片隅でひっそりと

~共働き家庭の 仕事・家事・育児~

夫婦2人での育児+心強いサポート

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うちは、両親・義両親ともに県外です。

車で2~3時間ほどの距離に住んでいるので、休みの時の帰省は気楽にできますが、日々の育児の戦力としての期待はできません。

里帰り出産もせず、産後の帰省もせず(できず)、子どもが生まれた瞬間から、夫婦2人で子育ての荒波を乗り越えてきました。

 

夫婦共働きで、親のバックアップもなく、病児保育も使わず、1年間よく乗り越えられたな~と思います。

 

 

今まで、育児に関して判らないことがあると私に聞いてきていた旦那さん。

それでもわからないことがあると、保育園の担当の先生に聞いていました。

しかし、このGWでちょっとだけ変化が。

 

最近、ぐり君は、食事の際にご飯を投げたり、コップの牛乳をわざとこぼしたり…そばに付きっ切りで食事の面倒を見ていればたいていは防げるのですが、夕方の忙しい時間、目を離した隙にやられてしまうことも多々あります。

 

先日も、旦那さんにぐり君の面倒を見るように頼み、夕食の準備をしていたときのこと。

おなかが空き始めた様子のぐり君に、小腹を満たせればと牛乳をコップに注いで渡したら、飲みたくなかったのか、仁王立ちでばしゃーーー!っと。

いつもは、私がぐり君に「ダメ」とたしなめ、後片付けをし、ため息をつく私に旦那さんが「小さいんだから仕方ないよ」と諭していたのですが。

この日は、ぐり君の面倒を見るのは旦那さんに頼んだのだから、と、後片付けも旦那さんに任せて、私は夕食の支度を続行。

後片付けをしては、また散らかされ、この日の旦那さん、完全に心が折れていました。

寝かしつけの時、「今日は心が折れたから、自分ももう寝る」と宣言(笑)

 

次の日に「どうしてやるのかな?」と、旦那さんが聞いてきました。

「牛乳いらなかったからじゃない? 飲みたくなかったから、お風呂で水遊びするのと同じように零しただけで、悪気はないと思うよ。牛乳はあとで臭くなるなんて知識はないから、ことの重大さが理解できていないんだよ」

「…保育園でもやってるのかな~?」

「やってるんじゃない? 前に先生に、お皿からお皿への移し変え遊びの相談をした際に“保育園でもやってます”と連絡帳に返事が書かれていたもの」

「他の子もやっているのかな?」

「さあ…それは聞いたことないけど、多分やってるでしょ」

という会話を夫婦間でしました。

いつもなら、ここで終了なのですが、私からの返答が煮え切らないものだったからか、旦那さんがお稽古仲間(小学生の子がいるお母さん)から情報を仕入れてきました。

とはいっても

「相談したら、“うちの子もやっていた。みんなやるけど、そのうち落ち着くよ”と、いわれたよ」というものでしたけど。

私としては「お稽古の際に、ほとんど面識がない人に話しかけて聞いてきたの!?」と、旦那さんの積極性にちょっとびっくり。

 

子育ての悩み相談の返答は、たいていこれですよね。

でも、テンプレか!と言いたくなるこの返答を聞くだけで、「じゃ、仕方ないか」と毎回気持ちがリセットできてしまうんですよね。不思議。

 

親の悩みの根底には「育て方を間違えたんじゃないか」「自分たちのやり方・しかり方が悪いんじゃないか」があって、悶々とするんだと思います。

しかし、先輩たちから「幼少期特有のもの」というお墨付きをもらうと、自分たちの育て方が悪いわけではないと安心するのでしょう。

 

 

もう1つ。GW中に私の実家に帰省した際のこと。

旦那さんが、私の母に「ぐり君、すっごい食べるんですけど、食べすぎじゃないでしょうか?」と聞いていました。

それについての母の返答は「孫(4人)の中で、一番よく食べるわね」でした。

「ですよね! 食べすぎですよね?」

「でも、太っていないし。運動量とバランスが取れているんだからいいんじゃないの? R君(甥)は食が細くて身長も伸びないと嫁子さんは悩んでいるぐらいだから。ぐり君は小さく生まれたし、たくさん食べるぐらいでちょうどいいのよ」と。

この返答で、旦那さんは納得していました。

私も似たようなことを言っていたのですが、先輩からの言葉のほうが腑に落ちるようです。

 

本当に些細な一言だったりするんですが、こういう風に周囲からアドバイス経験談を聞けると、普段の「夫婦2人だけ」の閉じた環で子育てしている感じから、ふっと解き放たれて気持ちが楽になります。

相談に乗ってくてた方は、ただの世間話の一環ぐらいの気持ちでしょうが、こちらにとっては心強いサポートです。