最近、家から園へのルートを変えました。
今までは、少しだけ遠回りでも、大きくて広い道を使っていたのですが、車の事故のニュースを目にすることが多く、また、ぐり君が歩きたいと主張することも増えたので、住宅街の道を歩くようになりました。
新しいルートは、中学校の横を通ります。
夕方は部活が始まる時間で、サッカー部の子たちが校庭の隅で2人1組でパスの練習をしています。
それを見て、毎回ぐり君は「あーしぃ」といいながら、抱っこ紐で抱っこされた状態で足をばたつかせます。
すぐ近くにいるグラウンドの中学生たち指をさして「ふんふーーんっ」と、一緒にやりたいと訴えます。
「ぐり君はまだ入れないの。帰ったらお母さんと一緒にやろうね」
「…ん」
という会話をしながら帰宅します。
今日は、靴を履かせて登園しました。
金曜日は旦那さんが深夜に帰宅するので、保育園の帰りに公園に寄ったりのんびり手を繋いで散歩しながら帰ろうと思って。
しばらく抱っこで歩いていると、ぐずりながら抱っこ紐から抜け出そうとあがくので、「降りたいの? 歩きたいの?」と訊くと
「んっ」との返事。
抱っこ紐を外しながら、
「ちゃんとお母さんと手を繋いでね。車がきたら抱っこだからね。お約束ね。わかった?」
のやり取りの後、下ろしました。
ガードレールの内側、さらに子どもは建物側にして、二人で手を繋ぎ、てくてくてく。
中学校の脇を歩いていました。
ちょうどグラウンドの横に差し掛かった際のこと。
ぐり君が止まったので、どうしたのかな?と足元に目をやると。
「ぽーん」
といいながら、右足を振り、ボールを蹴る真似を!!!
「ポーンしたの! 上手ね! お母さんもポーン! ぐり君も、もう一度ポーン!」と2人でしばらくボールを蹴る真似をしました。
ぐり君の「ぽーん」可愛かった…。
毎朝、旦那さんが会社に行ったあとに一人で子どもの面倒を見て、出勤&登園の準備をして保育園に送っていくのは大変だけれど、その大変さの時間の中にこうした喜びが散りばめられています。
たまには「もう少し育児を分担して!」と思うこともあるけれど、こういう瞬間を誰よりも多く目にできるのは役得。