惨状ではどうにもならぬ…。

床の掃除は病院のスタッフがしてくれるのにお任せし、ぐり君を病院の椅子に寝かせましたが、先程の採血を思い出すのか「こぁぃーー」といって私の体が離れるのを嫌がります。上から覆いかぶさるようにして頬と頬をつけ「大丈夫。大丈夫、ぱっぱはここにいるよ」と話しかけると、落ち着きました。

下着までべちょべちょで気持ち悪かったので、旦那さんにぐり君と私の着替えを取りに帰ってもらいました。

一人でぐったりしている姿を見守っていると、看護士さんに呼ばれました。嘔吐したものが付いている状態でいいのかと聞くと、そのままで構わないというので診察室へ。

先生に、吐くまでの状況説明をし、皮膚が赤くなっている箇所を見てもらいました。そのまま2種の点滴の用意。

点滴の前に旦那さんが戻ってきたので、管が付く前にぐり君のシャツと下着だけ着替えさせました。

自分もトイレで着替えましたが…よりによって、なんで太って履けなくなったズボンを持ってくるかな-! しかも下着はなし! ビチャビチャの下着のままでピチピチのズボンを履く羽目になるとは…!

 

点滴がうまく落ちず、看護士さんが何度も調整を試みますが、最後には「点滴の落ちが悪い。手の皮膚を少し引っ張るようにすると点滴が落ちるので、このように持ってください」と看護士さんに指示されました。

泣きながら点滴の管を引っ張ろうとするのを、さりげなく羽交い締めになるよう私が抱っこして、旦那さんが携帯で大好きな「きゅうきゅうしゃ」の動画を見せて気をそらします。たまに「ぃたぃのぉ-」と、針が刺さっている腕をふりほどこうとします。点滴が終わるまで1時間ほど。長かった…。

普段はなるべく携帯を見せないようにしてきましたが、もう頼りは携帯しかない状態。今後これに味をしめてしまわないか心配しつつも、普段のルールや規制は投げ捨てました。

 

病院に行ったのは、18時ごろだったと思うのですが、点滴が終わり「蕁麻疹の薬を投与しても肌の発疹が消えないので、アナフィラキシーの可能性もあるから、本日はこのまま入院を」と言われたのが、24時半ごろ。

 

さすがにこのままでは泊まれないと、病室を怖がるぐり君をなんとか寝かしつけ、旦那さんに見てもらっている間に一旦帰宅。お風呂と着替えと夕飯を済ませて、再び病院へ戻ったのが2時半ごろ。

旦那さんは汚れた服を持って、入れ替わりに帰宅。

 

その後は2時間おきぐらいに起きて「あっしー、いたぃのぉー」とか、「こぁぃー、だっちしてぇー」と病室を出たがるぐり君をなだめながらなんとか朝を迎えました。

(今まで「だっち」(抱っこ)と要求していたのが、このタイミングで「だっち、してぇー」になりました!)

 

 

翌日の朝に薬を処方してもらい退院。

日中は38度5分、深夜には39度まで熱が上がりぐったりして終日ほぼ寝ていましたが、薬を飲ませていたら火曜日の朝には熱も下がり、発疹もかなり引きました。

 

火曜日に、アレルギー症状の経過観察してもらいました。

先生の所見では「だいぶおさまったね。今までりんごでアレルギーが出ていなかったのなら、体調が悪かったり疲れていたりで、たまたま出ただけだと思う。」とのことでした。

1回出たぐらいでは、パッチテストはしないんですね。

 今後は、体調が戻ってから少量与えて様子見をし、再び出たらまた受診するように言われました。

足の「様子見」と言われていた患部は改めて見てもらい「膿んでる。膿を出したほうがいいね」ということになり、こちらも処置してもらいました。

 

水曜日には、保育園に登園できました。

 

 

離乳食で色々な食材を試してきましたがアレルギーで引っかかったものは今までなく、「まだ試していないのは、蕎麦とピーナッツだけ」という状態だったので、まさかりんごジュースでアレルギー反応が出るとは思わず…油断していました。

 

「ジュース」「アイス」「ゼリー」これらは、家にあればあるだけ食べたがります。

私も「1個だけね」と言いながらも、何度も「じょーだい」と冷蔵庫を開けられたり扉を開けっ放しにされるとイライラしてしまい、イライラの要因を防ぎたくて根負けしてあげてしまうことも多々。

自分の性格上「冷蔵庫にあるのにあげない」というのがなかなか出来ないので、しばらくは「アイス」「ジュース」は購入しない。「ゼリー」は購入してもいいけれど常備はしない、としようと思います。