片隅でひっそりと

~共働き家庭の 仕事・家事・育児~

朝は6時半に起床したいのに

先週の話。 

旦那さんが起きる前にふと目を覚ましました。

前日に寝かしつけで撃沈してしまい、お風呂も入らず洋服のまま朝まで寝ていました…。

ぐり君が寝ているうちにと、そっと起きてシャワーを浴び、5時半を過ぎたのに旦那さんが起きてこないなぁと思いながら寝室に戻ると、ぐり君の手をにぎにぎしながら顔を覗き込んでいる旦那さんが。

「5時半過ぎてるよ? 準備しないの?」と訊くと、

「一人で寝ていて泣いちゃうといけないと思って」と、私が戻ってくるのを待っていたと。

ありがとう。しかし。

「手をにぎにぎしていたら返って起きちゃうよ」

 

案の定、旦那さんが手を離して支度を始めると、ぐり君はうっすら目を覚まして「んーー」といいながらゴロンゴロン。

慌てて私がとんとんをして寝かしつけると、寝ながら「ふふんっ」と笑っていました。

 

旦那さんが出勤後、6時に目を覚ましたぐり君。

最近は朝に「とーたんっ、とーたんっ」と、旦那さんがいないと訴えて泣くことがあり、その度にLineで「とーたん、といいながら泣いていたよ」と伝えていたのですが、今日はちょっとぐずった後に

「バナナ食べる?」

「んっ」と少しぐずりながらリビングを指差し。

「じゃあ、抱っこしていく?」

「んっ…(ぎゅー)へへ」で、ご機嫌は回復。

 

登園後のLine連絡で、

「今日も元気に登園。朝出かける少し前にぺたぺたブロックで遊び始め、まだ遊びたいとぐずったけれど、保育園まで少し歩き、ご機嫌に」

とメッセージを送ると

「とーたんなし?」

と返って来ました。

 

「今日はなかった!」と送ると、返って来たメッセージは

_| ̄|○

 

 

父親の悲哀を感じました。

でも、子どもと触れ合う時間を増やすのは、旦那さんの裁量次第(毎週の金・土にお稽古の時間を最優先しているのは彼の都合でしかない)でもあるので、同情はしません。

 

 

 

そうして、本日も。

5時半に旦那さんが起きたのに気付いたもののうつらうつらしていたら…。

またもや、出社の準備を整えた後にぐり君の寝顔を見ながら、頬をなでたり手をにぎにぎしたりする旦那さん。

私はまだ目が覚めず、抗議の言葉も「なにやってるの…」程度しかいえませんでした。

そうこうするうちに「起きちゃった!」と焦る声。

このとき5時40分。

がばっと布団にうつぶせて、旦那さんは寝たふり。

あ、ぁ~。ぐり君、リビングに行き、お気に入りの車のオモチャを眺めてる。

もうダメかも…二度寝しないかも…。

旦那さんに「見つからないよう、早くいって」と小声で出社を促す。

 そのうち

「たーーー!」と号泣。

「どうしたのー。こっちにおいでー」と声をかけても反応ナシ。

私が起き出してリビングに行き、ぐり君抱っこすると同時に旦那さんが玄関から飛んで戻ってくる。

…だから、戻ってこなくていいから早く行って…。

玄関の音が聞こえないよう、たくさん話しかけて、バナナで釣る。

しかし、バナナを握り締めたまま、泣きながら玄関まで走るぐり君。

セーフ。旦那さんの姿はもうそこにはナシ。

玄関ドアをみつめて「とーたん!とーたんっ!」とわんわんと泣くぐり君。

どうなだめようかなぁと途方にくれていると、玄関のたたきに小さな虫が!

好都合!!

「りーたん、りーたん、むしむしがいるよ!!」

その一声で、わんわん泣いていたのが、ピタリ。

「むしさん、可愛そうね。お外に出してあげようか?」

「んっ」

チラシ広告をスコップのようにして、虫をのせてお外にポイ。

「ばいばーい、したよ」の報告に、晴れやかな顔でバナナを持ってリビングに帰るぐり君。

とーたんのことは、もうすっかり忘れてます。

 

 

 

寝ている子はいつも以上に可愛く見えてちょっかいを出したくなる気持ちはわかるけど。

私が睡眠不足で朝の支度がはかどらなくなるから、やめて…。

 

「虫で機嫌がなおったか。それもさみしいな」

じゃなくて。

私の手腕をたたえ、面倒をかけたと労わって欲しい!