片隅でひっそりと

~共働き家庭の 仕事・家事・育児~

家の中の吹き溜まり

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和菓子に、「吹き寄せ」という雅な名のお菓子があります。

さまざまな形状・色の小さな干菓子を寄せ集め、秋の落ち葉のように仕立てたお菓子。

可愛らしい。

 

さて、秋どころか冬も過ぎようとしており、春が間近になってウキウキした気分の今日この頃ですが。

やりたい放題の1歳児を抱えて共働きでがんばっている我が家は、少しずつ、少しずつ荒れてゆき、「吹き寄せ」などという美しいものではなく「吹き溜まり」があちこちに形成されつつあります…!!

 

もともと、「磨き上げる」掃除は好きだけど、「整理整頓」の片づけが苦手な私。

許容範囲を超えてしまうと、もう手に負えなくなり放置してしまうので、結婚当初はそうならないようにがんばっていたのですが。

 

綺麗に片付いていた棚から「発掘!」とばかりに、本やCDを持ち出してくる1歳児…。

それを取り上げ、「同じ場所に戻してもまた出してきちゃうから」と、ひょい、と「子どもの手の届かないところに」に一時避難をさせてゆくうちに、あれよあれよという間に、リビングボードの上、本棚の上、食器棚の上、下駄箱の上に、いろんなものが堆積してしまいました…。

 

バナナとかね、野菜室にしまっておきたいんですよ。でも、一番下の野菜室は簡単に開けられてしまい、「あっ!」と、毎日のようにバナナを「発見!」とばかりに掲げられ「まんま」と強請られるのを避けるには、まだ開けられない冷蔵室にバナナを入れるしかなく…。

玄関の下駄箱の上にあるみかんも、本当はリビングに置いておきたいんですよ…。抱っこしたとたんに視界が開けて「あっ!」と指差しして、駄目だよといわれた途端に「ひぃ~」と、ぐずらなければ…。

 

 

家事の本などには「アクション数は少なく」が、部屋が片付くコツとあるけれど。

1歳児がいるうちだと、これが逆に仇になります!! 「アクション数が多ければ多いほど、子どもに乱されない」のです。

今では、使い勝手の悪い場所、見栄えの悪い場所に積みあがった、いたずらして欲しくないものたち。

リビングボードも勝手に開けられないようバリアしたら、今度は大人もそこにしまうのが億劫になってしまい、リビングボードの上に積みあがるものたち。

毎日、時短で家に帰ってきていても、洗濯や食器洗いなどの必要不可欠の家事にくわえ、子どもが散らかしたおもちゃを片付けるので精一杯。

ずっと小さくて可愛い「乳幼児」でいて欲しいと思いつつも、早く善悪の区別がついて一緒にお片づけができる「お兄ちゃん」になって欲しいと、矛盾したことを考えます。

 

汚部屋ブログのように、片付いていない場所を晒す勇気がないな〜。

Before / after の写真を撮ったらやる気が出そうなんだけど(笑)


さて。

重い腰をあげて、一番簡単な下駄箱の上の掃除をするかな。