片隅でひっそりと

~共働き家庭の 仕事・家事・育児~

理想の家を探す

土曜日の朝。

ぐり君の起床に合わせ6時半に目を覚ますと、旦那さんがいない。

どこに行ったのかなー?と思いながら、ぐり君がバナナを食べるのを見守っていると、旦那さんが帰ってきた。

どうやら、車の手入れをしていたもよう。

で、腰を痛めた。

 

土曜は旦那さんのお稽古日で、いつもは私とぐり君と2人で過ごすのだけど、今日はお稽古は休むというので、「さて、今日は何をして過ごそうか?」と、外で朝ごはんを食べながら相談。

旦那さんが、「この近所に気になっていた物件があったよね。散歩がてら見に行こうよ」というので、朝食後に3人で散歩。

 

中古の一軒家。

近所まで来ているけれど、サイトに掲載してあった外観の家が見当たらず。

不動産やさんに電話をし、場所だけ教えてもらう。

 

現地に到着。

あ、いい感じ。好印象。

私の好みは和風の家だけど、見に行ったのはしっかりした作りのちょっとレトロな洋風の家。可愛い。

中が見たいね~となり、結局は不動産やさんに鍵を持ってきてもらい、内覧させてもらう。

 

私の希望は、「生活スペースのほかに、和室8畳+和室4.5畳+水屋」

旦那さんの希望は、「贅沢を言えばガレージが欲しい。最低条件は車庫」

 

…私の希望が、ハードルが高すぎですね。

 

条件を下げたとして、「生活スペースのほかに、和室8畳+水屋」

和室4.5畳は、8畳間を一時的に仕切れば、茶道の稽古はことは足りる。

でも、自宅で茶事をやるのに、控えの間(4.5畳)があったら助かるんだけど…。

贅沢はいえない。

色々物件情報を見ていても、1階に8畳間があるうちなんてほぼない。

せいぜい6畳間。最近の物件は洋室しかないことも多いし。

 

内覧すると、8畳の部屋は広い床の間もあるし、収納もしっかりついているし、いい感じ。

でも、この間取りだと水屋を増築するのは無理だな~…。

水屋はなしで、廊下挟んだキッチンを使うしかないか。

 

旦那さんが一番気になるガレージは、電気が通っていなくて電動のシャッターが開けられず。

残念。

 

2階も3部屋すべてに押入れ+クローゼットがついていて、使いやすそう~。収納スペース充実!!

うち、荷物多いから…これは嬉しい。

 

しかし、旦那さんが「キッチンが小さい」と。

L字型でミニマムではある。そうして建物の構造上、これ以上大きくはできない。

でもまあ、仕方ないんじゃない?そこは重要事項ではないという私と、料理の準備の際にスペースがないとやりづらいよという旦那さん。

作業台を置けば良いんじゃない?といったけど、旦那さんの反応はイマイチ。

 

私は、不動産に関しては自分の希望を100%叶えるのは無理と思っているので、自分の希望に優先順位や条件をつけて上位がクリアされていればOKと考えているけど、旦那さんはなるべく希望をすべてクリアしたいと考えるタイプ。

(今の賃貸の家を選ぶのも大変でした…)

 

全部屋が明るくて風の通りもよくて、外観の印象もよし。

価格も交渉すれば、リフォーム込みで希望の範囲に収まりそう。

でも、難点は、駅からちょっと遠いこと。

徒歩17分。

しかし、バス停は目の前なので、バスを使えば駅まで5分程。

「遠いと通勤大変だよ。今より20分は余計にかかるよ。保育園のお迎えギリギリだよ」

「茶道教室をひらいても、駅から遠いと生徒さんが集まらないよ?」

といわれ、うーーん、確かにそうなんだけどさ。

 

…今の賃貸の家、駅から徒歩4分だもんね…。

最初に賃貸物件を選ぶ際、「駅から徒歩15分~20分でもOK」という旦那さんを説得するのに大変だったのに…。

「毎日毎日15分・往復30分も歩くのは苦痛!」→「歩くの楽しいじゃん。健康的だし」

「雨の日に15分も歩きたくない」→「1年のうち会社がある平日に雨が降る日なんて、実質は数日だよ」

説得がまったく響かず、最終的には、過去に夜道で痴漢にあって車に引きずり込まれそうになった恐怖体験を涙目で話し、ようやく駅から遠い物件がいやな理由をわかってくれた。

…それが、今、仇に!

 

「きっと、数年かけて色々見た挙句、やっぱり一番最初に見た家が一番よかった!ってことになると思うよ」

「うん、そうかもねー」

といいつつも、今回は残念ながら見送り。

 

運気が良さそうな家だったのにな。

惜しい。

 

帰りに不動産やさんにより、色々話す。

価格交渉の仕方など、たくさん有益なアドバイスをもらって

「では、また。いい物件があったら連絡ください」

といって帰宅。

 

次回また内覧したいと思う家を見つける前に

「希望」と「ここまでならゆずれる現実的なライン」を旦那さんと刷り合わせしておかないと、いつまでも決められなさそう…。