片隅でひっそりと

~共働き家庭の 仕事・家事・育児~

2時間だけ「子連れ出勤」してみました

先週の金曜日は、子どもたちの午後のお昼寝タイムに、先生と保護者の懇親会がひらかれました。

 

日ごろ、お迎え時などに忙しなく挨拶をかわすのがせいぜいなので、クラスの子のお母さん・お父さんたちと話ができるのを楽しみにしていました。

この日は、13時~15時の開催で、保育も15時までとなっており、子どもたちは会が終わり次第の引取り。13時からのスタートでは午後休をとっても間に合わないので、1日全休を取りました。

午前中だけとはいえ、久しぶりに子どもが居ない時間を堪能~!と思って、週末が繰るのを楽しみに待っていたら…。

 

MTGの時間調整をしていたクライアントから「金曜日の17時からを希望」との連絡が。

その日がNGな理由を話し、別日程でのお願いをしたところ「子連れでもいいですよ」との返事。

「え~…仕事になるのかしら…」と不安に思いながらも、上司と相談し、午前休み・午後子どもを連れてMTG直行という変則的な勤務になりました。

 

1日休みでウキウキな週末を過ごすはずが、バタバタな1日に。

朝、保育園に子どもを預けて帰ってきたら、MTGの用意、子連れ外出のための用意。さらに、15時ピックアップでは保育園で午後食食べずに終了(いつもは、保育園で11時と15時の2回食。家での食事をあわせたら4回食)になるので、移動中にお昼が食べられるようにと、子どものお弁当作り。

 

ちょっと休んで、早めのお昼を食べて、保育園の懇親会へGO!

懇親会の最後で今年度のクラス役員決めがありましたが、当日スムーズに決まるよう事前に根回ししてあったので、話を振ってから3分で決定!

おかげで少し早く終わり、荷物をたんまり積んだベビーカーに子どもを乗せて、電車でクライアント先へ。

天気も良く、がらんとした電車の中で、ちょっとピクニック気分で子どもにお弁当を食べさせました。

 

クライアント先は業態ゆえに普段から子どもたちが集まる場所でもあるので、おもちゃや図鑑が部屋のいたるところに点在しています。

MTGメンバーも、みんな先輩お父さんお母さんたちばかりで、いたずらする子どもを温かく見守ってくれながら、話は進行。

しかーし。ディスカッションが始まる頃に、部屋の入り口で遊んでいた子どもが、人が部屋に出入りするのを見ているうちに「あれ?おかあさんは?」となったようで、突然号泣。

抱っこしてあやしながらのディスカッション…MTGメンバー内でひとりマルチタスク状態。

子どもが本棚からたくさんの本を引っ張り出すのを制しながら、乗り物の図鑑を見せて気を引き、その一瞬の隙にMTGで意見を発言。

…正直、集中できませんでした…。

ものすごーーく脳みそを使った感じはありましたが、もっとMTGの内容に深くコミットしたかった…。

 

 

そういえば、もう20年以上前に勤めていた会社で、子連れ出社をしていた社員がいました。先進的…とも思いますが、昔は女性が働き続けるためのサポート環境が整っていなかったので、むしろそういうことは往々にあったのかもしれません。

その子は、小学校が夏休みに入ってしまった際に預け場所がなくて、数日会社に来ていました。足元でかくれんぼする子どもの相手をしながら、仕事してたのは楽しい記憶として残っています。

15年ほどして、その身内の方のお葬式に行った際にその子と再会。二十歳になったのに当時のことを覚えていてくれて話しかけてくれたのが嬉しかったです。

 

 

子どもがもう少し大きくなり一人遊びが上手になれば、緊急時の子連れ出社はできそうな気がします。(周囲がどう思うかは横に置き)

でもやはり、業務に集中できなかったり、外出などの行動に制限がかかったり、周囲のメンバーにも子守の協力を仰ぐことになってしまうので、業務の効率は落ちてしまうと思います。本当に「緊急処置」としての選択肢でしかないなーというのが、今回の感想です。