片隅でひっそりと

~共働き家庭の 仕事・家事・育児~

とうとう、イヤイヤ期に突入!

「いやいや」「うん」の意思表示が、今月頭にあった一歳半検診のあとから出来るようになりました。

さらに、「ね」も覚えました。

 

今までは、「ぐり君は自分では話せないけど、子どもに話しかけるような平易な言葉であれば、こちらの言っていることはほぼ理解できている」と感じていました。しかし、こちらの要望を伝えることのみで、コミュニケーションは一方通行気味。

「いやいや」をされなければ、イヤじゃない=OKと、こちらが解釈をしていました。

 

しかし、「うん」と「ね」を覚えてからは、コミュニケーションが格段に深く・広がりました!

単に、「No」から「Yes」が1つ増えただけと思っていましたが、違いました。

「うん」と「ね」により、「共感」というコミュニケーションも増えたのです。

 

昨夜の夕食時、ぐり君は一人で納豆ご飯と格闘していました。

納豆ご飯をスプーンですくっていると、どうしてもお皿から少しこぼれてしまう。

最初は「ぁ、ぁ」と指で拾い上げて食べていたのですが、それが何度も続くうちに、どんどんご機嫌が悪くなり、最後には大爆発!大号泣!

お皿のうえに涙がポロポロ落ちていくのが見えました。

「大丈夫だよ。ちゃんと上手に出来ているよ。」と声掛けしても、首を横に振り「いやいやいや」。イヤという主張より、そうじゃない、出来てない、という意味なのでしょうか。またはお母さんから慰めの声掛けされること事態を拒んでいるのか。

しまいには、椅子の上で体を捻って大暴れ! ハイチェアから体が落ちそうになり、あわててキャッチ。

 

気分転換に抱っこや散歩を提示しても、全力の「いやいやいや」。

こりゃだめだと思い、危ないからと、リビングの小さな子ども用の椅子に移動。

いまだ大暴れでいやいやが続く中、とうとう、手がコップにあたり、トマトジュースを床にぶちまけてしまいました!

ぐり君が大好きな、乗って遊ぶパトロールカーにも、びしゃっ!と飛沫が。

その様子は、さながら殺人現場のよう!

 

コップを落として、大好きなトマトジュースがこぼれてしまったのを見て、「ぁ」と指差し、泣き止むぐり君。

 

「あ~…。大変なことになっちゃったね…」

「ね」

「これが大変なことだと、わかっているの?」

「んっ」

「そうか~」

 

その後、こぼれたトマトジュースを私が片付ける間は、神妙な顔をしていました。

お気に入りのパトロールカーについた飛沫も指差しをして教えてくれたので、綺麗に拭き拭き。

 

「綺麗になったかな? これでいい?」

「ん」

 

…ちゃんと、言葉のキャッチボールが出来ています!!

まだまだ語彙は少ないけれど、「いやいや」「うん」「ね」のたったの3つの言葉で、お互いの気持ちや意思は、ほぼ完璧に伝えられるのですね!

 

それと同時に、いやいや期に突入したのだと実感。

 

昨日は、朝、大好きなバナナを食べる際にもひと悶着あったのです。

バナナの皮をおさるさん剥きにして食べている際、半分まで来たので食べにくいだろうと「お母さんが剥いてあげるね」と声かけをして皮を剥きました。

…声掛けまでは、意識していたのです。徐々に自己主張が出てくるから、何かを勝手にするのではなく、ちゃんと声をかけてからやろうと。

しかし、失敗したのは「ぐり君の反応を待たなかったこと」。

声をかけてすぐにバナナの皮を剥いてしまったために、大号泣へと発展。

朝はバナナ1本食べ終わるまでに、3回も大号泣していました。

最後に泣いていたのは「残りがあと少し。大好きなバナナがもう1口分しかなくなってしまった」のが悲しかったようです。

 

もう、「自分でやりたい」「失敗した」「うまく出来ない」これらの主張が始まりました。

「イヤイヤ期」という言葉はとてもわかりやすく、またまさにこの時期の子どもの反応をずばりそのまま言い表してはいるのですが、根幹の理由とはギャップがあります。

 

まだ上手く伝えられないから、すべて「いやいや」で表現していますが、子どもの心の中ではさまざまな理由があります。そして自分の気持ちを他者にわかるよう表現していること自体が自立へ向けた大きな飛躍です。

 

いつまでも収まらない子どもの癇癪に、時にはうんざりしてしまうかもしれませんが、お母さんを困らせようとして「いやいや」をしているのではなく、「自分で出来るようになりたい」という気持ちの表れだと忘れないようにして、子どもの行動や主張の芽を摘んでしまわないよう、傍らに寄り添い見守っていけるようがんばろうと思います。

 

これから、1年以上続く試練です。

しかし、親にとっては試練ですが、同時に子どもの成長の過程でもあります。

「いやいや」された記録も、このブログに残して、5年後ぐらいに当時を懐かしみながら読み返したいです。

 

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ぐり君がお気に入りの写真。

ここ3日ぐらい、ぐり君は6時起き…。

起きた瞬間に「ぶっぶ!」と、私の携帯を指差します。

どうやら、お気に入りの「ぶっぶーに乗った自分」の写真を見たいらしく、見せるとニヤニヤしています…。