片隅でひっそりと

~共働き家庭の 仕事・家事・育児~

義実家から梨とおかずを貰う

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里帰りすると、実家では両親がいつもたくさんの野菜をくれていました。

父が趣味で作っていた無農薬野菜。

結婚前は、帰省時は電車移動だったので、「そんなに持ちきれないよ。少しでいいよ」といいながら貰って帰っていました。

子どもの為にとあれこれ用意してくれる親に、いらない、と断るのは少し心苦しく。

結婚して車で帰省するようになり、断ることなくたくさん野菜を持ち帰ることができるようになったのに…。

2度ほどしか、貰って帰ることが出来なかったなぁ…。

お父さんが作る、大きな冬瓜や、山ほどの甘いプチトマトをもっとたくさん食べたかったなぁ…。

 

今年は、義実家からたくさんの梨をいただいて帰りました。

他にも、ひじきの煮物、切り干し大根、昆布の佃煮といったおかずを少しずつ。

帰宅した翌日から仕事だったので、いただいたおかずは副菜として毎日少しずつ食卓にのぼりました。1品副菜があると、夕食の支度が楽になり、助かります。

でも、実家で貰う食べ慣れたものとは違い、「あ!ひじきの煮物、少しピリッとするものが入ってる!?」と、新鮮な味付けで、時々驚きます(笑)

 

たくさんの梨は、夕食後のデザートに。

 

小さな頃は「夕食後のデザート」は毎日のことで、林檎や蜜柑などが主でしたが、季節ごとに、苺やさくらんぼや柿、時にはパイナップルやパパイヤなども食べさせてもらっていました。当時はデザートがあって当たり前という感覚だったけれど、あれは当たり前ではなかったんですね。

今、うちでは夕食後のデザートは出していません。今のところは、ぐり君の要望に応えて「毎朝バナナ」。とてもリーズナブル!

 

連休後の5日出勤に疲れ、待ちに待った土曜日の朝。

7時を過ぎたのに、まだみんな寝ています。

日差しが明るくて、でも寝静まってシーンとした休日の朝の雰囲気が大好き。「今日から2日間は休み!」というウキウキ感を一番感じられる時間です。

傷んでしまう前に、美味しいうちに食べてしまおうと、冷蔵庫から梨を取り出しました。

キッチンに立って梨の皮を剥くと、シャリシャリと涼しげな良い音が響きます。

みずみずしくて美味しそう。

 

果物ナイフは、私が小学生の時に母が「あなたの包丁よ」とくれたもの。

林檎がデザートの日は、自分で美味しそうな林檎を選び、食卓で母に見守られながら皮むきをしました。

林檎の皮むきは、必ず妹と競っていました。

「早く剥く」では、焦って怪我をしてしまう恐れもあるので、競う内容は「どちらが長く剥けるか」でした。

太く剥くと、長さが短くなってしまう。しかも太いとクルクルと剥いた皮のカーブがキツく、すぐに裂けてちぎれてしまいます。

なので、細く・薄く剥くことが大事。時間をかけて丁寧に剥きます。千切れたらそこで終了。

剥いた皮を摘んで、そーっと持ち上げて立ち、妹と並んでどちらが長く剥けたか比べていました。

 

今は、いかに早く剥くか効率重視で、8等分にしてから剥いています。

しかも、妹の方が料理上手。妹は千切りもみじん切りもプロ級です。今では林檎の皮むき競争をしても勝てないだろうなぁ。

 

 

梨を剥いていると、ぐり君の声と、たたっという軽い足音がしました。

今日は朝から、ぐり君の好きな果物が山盛りです。