片隅でひっそりと

~共働き家庭の 仕事・家事・育児~

「乙女」な旦那さん

うちの旦那さん(50歳)は、乙女です。

見た目は、オジサンだけど…思考が。

うちは、私の方が俗に言う「男らしい」性格じゃないかと思います。

 

本屋でのデート時、女子の恋愛相談室的な本を見た際に、「この女の子、うざすぎる」…とつぶやき、「月に2度もデートしていれば十分でしょ」「毎日メールしあうなんて無理!用事があるときだけでいいじゃん」「仕事と私とどっちが大事?…なんていう彼女、私なら興ざめして別れる」「平日に仕事終わりに会いたい?ちょっと無理。平日は仕事のことしか考えられないし、そもそも終電で帰るのが精一杯」…と、私がいってました。

結婚するまで私は、「旦那さんと私は、恋愛感に関しては同じマインド」だと思っていました。だって、上記の状態で一度も文句を言われなかったから。

バリバリ仕事すると女性も思考が男性化するよね~とは思っていましたが、むしろ2人とも同じ男性的な思考なら、見解の違いがなくて都合がよいね!、と。

 

しかし、実は、私のあまりの素っ気なさに、旦那さんは悩んで友人に相談していたそうです。その内容に、相談相手から「乙女か!」といわれた旦那さん。

私は、結婚してから、旦那さんの思考が乙女だと気付きました。

 

旦那さんの乙女エピソード①

「結婚記念日なんて、多分覚えられない」と言ったら、ショックを受けていた旦那さん…。あまりに悲しげな様子だったので、曜日の影響を受けない固定日の祝日を結婚記念日にしました。

これなら、私も絶対に忘れないので。

…しかし、忘れはしないけど、特に何もしない私…。

旦那さんに「食事に行かない?」といわれたけど、子どもの離乳食の時間などを考えて、返事を渋ってしまい、今年はイベントなしに。旦那さんから花束とクッキー貰いました。

 

旦那さんの乙女エピソード②

結婚当初は、泊りがけで徹夜仕事はしなくなったものの、旦那さんより遅く帰ることもしばしば。平日の夜の雑事を「いかに効率よくこなすか」が私の考え方の基本でした。

ある日、夕食後に旦那さんが食器を洗い、私が布巾でふきあげていた時。お風呂が沸いた合図の音が聞こえました。

私は頭の中で「二人でやれば食器は早く片付くけど、片付いたところで私がお風呂に入っている間、旦那さんは暇だよね。だったら、ここで食器の片付けは旦那さんに任せ、私はお風呂に入ってしまった方が、全部のタスクが終わるのが早くなる!」と算段しました。

旦那さんに「いつも食後の片付けは二人で一緒にやっているけど、片方にまかせて、片方は先にお風呂に入ったほうが効率的だと思う」といったら、

「二人でやってるのは、効率的とかそういうことじゃない」といわれました。

「…え?そうなの?」と、私。

旦那さんは、家事分担とか効率とか、そういう観点ではなく「二人で一緒にやること」が目的であり楽しみだったようです。

ここだけの話……その日の夜は、私は、まーーったく理解も共感もできず…。

次の日、同僚に愚痴ったら、「一緒にやりたいだなんて!可愛い旦那さんじゃないですか!」といわれ、「…そうかな?…そうかも?」と(笑)

そういや、当初は料理も一緒にやりたがり、「次何したらいい?どうしたらいい?」と常に訊いて指示を求めてくる旦那さんに私が「料理しながら他人に指示する余裕なんてない。自分で考えて!」と、ちょっと切れたことがありました。それ以来、二人同時にキッチンに立つことはほぼないです。二人でやるときは、最初に役割分担をしてからスタートしています(笑)

子供が生まれてからは「効率」を考えて、それぞれで別々のタスクをこなすことを了承してくれるようにはなりました。

でもやっぱり、今でも「一緒に保育園にお迎えに行こう」といわれるので、根本はかわっていないのかも。…片方が迎えにいって、片方は先に帰って夕食の用意をスタートしたほうが効率がいいのになぁ。

 

旦那さんの乙女エピソード③

子どもが生まれてから、「夫婦間でのお父さん・お母さん呼びは絶対にダメ!」といわれました。

「お父さんと呼びかけられたって、絶対に返事しない! 今までどおり名前で呼んでほしい」と。

子どもにも名前で呼ばせようと、自分の名前を連呼してがんばっています。

 

 

乙女な旦那さんは、昨日私がうとうとしている間に、豚のしょうが焼きの仕込みをしていました。水曜日は旦那さんが夕食担当なので「今日やっておけば明日楽できるから」と。

ついでに、私のお弁当に焼きそばパンも作ってくれました。…わざわざ一人分の焼きそばを作るなんて、私には面倒でできない。

今日は旦那さんはノー残業デーなので、保育園には二人でお迎えに行きます。旦那さんが用意周到なので、私が「効率」を持ち出す余地はなさそうです。